インドネシア語科 インドネシア料理店
外語祭の公式webサイトを見ると、店名が「インドネシア料理店」になっている。おそらく、出稿締め切り日時までに店名を決めきれなかったのだろう。
お店の軒先には、「Ayo,Makan!」という横断幕が吊り下がっていた。これが正式名称だと思われる。何を言ってるのか全然意味がわからないけれど。
せっかくなので調べてみたら、インドネシア語で「食べましょう!」という意味だった。要するに、英語で言うところのLet’s eat!なのだろう。
ピサンゴレンとソトアヤムがメニュー。
ピサンゴレンとはインドネシアの揚げバナナのことらしい。
甘いものを食べたい気分ではなかったので、鶏肉スープであるソトアヤムを頼んでみた。
面白い色をしたスープだ。黄色い。どうやら、ターメリックの色らしい。そうか、ターメリックってこういうスープにも使うスパイスなのか。
最初、この黄色を見て、「メローイエローみたいだ」と思った。
中央アジア地域専攻 シルクロード
先ほどのオセアニアと同じく、守備範囲がややわかりにくい「中央アジア地域」という表現。カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンあたりを指すのだろう。
麺料理で「ラグマン(地域によってはラグメンとも言う)」というのがある国だな、という程度の認識しかない。
ディムラマはウズベキスタン風の肉じゃが、シャシリクはスパイスで味付けした串焼き肉。
シャシリクを頼む。羊肉の塩焼きでシンプルだけどうまい。
フィリピン語科 Sabay Sabay
サバイ、という言葉はタイ語やカンボジア語にもあるようだ。タイ語では「心地よい」という意味で使われるが、タガログ語だと「一緒」という意味になる。同じ言葉を繰り返すのはタガログ語によくある文法らしく、意味を強調するときに使うのだとか。
こういう知識は、僕がその場でネットで調べたものだ。この外語祭は、ぐるっと食べ歩きをするだけでも、いろいろな知識のフックがある。「おや、なんだろう?」と思ったものをあれこれ調べると、知識の幅がグッと広がっていくので楽しい。
逆に、食べ物に夢中になっていて、それ以外のものに関心が向けられない人はとてももったいないと思う。それはそれで外語祭の楽しみ方だけど。
トゥロン、という料理が売られていた。
売っているのは2種類。「おやつトゥロン」と「ごはんトゥロン」とwebサイトにはメニュー紹介がされていたが、店頭にはそのようなメニューの書き方にはなっていなかった。でも、意味は通じる。
「シナモン&ハニー」「シナモン&チョコ」「チーズ&カレー」「チーズ&ケチャップマスタード」の4種類がメニューにあったからだ。なるほど、甘い系としょっぱい系があるんだな。
で、肝心のトゥロンとは何かというと、バナナを春巻の皮でくるんで揚げたものだった。
バナナをチーズやケチャップと混ぜて食べる、という発想はあまりに日本にはないので、面白い。
(つづく)
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