登山のシメは温泉とラーメン【大山】

17:15
ラーメンをすすりながら、顔を上げるとそこには世界各国のビール瓶。不思議な光景だ。

チェコのピルスナーウルケル、ドイツのビットブルガー、そしていきなり「シブヤビール」なんていう日本のクラフトビールも置いてある。

このシブヤビール、「エナジー」とラベルに書いてあるので、なんでやねんと思って調べてみたら、精力剤の原料でお馴染み・マカが入っているんだという。スゲー。さすが渋谷。

イロモノなビールなのかと思ったけど、クラフトビールの老舗・サンクトガーレンが手掛けているから間違いのないビールだろう。

・・・というのを、お冷やをがぶ飲みしながら観察する。

本来ならラーメン一杯で十分だったのだけど、店頭に「炙りコロチャーシュー飯」の看板が出ていたので、つい。出来心なんです。確信犯じゃないんです。裁判長、減刑と執行猶予を求めます。

でも、出来心バンザイ。うまいなあ、これも。炙りチャーシューは大正解じゃないか。

今日は、登山で消費したカロリー以上飯を食ったぞー。まあ、登山するとむしろ太る、というのは最近の僕の傾向だけど、今回はまさにその典型例となった。阿夫利神社方面に下山していれば、タンパク質補充!とばかりにヘルシーな豆腐を食べていたはずなんだけど。

あっ、今気がついた!

「阿夫利」だから「炙りチャーシュー」なんだ!語呂合わせだ!!

17:26
ZUND-BARに大満足し、お店を後にする。いやあうまかったなあ。でも、再度訪問する機会って、あるんだろうか?車を持っていれば、ドライブがてら・・・ということはできそうだけれど、車は無いからなぁ。

こういうのが一期一会なんだろうな、と思いつつ、バス停を目指す。

見知らぬ土地のバス停を探すというのは、ちょっとしたオリエンテーリングだ。でも、ここは幹線道路ということもあって大変にわかりやすく、立派なバス停だった。広沢寺温泉入口バス停。

バス停から七沢荘の方を見やると、何やら巨大な建物が見える。

AOI七沢リハビリテーション病院だという。でかい!一体どれだけの病床数があるんだ?

機能回復というレベルのリハビリじゃなくて、サイボーグ化するとか、電脳化するといった魔改造までやってるんじゃないかと疑っていいレベル。いや、思い込み過ぎだけど。

このあと、バスに乗っていると、さらに「神奈川リハビリテーション病院」という七沢のそれよりもさらにデカい施設があった。なんだなんだ、このあたりはリハビリの聖地なのか?大山から流れる良い「気」が治療に効果を生むとか、何かあるのだろうか。

18:19
バスで45分ほど、本厚木駅に到着した。

さっきまでのどかな光景の中にいたので、本厚木の明かりがやたらと眩しくギラギラと感じる。そして人の多さにびびる。

逆に言えば、それだけ大山登山というのは現世を忘れてリラックスした時間を過ごせた、ということだ。良い登山だった。

新宿行きの電車がひっきりなしに出発するダイヤにも、今更ながらびっくりする。

首都圏なので当たり前なんだけど、ついさっきまでバスの薄いダイヤを気にしていたのでそのギャップにびっくりだ。

良い山歩きだった。気分転換するためには遠くへ、そして高い山に行かないといけないというのは先入観だった。近くても十分に、驚きと興奮とワクワクがあった。そんな一日だった。

もちろん、翌朝体重計に乗ったら、違う驚きがあったのだけれど。

(この項おわり)

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