おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
エリイ1st写真集出版記念 エレクトリカルパレードで満足したことは一度もない@hiromiyoshii roppongi
アーティスト集団「Chim↑Pom」のメンバーであるエリイの結婚披露宴及びその際に新宿で行われた「ウェディング・デモ」の様子を、写真及び映像で展示。 勢いは感じるのだが、「アート」と名乗るものはいろいろあるなと思う。 「パフォーマンス」はすべてア... -
爆発した芸術を散歩する
ネオ・ダダ 新作展2013−2014@Gallery 58
1960年に1年間だけ活動した前衛芸術集団、「ネオ・ダダイズム・オルガナイザー」の残党たちの新作発表会。 赤瀬川原平、篠原有司男、田中信太郎、吉野辰海の作品が展示されていた。 篠原有司男は、ちょうど今アカデミー賞に映像作品がノミネートされていて... -
爆発した芸術を散歩する
MOTアニュアル2014 フラグメント―未完のはじまり@東京都現代美術館
若手作家の作品を紹介する、東京都現代美術館の恒例企画13回目。 全く印象に残っていない。 何があったっけ?というくらい、記憶がない。 それにしても、企画のサブタイトルがポエム的だ。 最近、マンション広告のポエム化が著しく、それ専門のウォッチャ... -
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大浮世絵展@江戸東京博物館
浮世絵は、最近太田記念美術館で何度か見ているが、改めて名画と呼ばれるものをここで総覧し、浮世絵の面白さを満喫できた。来場者がものすごく多く、浮世絵を見ているんだか、人の後頭部を見ているんだか分からない状況ではあったが。 江戸時代の頃から、... -
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両国駅のひなかざり
両国駅には、使われないホームが存在している。 3番線を名乗ってはいるが、普段はそこに通じる階段は封鎖されている。 総武線ホーム(1、2番線)から見下ろす位置にあるので、なんだか不思議だ。 両国駅は、以前は房総半島方面に向かう電車の始発駅として機... -
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「驚くべきリアル」展 スペイン・ラテンアメリカの現代アートーMUSACコレクションー@東京都現代美術館
90年代以降のスペインと南米で発表されたアート作品を展示する企画。 日本の現代アートと比べて、開放感があるというか、明るさがある印象を受けた。 ただし、こういうのはキュレーター次第でどうとでもなり、一概にラテンアメリカ圏のアートがどうのこう... -
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テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢@森アーツセンターギャラリー
「ラファエル前派」というグループ自体知らなかったのだが、19世紀中ごろ僅かな期間活動した、イギリスの画家たちのことらしい。ミレイが有名。 いろいろな画家の作品が展示されているのだが、どれも絵がとても綺麗。 写実的なのだが、寓話的な要素も含ま... -
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MEDIA AMBITION TOKYO2014@東京シティビュー
テクノロジーとアートを融合させた展示イベント。 六本木ヒルズ最上階にある展望スペース「東京シティビュー」の中での展示。 従来、森美術館のチケットでここも見られるのだが、イベント期間中は別料金。 1,500円かかる。 僕は既に何度も東京シティビュー... -
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MEDIA AMBITION TOKYO2014@INTERSECT BY LEXUS
MEDIA AMBITION TOKYOは、六本木ヒルズ会場とは別に青山にも会場がある。INTERSECT BY LEXUSという、レクサスというブランドをアピールする場だ。 昨年8月にできたばかりの施設。青山という場所を選んでいるだけあって、これでもかとお洒落っぷりを発揮し... -
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森美術館10周年記念展 アンディ・ウォーホル展:永遠の15分@森美術館
「Sunday B. Morning展」のときに、「アンディ・ウォーホルはもう飽きた」とコメントしたが、改めてアンディ・ウォーホルをじっくりと見てみた。 この展覧会は、彼がまだ駆け出しの頃のデッサンから、ポートレート写真から、有名無名を問わない作品まで彼の... -
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第17回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展@国立新美術館
17回目を数える、国内外のアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で優れた作品を表彰するイベント。 会場内はついたてが一切ないぶち抜きの広いスペースになっていて、開放感がある。 こういう「今、まさに消費され、一般人の目に... -
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会田誠展「もう俺には何も期待するな」@ミヅマアートギャラリー
以前森美術館で開催された「会田誠展:天才ですいません」で僕は衝撃を受けた。この人の絵、すげー、と。 そんな作家が会田誠。 2012年の冬。 男性諸君の心をくすぐる美少女絵を得意とする。僕は、桂正和の画風に通じるものがある、と思っている。でも、そ...