激辛グルメ祭り2015

食べる前

肉ドウフジャンを食べる寸前のおかでん。

雨が降っているとはいえ9月上旬なのでじっとりと暑い。しかも大雨のために湿度は100%だ。既にこめかみあたりが脂汗でてかっているが、これはまだ何も食べていない状態。

まだ余裕の表情だ。

いや、言葉が悪いな、常に僕は余裕であり楽勝なのだよ、激辛においては。

何も自らを罰するためにこの地を訪れたわけではない。楽しみに来ているのだよ。これから先、楽しい激辛タイムだ。さあ、満喫しようじゃないか。現在の時刻、18:26。

おかでん1

あひ~。

4分経過の18:40時点でこの有様。

テントの外に出て雨をかぶってきたんじゃない。体内からわき起こるエナジーがこれだ。親父汁なんかじゃない、若気の至り汁でむしろこれぞ青春だ。おっさんだけど。

わかっちゃいるけど、辛いんだよなあああ。蒙古タンメン中本って、「こんなに唐辛子を入れたら下品だろ!」と客が思う量を平気で入れてくる。「えっ、そんなに入れちゃっていいの?いいの?」と客がむしろドキドキしちゃうくらい、お店側は躊躇しない。

おかでん2

気を取り直して、次の料理へ。

麺の次もまた麺を食べると、辛いスープで口がただれてしまいそうだ。なので次はカレーにしよう。「世界一辛い」と謳うカレーではあるけど、安心してください白米があります。白米さえあればこの痛さ、つらさは緩和できるはずッ!

おかでん3

3分後の様子。

「おほぅ」と言いながら、口の中をクールダウンさせているところ。

息を「フー」と吹いたところでこの激痛が緩和できるなんてことはないのだけど、何故かやってしまう。で、その息が口の神経を刺激し、ますます痛みを感じる。

おかでん4

直後、この憎々しい顔へと変貌。

これはやらせではない。リアルドキュメントだ。テレビに出てくる芸能人のように、「お茶の間に伝わりやすいオーバーリアクション」ではない。

「あのクソバカ上司め、絶対許さねぇ」顔だ。いつのまに僕はこんな復讐鬼になったんだ。

20150909-042

一方、手元のスマホでは洪水警報が先ほどからバンバン鳴っている。

見て見ると、葛飾区の3カ所で氾濫の危険が迫っているらしい。やっべえ、我が家は大丈夫だろうか?

でも、そんな心配をするよりも、目の前の激痛に耐え忍び、乗り越えることが大事だ。こっちの方が切羽詰まってる。万が一家が流されても、現時点なら「まあ、しょうがないね」と言っちゃいそうだ。しょうがないことはないのだけど、今この瞬間はそれどころじゃないんだから。

炎の海

「火の海・海老のカレーフォー」に箸を伸ばす。

もう僕の口の中が火災中ですわ。

辛さが落ち着くまで一休み?いやいや、そんなことをしていたら、どんどん麺が伸びる!かっらい汁が全部麺に吸い上げられ、逃げ場のない激辛地獄になっちまう。

おかでん5

この頃になると、大げさに痛がったり驚いたりする気力も失せている。あまりの仕打ちに、ただただ無表情で応えるしかないのであった。冴えない顔になってしまっている。顔色も心なしか、悪い。

せめて写真を撮るときくらいはましな顔になれよ、と思うが、当時はまさにこんな感じ。あまりの痛さに憂鬱な顔をするしかない。そのかわり、こめかみには青筋が出ていて、この表情が一体何を意味するものなのか意味不明だ。

最初の、肉トウフジャン麺を食べるときの力強い目線はどこへ行った?

お持ち帰り1

なんとか3品食べたところで、とっとと撤収する。辛いものを食べると結構疲弊するので、帰巣本能がスイッチオンされるからだ。早く帰って早く寝たい気分。

お持ち帰りの品1品目は、トムヤム唐揚げ@ソウルフードバンコク。

お持ち帰り2

2品目はタンドリー風から揚げ@エチオピア。

唐揚げが二種類になってしまった。こういう固形物は持ち帰りやすいし、日持ちがするので、ついつい買ってしまう。あと、もともと僕が鶏の唐揚げを大変好むという理由もある。

お持ち帰り3

トッポギ@ヌルンジ。

以上3品で自宅激辛グルメ祭りだ。

ジップロックに詰める

今回もジップロックに詰める。

自宅で激辛グルメ

後日、家に彼女がやってきたのでこの激辛料理の品々を振る舞ってみた。

僕が会場で感じた塗炭の苦しみを彼女にも、と意味不明な「暴行」を加えようとしたのだけど、なにしろトッポギと唐揚げ二種類だ。辛いっちゃあ辛いのだけど、彼女が「ギャー」と悶絶し僕に許しを乞うたもうほどのリアクションはなかった。

「あ、辛い!辛いですよ!でもオイシイですね!」

なんてお店の料理を決してけなさなず、お上品に食べていた。ファック!とかシット!みたいな暴言を吐きつつ「こんな料理を出すお店は頭おかしい、そしてそれを買って帰って振る舞うお前はもっとおかしい」とは言わなかった。・・・まあ、これでいいんだろうな。本当に辛さで相手を苦しめていたら、今頃どうなっていたことやら。

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