
14:16
ここでもアンテナショップめぐりのクーポンが使えることが判明。
さっそくクーポンを提示したら、「豆入り番茶」というものをもらった。わざわざ番茶の中に豆を入れるとは不思議なことをするものだ。おいしいんだろうか。でもありがたく頂戴する。

14:17
谷口屋の油揚げを、アワレみ隊における福井県お勧めの逸品として認定し、お店の前で記念撮影。
後日この油揚げは自宅で食べてみたのだが、確かにおいしかった。
谷口屋だから特別おいしいのかどうかまでは、わからない。分厚い油揚げ、それそのものが美味いんだなそもそも。他社もどんどんこの手の油揚げ、出せばいいのに。スーパーで売られたら、買うぞ。
なお、福井県にある谷口屋だが、田舎にもかかわらず大変な繁盛店らしい。レストランでは、揚げたての油揚げが食べられ、それが評判だとか。挙げたての油揚げかー。それは確かに現地に行って食べてみたいものだ。福井県に行く機会があったら、忘れずに立ち寄るようにしたい。
【35軒目】福島県八重洲観光交流館 (東京都中央区八重洲)
新幹線のガード沿いに北上を開始する。これからわれわれは八重洲エリアに入る。さようなら、銀座。
さあ、本当に終わりが見えてきたぞ。

14:23
しばらく歩いていると、「八重のふるさと福島県」という看板が見えてみた。NHK大河ドラマ「八重の桜」にあやかろうとしているのだろう。でも、お店の正式名称は「福島県八重洲観光交流館」とお堅い。多分、「八重の桜」が「何それ?」と忘れられたら、違う名前に変えるんだろう。「白虎隊のふるさと福島県」とか。

14:27
店頭には桃が山積みになっていた。ちょうどこの時期、桃がピークだもんな。それにしても福島県って桃が名産だったとは知らなかった。このことを、福島県出身の知人に話したところ、「当たり前ですよー!」と怒られた。そうか、当たり前だったのか。広島出身ゆえに、桃といえば岡山しかイメージしたことがなかった。すまんすまん。
旬だし、桃を買うというのも手だったのだが、さすがに皮をむいて店頭でかじるというわけにもいくまい。特に桃の場合、汁が手をべとべとにするのは想像に難くない。ちょっとありがたくないシチュエーション。
そんなわけで、日和ったわれわれは300円のソフトクリームを買ってしまった。炎天下の中を歩くと、とにかく冷たいものが欲しい。本能的に欲しくなる。だからこういう選択になるわけで。このソフトクリームがピーチ味だったかどうかは覚えていない。多分、単なるソフトクリームを買うはずはないので、ピーチ味だと思うんだが・・・えーと。

14:29
わっ!
なんだこれ。
黄色くて丸い着ぐるみが、施設の前でふらふらしている。
えーと、あなたは誰ですか?
名前はキビタン、というらしい。ああ、きび団子のぎびたんか。・・・って、待て、それだと岡山県になってしまう。なんなのこれは。
聞くと、県の鳥である「キビタキ」をモチーフにしたご当地キャラクターなのだという。え?鳥?これが?
「よく見てください、手が翼になってます」
ああ、確かに。鳥といえば鳥だけど。でもこれだけ丸いと、鳥に見えない。藤子不二雄の漫画キャラクターみたいだ。かわいいんだけどね。まあいいか、鳥だろうがなんだろうが。インパクトは十分にあるので、それでいいと思う。
このことも、福島出身の人に伝えたら、「キビタンを知らないんですか!あんなにかわいいのに!」といわれた。すいません、生まれて初めて知りました。

14:34
なにやらキビタンの傍らに、全身ピンクのモモレンジャーみたいな女性がいる。この人はなんぞ、と思ったら、わかりやすく自己紹介をたすきにしてかけていた。いわく、「ミスピーチ」なんだそうで。そんなのがいるのか!
ミスピーチともあろう方がわざわざこの酷暑の中、店頭で桃の販促に勤しんでいるとはうれしい限りだ。せっかくだから、アワレみ隊と一緒に記念撮影を撮らせてもらった。
聞くと、ミスピーチは毎年選ばれ、十人以上いるそうだ。その人達が手分けしてあちこちのイベントやお店で福島産の桃をPRしてるとのこと。
「桃の時期以外は何やってるの?仕事ないでしょ」
と聞いてみたら、それ以外は福島県産りんごをPRしたり、桃に限らずいろいろなこともやるらしい。あ、ミスピーチでもりんご売るのか。
後で知ったのだが、このミスピーチさんは大学生だった。あ、専任でこの仕事をやってる人って訳じゃないんだな。学業の傍らであちこちお出かけしてるんだ。偉いな。

14:36
キビタンとミスピーチにお見送りされながら、福島を後にする。ミスピーチはたまたま今日ここにいるだけであって、常駐しているわけではないということだった。なんだか得した気分。やっぱり、こういう人が店頭にいると華やぐし印象に残るよな。
その点残念だったのが「まるごと高知」。本来、毎週日曜日は高知のマスコットキャラ「カツオ人間」が1時間おきに店頭に現れるという事だったのだが、この日に限って都合が悪かったらしく、登場しなかった。惜しい!
さてわれわれが歩く先に東京駅八重洲口が見えてきた。グランルーフと呼ばれる、大きなひさしが完成しつつあった。ターミナル駅って、大きな駅ビルがあるのが普通。でも、ここは大丸のビルが高いけど、新幹線ホームに面した場所は何もない。何でこうなったのかは謎。

14:38
東京駅前には、「北海道フーディスト」というお店があった。
「えーと、これもアンテナショップの部類に入るのかな?」
ウィンドウから中を覗いてみると、まさに北海道物産館の様相を呈していた。それにしてもさすが北海道、都内に何店舗もあっても客が確保できるという安心・安定のブランド力。さらに、デパートの催事場で「北海道展」なんてやったら、連日の大盛況だもんなぁ・・・。
【36軒目】京都館 (東京都中央区八重洲)
次の目的地、京都府はまさに東京駅の駅前にある。

14:39
われわれがちょうど京都館にたどり着いた時、建物の目の前にバスが停車した。バスの降車場になっているらしい。
そこから下りてきた人たちは、明らかにコミケ帰りと分かる外見の人たち。
「あー、そうか、ちょうど今日ビッグサイトでやってるのか」
気持ちは「そうだ、京都行こう。」だったのに、急に現実に引き戻されてしまった。しかも、この人達やたらと汗臭い。


14:48
気を取り直してお店の中へ。
京都館は、自らの歴史と伝統に相当自信がある雰囲気。軽薄な、ワクワク旅行土産の雰囲気は少なく、伝統工芸品や和のテイスト濃厚な商品が中心に並べられていた。さすが京都。
でも、買い物に困るんだよなこういうのだと。
しばらく悩んだ末、しぶちょおが
「ひびさんのお土産にするわ」
と言って、落雁を買った。動物をかたどった、「uCHu」というものだった。うん、ここはしぶちょおが自腹してくれて正直助かった。おかでんとしては特に欲しいものが無かったんだ。

14:50
京都については何一つ口にしてないんだけど、お買い物はちゃんとしたということで「京都満喫、完了!」。さあ、次を目指そう。

14:56
東京駅といえば日本の中心となる駅。さぞや駅前はスタイリッシュかつハイソサエティなビルが立ち並んでいるのかと思いきや、八重洲側は結構雑然としている。丸の内側とは大違いだ。
比較的低層なビルが並び、お店もお高くとまっているようなものではない。いかにも町中にありそうな中華料理屋とか、そういうのがある。
そんな中を歩くわれわれ。まだ八重洲エリアには、二つの県がある。山口県と、山梨県だ。
どうやらこの二つは同じ場所にあるようなので、まとめて一気にお邪魔しちゃおうと思う。
目指す建物に着いた。

14:57
日曜日のオフィス街ということもあって、人の気配があまりない。こういうところでアンテナショップを開いた場合、一体どういう客層となるのだろう?やはりビジネスマン相手だろうか?「銀座の買い物帰りのマダム」が寄るような場所ではなさそうだ。

14:57
入り口のところに赤いカラーコーンが置いてあるぞ?とは思ったが、近づいてみてその状況を理解した。
やられた!昨日今日と、このビル全体が「休館日」になってた!
そんなことって、あるんか?えええ。節電のため?電力関係の法定点検のため?それとも、単なるお盆休み?
だとしても、これはあんまりだ。よりによって、われわれが全国めぐりをやっている最中にこんなんに出会っちゃうとは。

14:57
当然、テナントであるアンテナショップ自体も閉まっているわけで。
山口県のアンテナショップ、姿は見えど中には入れず。ふぐ提灯の絵がむなしくお出迎え。
【37軒目】おいでませ山口館 山口県観光物産センター (東京都中央区日本橋)

14:58
というわけで、無念の店頭記念撮影。わざと、憮然とした表情で写っておいた。おいでませ、じゃねぇじゃん、って。
山口の名産紹介したかったよー。あ、でも、昨日築地場外市場で紹介できたから、よしとしようか。
【38軒目】富士の国 やまなし館 (東京都中央区日本橋)

14:59
山梨県に至っては、建物の中にテナントがあるらしく、アンテナショップの存在すら確認することができず。仕方がないので、建物の外にある看板で記念撮影をすることになった。
桔梗信玄餅やあわびの煮貝以外の名産品を発掘しようと思っていたのだが、残念でした。

15:06
さあ、アワレみ隊は三越本店がある日本橋エリアへと徒歩で移動。・・・と思ったら、さっきの山口/山梨の建物が既に「日本橋」という地名だったんだな。
首都高速道路の高架下ですっかり日の目を見られない、「日本橋」をしぶちょおは写真に収めつつ、前進。このエリアにも、二つアンテナショップがある。
先ほどから雷鳴が空に響き始めている。こりゃ一雨降りそうだが、大丈夫だろうか。まだまだ歩かないといけないので、雨が降られたらとてもイヤだ。
【39軒目】奈良まほろば館 (東京都中央区日本橋室町)
三越を正面に見る場所にある、アンテナショップ。

15:10
「せんとくん」がお出迎え。いたずらしてやりたくて仕方がない顔つきだが、ぐっとこらえる。

15:18
ここも、京都のときと同様にあんまり商売っ気のないお店。そういえば石川県も地味な感じだったし、古都を売りにしているところってのは総じて地味なんだろうか。
こういうところでは、何を買おうかとても迷うことになる。
結局、うろうろした結果、「大和茶葛饅頭2011」というのを1つ買った。165円とお値段が手ごろだったし。
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