2015年09月09日(水) 2ndRound
激辛グルメ祭りの1stRoundは4品のお持ち帰り品を自宅に持ち帰ったが、それも2日程度で全てを食べきった。
落ち着いて気楽に自宅で激辛を楽しめたのは良かったが、緊迫感がなかった分あまり印象に残っていない。「他の人がいる公共の場」で、辛さを堪え忍んで悶絶する・・・というのが昨年までの醍醐味だったのだな、と知る。しかし今年は、「お持ち帰り前提」のスタイルを最後まで押し通すつもりだ。出展数が多すぎて、全メニュー制覇だ!とか通い詰めるぞ!という気が起きないからだ。
2ndRoundが始まった。一週間ごとに店舗が入れ替わっていくので、すぐにまた大久保公園にトンボ帰りしなければならないのでせわしない。
この日は、非常に強い雨が振っていた。土砂降り、という言葉が甘っちょろく感じるくらいの豪雨だ。
激辛グルメ祭りは屋外イベントなので、このような雨の被害を直接被ることになる。ただでさえ、雨の日は飲食店の売上げが下がるというのに、テント小屋+屋台によるイベントともなれば当然ダメージは甚大だ。
激辛グルメ祭りが毎年開催されている9月は、台風シーズンでもある。いつ大雨が降ったり突風が吹き荒れたりするとも限らない。野外イベントとしてはやりづらい時期だと思う。
主催者もそこは見越しているらしく、今年は昨年よりもさらに大きな客席テントを用意しているのだけど・・・それでも、こんな雨では現地を訪れようという意欲は失せるのが普通の人だ。
僕は、半ば義務感に駆られて訪れたが、お誘いした職場同僚などは「いやぁ、この天気じゃあ・・・」と尻込みしていた。一般的にはそういうものだ。
だからこそ、今日は空いている「穴場の日」に違いない。むしろ災い転じて福となす。僕は行列が大嫌いなので、「むしろ今日のような日はラッキー」と思って会場入りした。
会場は案の定人が少ない。平日とはいえ2ndRound初日だし、サラリーマンの残業が少ない水曜日だ。ありがたいのだが、こんなに雨が強いと食事を屋台からテントに運ぶまでに「雨水で料理が薄まる」という事態になりそうだ。大丈夫だろうか?
雨のせいで辛さが薄まった、なんてのは困る。雨で薄まる分を考慮して、味付けは濃いめで頼む。
2ndRoundに出展しているお店の一覧。
「蒙古タンメン中本」だけでなく、「京華樓」「陳家私菜」「エチオピア」が1stRoundから残留している。さすがに3rdRoundで合計27店舗を揃えるのは無理があったか。
9店舗中4店舗が引き続き、となるとラインナップに目新しさはない。しかも、入れ替わった5店舗も、料理のジャンル/国籍という点では1stRoundの時と大差がない。「ああ、そういう激辛料理もあるのか!」という新鮮な驚きはあまりないのが実情だ。たとえばこの2ndRoundでは、四川料理店が2店舗、インド料理店が2店舗入っている。同じ週の中でも、「似たもの同士」がある。
今回、全店舗制覇だ!と意気込まなかったのはこういう理由だからだ。重複したような料理が多いので、わざわざ3週間かけて全店舗を巡る必然性を感じなかった。
激辛グルメ祭りの会場図。昨年と比べて洗練された配置になっている。
各店舗ごとに行列が整然と並べられるよう、スペースが設けられている。昨年まではこの配慮がなかったので、混雑時には通行人と行列が混じって、最後尾がどこだかもわかりにくかった。今年はその心配はなさそうだ。
さすがに雨が降っているので客足はとても悪い。空席だらけで、席の確保に困ることはなかった。ただし、雨が強いので、テントの中心寄りに陣取らないと、雨が降り込んでくる。
いずれは全天候型にするために、屋台含めて大きな建物の中に入ってしまえばいいのではないか?ついでに空調完備で・・・と夢想したけど、それじゃ野外イベントでもなんでもない。常設店舗でもないのだし、無理だと思う。
テントを別角度から。
テントの菜かまで傘をさしている人がいる。別に雨漏りがするわけではないのだけど、料理を手にしていると、テントに入ってから傘を折りたたむなんてことができない。汁物の料理などを手にしてたら、揺れてこぼれるかもしれないからだ。その結果、自分の席まで傘を差しっぱなし、という人が結構いた。
もういたるところびしゃびしゃ。しずくがたれてテーブルや椅子も濡れているし、どーっと降る雨の音を間近に聞くと、食欲が萎える。「人が空いていてラッキー」とは思うが、気持ちよくはない空間だ。
料理を待つ行列は少ないのだけど、その分お店も見切り発車の作り置きなんてしていない。だから、結局それなりに店頭で待つことになる。その間も強い雨は容赦なくたたきつけてくるわけで、手にしたチケットは濡れるし、足元はずぶ濡れだ。当たり前すぎるが、「客が来ないには訳がある」と今更感心した。さっきまでは「逆張り大成功!」と雨の日にもかかわらず現地入りしたオレSUGEEEE!と思っていたのに、もう今や随分テンションダウンだ。
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