
11:58
さすが鹿児島だけあって、芋焼酎がずらりと並べられて売られているわけだが、あいにく今回のメンバー2名はお酒を一滴も飲まない。なので、完全スルーだ。
その代わりにしぶちょおが発見したのが、黒酢ドリンクだった。「燃焼∞美活」と書かれている。何がどう燃焼なのかと思ったら、L-カルニチンが入っているのだそうで。もともとクエン酸が豊富な黒酢は、新陳代謝を高めるとされているが、それに輪を掛けてみましたということだろう。
結構お値段はいい。良く覚えていないが、200円以上したような記憶がある。スーパーで黒酢を買ってきて、何倍かに希釈して飲めば一番手っ取り早くて安いのに・・・って言ったら元も子もないか。手軽に黒酢をお店で買ってくいっと飲む、そこに価値を見いださなくちゃね。

12:01
1本の黒酢ドリンクを分けて飲んだので効果の程は非常に怪しい。でも、元気になったつもりで次へ行こう。
鹿児島を満喫!
【24軒目】 加賀・能登・金沢 江戸本店 (東京都千代田区有楽町)
「このすぐ近くに、次のアンテナショップがあるから!頑張ろう!」
暑さでへこたれそうになるのを励ましあいながら、炎天下の中を歩く。
こういうとき、道を間違えて大回りとかしたら余栄な恨みを買ってしまう。ナビゲーションは慎重かつ確実に。ちょっとでも行き先がわからなくなったら、すぐに立ち止まって確認すること。行き過ぎた・逆の方向に向かったなんてことは絶対にあっちゃダメ。

12:03
目指した先は、「加賀・能登・金沢 江戸本店」というお店。えーと、つまりどういうことだ?・・・
正式名称は、「有楽町石川県観光物産PRセンター」という。そう、石川県のアンテナショップが、ここ。店名に県の名称が出てこない。「うちは加賀百万石」という自負がそうさせたのか。
それにしても地味だ。看板が黒いというのも墓石みたいで地味だが、入口もこれまた地味。店内の陳列も、これまた地味。

12:08
「石川県の名産品ねえ・・・」
いろいろ店内を見て回る。さすが加賀百万石、和のテイストたっぷりな商品がたくさん陳列されている。だが、われわれが「一瞬にして満喫できる」ものってのがなかなかない。輪島塗を買うわけにもいくまい?
そんな中見つけたのが、「くるみ松風」というお菓子。ばら売りをしていて、手頃。今のわれわれにとって、「一人一個ずつ」なんていらない。二人で一個で十分だ。ばら売りはありがたい。
このくるみ松風、カステラ風の生地なんだが味噌味だ。で、くるみがまぶしてあるという食べ物。なかなかにおいしい。

12:09
くるみ松風を食べつつ記念撮影。鹿児島から一気に日本海側の県、石川に来ちゃったよ。で、次はまた九州にとんぼ返りして熊本県だもんなー。
日本地図でわれわれの行程を追いかけたら、頭おかしい移動の仕方をしていることがよく分かるだろうな。
【25軒目】 銀座熊本館 (東京都中央区銀座)
いよいよわれわれは銀座の核心部へと足を踏み入れた。といっても、目指しているのはあくまでも熊本県、なんだけど。
「こんなところに熊本のアンテナショップなんて、あったかなあ?」
と首をひねりながら歩く。なにもこんな銀座のど真ん中に作らなくてもいいじゃん、と思える。

12:17
そうしたら、あったあった、「銀座熊本館」っていう建物があったよ。建物全部が熊本県のための建物。熊本、金かけてるなあ。金かけたのは熊本城だけじゃないんだな。

時節柄、くまモンがお出迎え。ああそうか、熊本といえばくまモンだよな。

12:26
館内はくまモンだらけ。
最初のうちは微笑ましく眺めていたのだが、あまりにあちこちにあの間抜け面が掲示されているので、だんだんうっとおしくなってきた。
「うるせぇ、引っ込んでろ」
とちょっとだけ思ってしまったくらいだ。くまモン推しすぎ。
イートインスペースの椅子にまでくまモンが。あ、そうか、熊本ってい草の生産が圧倒的シェアを誇ってるんだっけ。いぐさ製品も、ここでは売りの一つ。

12:26
いろいろ見て回ったが、さすがに暑いのでアイスが欲しくなった。ちょっとお値段は高かったのだが、ミニトマトのアイスクリームってのが珍しくて気になったので、買ってみる事にした。ついでに、い草に敬意を表して、「いぐさのサブレ」ってのも。


12:29
「わーい」といぐさのサブレを抱え上げるくまモン。
いぐさのサブレの原材料をみると、ちゃんと「いぐさ粉末」ってのが入ってた。でも、「いぐさ味」ってのが具体的に何かするわけではなかった。色づけ程度、ってところか。

12:35
熊本県も満喫。さて、次は群馬を目指そう。ちょっとばかり歩くぞー。
おっと忘れてた、熊本県はトマトの生産高が日本一。13%のシェアだよー。だから、熊本県の名産品として、プチトマトのアイスクリームが売られているわけ。知らなかった。でも、東京界隈で、熊本県産のトマトって口にする機会、あったっけ?あんまり記憶にない。
【27軒目】ぐんまちゃん家(ぐんま総合情報センター)(東京都中央区銀座)
次の群馬県アンテナショップまでまっすぐ歩いていく。銀座の町は碁盤目状に形成されているので、番地のつくりがシンプルでわかりやすい。
リニューアルオープンした歌舞伎座が見えてきた。お店はもうすぐ近くのはず。

12:45
お、これだ。歌舞伎座を正面に見据える場所に、お店はあった。場所柄から、外国人観光客なんかも店先で群馬なものを買ってくつろいでいる様子。
ところでなんだろう、この馬みたいなマスコットキャラクターは。え?これが「ぐんまちゃん」っていうの?なんと投げやりなネーミングだ。そのまんまじゃないか。でも、こねくり回した名前を使うよりかはましか。
やっぱり馬・・・なのかな。あ、そうか、「群馬県」だからな。馬か。

12:50
群馬には個人的にもアワレみ隊でも結構お世話になっているが、その主目的はやっぱり温泉。それ以外って、あんまり印象にない。うどん、まいたけ、おきりこみ、花豆、キャベツ、温泉饅頭・・・。ちょっとアンテナショップで買うには魅力的ではないな。
結局、「こんなんでいいんじゃないか?」と若干手抜き気味に選んだのが、ぐんまちゃんのマカロンだった。バラで買えるお菓子はやっぱり強い。
今後、「職場にお土産を買って帰る」なんてニーズは確実にすぼんでいくんだから、大きな箱にいっぱい入ったお菓子ばっかり売ろうなんて思わないことだ。「自分へのお土産」ニーズがこれまで以上に高まるはずだから、バラ売りをもっと拡充しなくちゃ。

12:50
ぐんまちゃんを残酷にも頭からかぶりついたところ。中身はこんな感じ。結構、肉厚。

12:51
ぐんまちゃん家(ち)にお邪魔して、ぐんまちゃんを食べちゃうという暴挙に出たわれわれ。さて、何食わぬ顔して次の県に高飛びだ。
【28軒目】いわて銀河プラザ(東京都中央区銀座)
ぐんまちゃん家からすぐ近くにある、岩手県のアンテナショップ。
このあたりにまでやってくると、銀座というよりも築地のイメージが強い。銀座のはずれに位置している。

12:53
それにしても、「銀河」ってネーミング、やっぱり宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が由来なんだろうな。宮沢賢治って、僕はあんまり好きではない作家なのだが、岩手県では絶大なる支持を得ているようだ。

12:58
お店の中はお客さんでごった返していた。いろいろな商品をいっぱい取り扱っていて、活気がある。さて、何を買おう?
よくわからなかったので、うろうろした結果「塩チーズせんべい」なる商品を買ってみることにした。チーズが好きなおかでんの個人的趣味。このどこが「岩手らしい」のかなんて、この際二人とも問題にはしなかった。暑くて頭がぼーっとしていたのかもしれない。
強いて言えば、南部せんべいに似ている・・・ということくらいか?

13:02
塩チーズせんべいを食べながら、お店の前で記念撮影。
せんべいは、チーズの濃厚な味を想像してかじりついたので、薄味に物足りなさを感じた。あれっ、という感じ。最初っからこういう味なんだとわかってて食べれば、それなりにおいしいと思う。

13:08
さて、われわれは銀座のど真ん中をてくてくと歩く。
次に目指すのは、銀座1丁目。このあたりは交通会館に次いでアンテナショップが密集しているエリア。何でこうやってお店同士くっつきたがるのかねえ?品物を融通しあう、なんてことは全くない間柄なのに。
銀座4丁目を通過。今日は日曜日、中央通りは歩行者天国だ。せっかくだから車が通らない道路のど真ん中を、歩こう。

13:14
銀座2丁目にある、「エクストラコールドバー」。アサヒスーパードライのエクストラコールドを出す期間限定ショップとして、鳴り物入りで登場したお店だ。銀座に初お目見えした当初は、「2時間待ち」に及ぶ長蛇の列ができたものだが、今日は行列ゼロ。ビールがさぞやおいしかろう猛暑とはいえ、昼間っからエクストラコールドを堪能する人はそれほどいないようだ。あと、最近じゃあちこちでエクストラコールドが飲めるようになったので、わざわざここで並ばないでもいいや、という心理が働いたのだろう。
昔はここでありがたがってビール飲んだもんだ。懐かしいな。今回はもちろん素通り。
【29軒目】広島ブランドショップ「TAU」(タウ)(東京都中央区銀座)
銀座1丁目に、アワレみ隊発祥の地・広島のアンテナショップがあるのだという。この界隈はおかでんがうろちょろする場所なのだが、はてそんな店、あったっけ。記憶にない。その存在に気がついていれば、絶対に中に入っていたはずだ。

13:15
いざ到着してみたが、心当たりが全くなかった。それくらい、見過ごされる外観。あんまり派手さがない。僕の場合、このすぐ近くにある中華料理店「天龍」の方に目線がいってしまうので、それで見逃していたのだろう。
「TAU」(タウ)。「タ」にアクセントをおくのではなく、「ウ」にアクセントを置くのが広島風。「届く」の広島弁だ。「手がたう」とか使う。
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