朝鮮語科 배고밥 (ペゴパッ)
朝鮮語科。
朝鮮半島の言葉ということで「朝鮮語」という呼称をしているが、店頭には大韓民国の国旗がぶら下がっていた。現実的には、朝鮮半島の南側の言語を学ぶ学科ということなのだろう。
もしここで北朝鮮の国旗がぶら下がっていたら、それはそれでギョッとする。ちょっと政治色が付きすぎる国旗だからだ。
トッポッキとクロッフルがメニュー。
クロッフルという料理について、僕は全く知らなかった。若い人に言わせると「そんなことも知らないなんて、時代遅れ」なのだろうか?調べてみると、「ワッフルメーカーで焼いたクロワッサン」なんだそうだ。なんだそりゃ。
冷凍クロワッサン生地をワッフルメーカーに挟んで焼くだけで美味しいクロッフルが焼けるのだそうだ。ほう、それは簡単だ。家で試してみたい。
と思ったら、我が家にはワッフルメーカーが無かった。家にあるのはホットサンドメーカーだった。危ない、いざ作ろうとして途方に暮れるところだった。ワッフルメーカーとホットサンドメーカーは似て非なるものだ。
トッポッキ。もつ入り。
弊息子を黙らせるには最適な食べ物だった。この餅をモグモグさせていると、しばらくの間咀嚼に夢中になるから。
オセアニア地域専攻 makemake (マケマケ)
オセアニア地域専攻、というのは僕が以前外語祭を訪れていた頃には無かったと思う。記憶違いでなければ、ニューカマーだ。
東京外国語大学ではミクロネシア界隈の少数民族の言葉も学ぶことができるのか!とびっくりしたが、学生たちは第一言語として英語を学習するのだそうだ。えー、英語なのか。そして、第二言語として、オセアニアにゆかりの深いフランス語、中国語、インドネシア語、マレーシア語、フィリピン語(タガログ語)のうちどれか一つを選択して学ぶんだという。へえ、そうなのか。
ちなみに、「オセアニア」の中にはオーストラリアとニュージーランドも含まれているので、これらの国についても学ぶことになる。
売っているものは、「ソーセージシズル」「ラミントン」など。
ハワイアンビールが売られているというのにはびっくりだ。そうか、ハワイも「オセアニア」の一部(ポリネシア)だった。範囲がとんでもなく広いな。
「ソーセージシズル」は、食パンに炒めた玉ねぎとソーセージを挟んだもの。「挟んだ」といっても、食パンを折りたたんだだけなので、受け取った時点でパンがもとの位置に戻っている。これではサンドではなくトッピングだ。
味付けはシンプルにケチャップ。でも、このメニューを見て僕は感動した。そうそう、こういうのを食べたいんだよ、と思った。
こういう、日常感満載の食事って楽しいよな。
調べてみると、この食べ物はオーストラリアで食べられるものらしい。へー。
味は、見たまんま。これなら家でも簡単に真似することができる。
ビルマ語科 မြန်မာ့လက်ဖက် (ミャンマーラペ)
見たことがない文字を店名に使っているぞ。ビルマ語科。
Unicodeのおかげで、大抵の国の文字はブラウザ上に表示することができる。それにしても不思議な文字だ。
ミャンマー紅茶と、茶葉サラダ。
茶葉サラダは、「လက်ဖက်သုပ် (ラペットゥ)」というらしい。先程のソーセージシズルと違って、味の想像がまったくつかない料理。
日本では発酵茶葉を入手することがそもそも難しい。まさか、日本のほうじ茶や緑茶を使うわけにはいかない。発酵茶葉だからこそ、食べられるのだろう。高田馬場にはミャンマー食材店があるので、そこに行けば手に入るだろう。
他には、揚げたピーナッツ、キャベツが入っていて、味付けはナンプラーとにんにくが中心だ。これは美味しい。ありそうでなかった料理、という感じで、これがもっと気軽にいろんなお店で食べることができるようになると嬉しい。
(つづく)
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