ラオス語科 ກິນເຂ້ານຳກັນເນາະ?(キンカオナムカンノ)
ラオス語科。
ກິນເຂ້ານຳກັນເນາະ?という店名の意味なんてわかりっこないのだけど、このお店はご丁寧に日本語訳が横断幕に書いてあった。「一緒に御飯たべよ!」という意味だった。
日本語風に発音すると「キンカオナムカンノ」。この国に限ったことではなく、どのお店も店名を覚えてもらおうという気があまりない。文字や発音が難しいからだ。
そういえば、はるか昔の外語祭でラオス語のお店は「コイスーラオス」という名前のお店を出していた。僕にとってはすごく覚えやすい、インパクトがある名前で未だに記憶に留まっている。
「恋するラオス」のように読めるし、そもそもラオス語で「コイ・スー」というのは英語の「I am」に相当する言葉で、「コイスーラオス」は「私はラオスです」という意味になる。とても語呂がよくて当時感心したものだ。
メニューはラープとナムワーン。
ここの料理は食べていない。売り切れてしまったか、僕ら家族が「もういいや・・・」と食欲が収まってしまったのか、覚えていない。
トルコ語科 TUFPAVA (たふぱば)
トルコ語科の店頭には、トルコ人?らしい人の顔写真が貼り付けた立像が立っていた。
誰だろう、なかなかなイケメンだけど、サッカー選手だろうか、それとも単に大学の先生だろうか?
Googleの画像検索でこの顔を探してみたが、見つからなかった。そのかわり、このイケメンの顔がややガラス越しのような光の反射が映り込んでいたため、「飛沫感染防止用のフェイスシールド」が検索結果に出てきた。うん、それは違う。
ケバブとバクラヴァがメニュー。
バクラヴァというのは聞き慣れないメニューだが、ピスタチオが入ったパイなんだそうだ。僕らはケバブを買う。
ピタパンに肉が入ったものが出てきた。
「ケバブ」と一言で言っても、串に刺した肉が出てくるところがあるし、ピタパンに入っているお店もあるし、いろいろある。あと、まちなかにあるケバブ屋は羊肉を使っているところは皆無だ。
そういえば、羊肉が好きな人にとっては、この外語祭は選択肢がいろいろあるので楽しい。
ベトナム語科 ほあせん
ベトナム語で「蓮の花」という意味の「ほあせん」。
メニューは揚げ春巻きの「ネムザン」とベトナム風ぜんざいの「チェー」。
メニューの上にQRコードが掲示されていたので、「おっ、キャッシュレス決済対応かな」と思ったが、人気投票用のフォームへのリンクだった。
そこで気がついたが、この大学祭は全くPayPayを始めとするキャッシュレス決済に対応していなかった。若者のイベントの割には保守的で、どのお店も小銭をジャラジャラさせていた。そういえば、「すいません1万円なんですけど、お釣り出ますか?」「ええと、ちょっとまっててください」というやりとりは久しぶりに聞いた。
学祭の物販や飲食ブースでキャッシュレス決済は難しいのだろうか?と思ってあれこれ調べてみたら、それはやっぱり難しいようだった。個人間送金であると解釈されかねない取引は日本では禁止されているため、お店は開業届を税務署に届け出るなどの準備が必要となるからだ。
メニューには大きくアレルギー物質が書かれていて、親切。
アレルギー物質として「豚」と書かれていてちょっと驚いた。豚アレルギーってあるんだ!?
イスラム教徒の方向けの注意喚起かと思ったが、実際に本当に豚アレルギーというのは存在するらしい。猫に噛まれたら、それ以降豚肉アレルギーになることがあるとか。
で、そんな豚肉アレルギーの人は食べられない「ネムザン」。要するに揚げ春巻きだ。
中国の春巻きと違って、ベトナムの春巻きはライスペーパーを使って具を包み、揚げる。なので料理が白い。
(つづく)
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