ライトかつエレガントな縦走【金時山】

11:04
乙女峠。

まるで学校の朝礼台サイズの、小さな展望台がある。なんだこのサイズは?と思うが、この展望台に登らなくても十分に富士山の絶景を楽しめる。

乙女峠という不思議な名前。

乙女峠からの富士山は、先ほど見た「富士眺望遺産」からの眺めよりもより迫力がある見た目だった。まだ山の上には雪が残っていて、まさに日本人がイメージする富士山そのもの、という形をしている。幼稚園児でも描ける富士山。夏休みの思い出作りと、絵日記のためにぜひ。

とはいっても、未就学児童でここまで歩いて登るのはちょっと厳しい。

乙女峠は四方向に道が伸びている。

交通の要衝だ。

それは昔もそうで、江戸時代にできた仙石原の関所を通過するために、一旦ここで留め置かれたので「お留め」となり、それがこの乙女峠の由来なのだという。

看板には、「娘が病床に臥せっている父の病をなんとかするために、お百度参りのために通った」とかなんとか書いてあるけれど。

昔はここにも茶店があったようだけど、今は廃墟となっていてゴミが散らかっている。

「乙女」という名前の割には、美しい光景ではない。富士山だけ見るには、とても素晴らしい場所だけれど。

11:04
正面が仙石原方面に下りていく道。右が箱根外輪山のお鉢めぐりコース。「丸岳・長尾峠」と標識には書いてある。

一方僕はというと、乙女峠を左折して、金時山を目指す。

ちょっと登った正面に、何やら標識が見える。「休憩所」と書いてあるようだ。

11:05
これが「休憩所」。新しいベンチが設置されていた。

さすがに峠の廃墟を前に休憩するのもどうだろうか、と行政は思ったのだろう。

それよりもあの廃墟をなんとかしてほしい、と思うが、民間の建物を壊すとなればあれこれ面倒なのかもしれない。いや、「廃墟」という言葉を連呼しているけれど、あそこに人が住んでいたら怒られるぞ。発言は慎重にしないと。

11:05
おう。

休憩所から南方向を見たところ。

正面に仙石原の街が広がり、そしてその奥に箱根山が見える。

そうか、こういうところに第三新東京市は作られたのか、と改めて感慨深い。そしてこの地中深くにセントラルドグマ、さらにはターミナルドグマがあるというわけか。

11:10
段差がそれなりに険しい傾斜になってきた。

それでも、明るい雰囲気が楽しいので、気分が楽だ。

11:24
ただいま登頂中。笹が登山道周辺を覆っている。

(つづく)

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