全国各地アンテナショップ巡り

静岡県で記念撮影

10:48
静岡県のバリ勝男くんをバリバリと食べ、乾いてしまった口を富山の深層水で潤し。そしてそれを食べているのはここ、東京都。ややこしいコラボレーションをこなした後、静岡県を後にした。

【19軒目】 ザ・博多 (静岡県東京観光案内所) (東京都千代田区有楽町)

ザ・博多

10:51
同じ地下一階にはまだアンテナショップがある。静岡県を後にしたら、すぐに次のアンテナショップへ。今度は福岡県のお店、「ザ・博多」だ。名前が潔すぎる。定冠詞なんかつけちゃって、博多以外を切り捨てているかのようだ。それ以外の市町村はどうなってる?

お店の前には商品が山積みになっており、POPもごてごてついている。あまり「誰でも入りやすい雰囲気の店」ではない。間口が狭いし。赤い看板というのが、かろうじて「中に入ってもいいかな」という気にさせる演出。

銘菓 鶴乃子
鶴乃子

10:59
福岡といったら何だろう?うどん?水炊き?ラーメン?明太子?くえ?

どれも、われわれの今回の企画として買うには不向きだ。もっと、手軽につまめるものはないだろうか。

狭くて暑い店内をうろうろし、うんうん唸った末に決めたのがこれ。「銘菓 鶴乃子」。

おかでんはこのお菓子を知らなかったのだが、博多を代表するお菓子の一つだという。へー、そうなんか。紅白2個入りのパッケージがあったので、ちょうど良かった。これなら、二人で1つづつ食べることができる。それにしても、ちょっとした贈答品に向いている外箱。「気持ち程度」の贈り物をするにはちょうど良いと思う。

どんなお菓子だろう?と思ったら、いわゆるマシュマロなんだな。「鶴乃子」という名前から、コテコテな和菓子を想像していたのでちょっと予想外だった。それ以前におかでんは、このお菓子を「鹿乃子(かのこ)」としばらく勘違いしており、

「鹿乃子って言ったら銀座の和菓子屋だろ?なんで博多銘菓なんだ?『ひよこ』みたいなものか?」

と首を捻っていた。よく読め、「鹿乃子」じゃないぞ、「鶴乃子」だ。

福岡で記念撮影

11:01
鹿乃子を食べて、福岡県を満喫。店頭での食事だけど、屋内なので快適。多分この後、建物の外に出たら相当に暑いんだろうなぁ。たまらんぜ、多分今日も38度くらいまで気温は上がるはずだから。でも、われわれは歩く。面倒?いや、よく考えろ、歩いて全国旅行できると思えば、徒歩の疲労なんて知れてる。

【20軒目】 兵庫わくわく館 (東京都千代田区有楽町)

兵庫わくわく館

11:02
ザ・博多からこれまたすぐのところにある「兵庫わくわく館」。

ぜひ、わくわくさせてもらおうと思う。

兵庫って何があったっけ。神戸ビーフ、明石のタコ、ぼたん鍋、丹波の黒豆、カニ・・・。それ以外に何があったっけ。

たこ板

11:05
店頭に「1日1万枚売れるラスク」というポスターがあり、ちょっと惹かれる。とはいえ、兵庫県のアンテナショップにやってきてラスクを買うってのもどうよ。

こういうとき、われわれは判断がぶれる。「あまり知られていない、隠れた名品をわれわれで発掘しよう」と言っている時もあれば、「やっぱり、『らしい』ご当地ものを買わないと」と言ってる時がある。革新的だったり、保守的だったり。

で、今回は保守的にブレた。「明石のタコって有名だし、これでいいのではないか」と、手にしたのは「たこ板」という商品。タコを練り込んだ、かまぼこ。味の想像は容易につく。でも、じゃあ食べた事あるか?と言われると、これの類のものは一度も食べた事がない。というわけで、購入するにはちょうど手頃な品だったというわけ。値段も手頃だし。

かじりつく

11:06
でも、「手頃じゃない」要素もこの「たこ板」にはあった。

かまぼこを食べるための、包丁も皿も箸も醤油も、何もかもわれわれは持ち合わせていなかったということだ。昨日の教訓を踏まえ、これらを持参すべきだったんだが、うっかり忘れてた。

ただまあ、かまぼこならかぶりつけば問題なく食べられる。ちょっとお下品ではあるけど、店頭で買ったばかりのたこ板をかぶりつくことにした。

店の奥で、店員さんがくすくす笑っている。「すごいですねー」とか言ってる。いや、別にすごくもなんともないんだが、体格のよいおっさん二人が、店頭でかまぼこをかぶりついているというのは珍しい光景ではある。われわれの企画のことなんて全然知らない店員さん、きっと「よっぽどおなかがすいていたんだろうな、この人達」ってあわれな目線を送ったに違いない。違う違う、おなかが空いているんじゃない。僕らは純粋に「兵庫県を東京にいながらにして満喫中」なんだって。

兵庫県で記念撮影

11:08
兵庫でわくわくしたか?と言われるとちょっと疑問だけど、満腹にはなった。どうもごちそうさまでした。

さあ、時刻はもう11時すぎ。さすがにこの時間になれば、全てのアンテナショップは営業を開始している。遠慮なく、あちこちの県を巡ろうではないか。

しぶちょおはさっきからしきりに時計を見ながら、「ここまでで1県あたり○分か・・・」と計算をしていた。確かに、ここでサクサク進めないと、今日この後の展開が見込めない。そしてさらには、今日夜の新幹線の予約を入れてあるしぶちょお自らにリスクが迫ってくる。

【21軒目】 中森製茶 有楽町店(農直茶店なかもり・三重プラザ) (東京都千代田区有楽町)

中森製茶 有楽町店

11:10
兵庫の次は、同じ地下一階にある三重県を目指す。

正直、ここをアンテナショップに加えるのには抵抗があった。何しろ、店名がずばり「中森製茶 有楽町店」なんだもの。お茶屋さんじゃん。でも、三重県には他に東京の拠点となる店がなく、なおかつこの中森製茶が三重県の代表として2013年夏時点では位置づけられているようだ。このお店を紹介するwebサイトには、「三重県アンテナショップ」という記述が見られる。むう、そうなら異議はない。だから、このお店も今回の訪問対象とした。

※2013年9月末に、日本橋に三重県の公式アンテナショップ「三重テラス」がオープンしました。

お店を訪れてみると、当たり前だけどお茶が並ぶお店だった。そりゃそうだ、「中森製茶」だもん。店舗は非常に狭く、店頭に並べられているのが商品の全て。「伊勢茶」ののぼりが店頭に立てられている。伊勢茶?初耳だ、そんなの。あっちの方って、海産物とか真珠、もしくは松阪牛というイメージだけど、お茶なんか作ってたんか。

伊勢茶の粉末スティック

バイトだ、という大学生の店員さん(三重県出身)に話を聞く。すると、

「実は三重県は日本で三番目のお茶の生産高なんです」

とうれしそうに言う。あれ、そうだったんだ。じゃあ、静岡、京都ときて三重?すまん、学校ではそんな事教えてくれなかった。初耳だ。というか、「お茶の生産高第三位の県」なんて、絶対試験に出ないし。知らなくて当然といえば当然だ。でも僕はてっきり、「嬉野茶」で有名な佐賀県が第三位だとひそかに思ってた。

だとしても、伊勢茶なんて聞いたことがないブランドだ。伊勢って、「うどん」「海老」「神宮」の接頭語として使う以外に、「茶」にも使うのか。

店員さんにいろいろ話を聞いた。三重県の地図まで出してもらい、「この辺で作ってます」と教えてもらった。度会町、という伊勢市から奥に入ったところが、この中森製茶がお茶を作っているところらしい。「度会」?「わたらい」と読むらしい。よめねー。

こうなると、伊勢茶なるものが気になるところだ。とはいえ、お茶って茶葉が邪魔なんだよな。後片付けが面倒だし、どうせ飲むとすればオフィスだから、手軽さ第一。味は正直二の次だ。どうすかなあ、一応店頭には「伊勢うどん」が並んでいたので、これを買って三重県をクリア、としようか。

すると店員さんは、「こういうのもあります」といって、粉末緑茶なるものを薦めてくれた。ほう?

これを水やお湯で溶けば、そのまま飲めるというもの。まあ、寿司屋でよくあるやつだ(厳密に言えば違うものだが、似たものだ)。別に珍しいものではない。ふーん、という感じ。でも、そこからがおかでんの興味を惹いた。店員さんが

「こうやってペットボトルに入れるといいです」

と、冷蔵庫からお茶が入ったペットボトルを引っ張り出してきたからだ。ペットボトルにこの粉末緑茶を入れ、そこに水を入れれば、水出し緑茶の完成だ。「ペットボトルに入れれば手軽に飲める」というところが、ちょっとおかでんのこれまでの発想にはなく、なるほどと感心させられた。そうか、湯飲み茶わんなんかで飲まなくていいんだ。これはいいい!

「買います。それ、買います」

と、粉末緑茶20本入りを500円で買った。ちなみに500mlの水でお茶を作るためには、この粉末緑茶は2本。つまり、5リットル分のお茶を買ったということになる。1リットルあたり100円。

お茶を試飲させてもらう

11:15
店員さんのお薦めを聞いて、試飲させてもらったりする。お茶は「お金を積めば、その札束の厚さに比例して旨い物が飲める」という世界。とても健全な値付けとも言えるし、レベルがピンキリまであるということでもある。

ついつい店員さんと話が弾む。われわれが2日間で全国各地のアンテナショップを総なめにしようとしている、という話をしたら、目を丸くして驚いていた。

三重県で記念撮影

11:17
アンテナショップ巡りは、本当に良い社会科の勉強になる。三重県がお茶の産地であるということ、そして「伊勢茶」というブランドがるということを今回学ぶことができた。お子様の夏休みの自由研究にアンテナショップを活用することをアワレみ隊はお薦めしたい。

いろいろ話を聞かせてくれた店員さんと一緒に、記念撮影隊。店員さんが手にしているお茶は、店員さん一押しだという「上煎茶」。200グラム1,000円だったかな?いずれこういうお茶を買う事もあるかもしれないけど、今日時点ではまずは粉末茶で十分。

【22軒目】 徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~ (農直茶店なかもり・三重プラザ) (東京都千代田区有楽町)

徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~

11:24
地下一階のアンテナショップは全部巡ったので、1階に戻る。先ほどまではまだ開店していなかった、「徳島・香川トモニ市場」がオープンしていた。

浮気性の香川さんが、徳島と組んだお店。昨日、愛媛県と組んだお店を新橋で訪問したが、それに続いての登場となる。

「うっかり、香川県のお土産を買わないようにしないと」とおかでんしぶちょお、共にいさめ合う。ここで買うべきは徳島の名産品だ。

徳島名物 フィッシュカツ

11:24
しかし、悩む必要は全然なかった。「徳島名物 フィッシュカツ」なるものをすぐに発見したからだ。

フィッシュカツが徳島名物だということは聞いたことが無かったのだが、お店が言うからにはきっとそうなんだろう。丸々と、大きなフィッシュカツが袋詰めされて売られている。これはかじりつき甲斐がありそうだ。買うしかあるまい。即決だ。

「徳島の食卓に欠かせないフィッシュカツ」と謳われているし、徳島の食を語る上にはこれを避けて通れないだろう。

フィッシュカツをかじる

11:29
早速店頭で食べる。

食い応えがあるサイズであり、フォトジェニックでもある。二人とも、フィッシュカツを口にくわえ、うれしそうに記念写真に収まった。

カツはカレー風味。スパイシーな味つけで、こりゃおかずとしても成立するし、もちろんビールのおつまみにしてもいい。サンドイッチにしてもいいし、カツカレーにしてもいいし。使い勝手が良さそうな一品だった。おすすめ。

【(再)13軒目】大阪百貨店(東京都千代田区有楽町)

大阪百貨店に再訪

11:34
さあ、「アンテナショップ密集地」である東京交通会館もそろそろ終わりだ。最後に、ペンディング扱いにしてあった大阪府をもう一度訪れて、終わりにしよう。

大阪はいまいち欲しいものが無かったため、イートインで食事をすることで対応しよう、と決めた場所。11時を過ぎているのでお店は開店していた。さて、何を食べよう?

たこ焼き

11:36
いか焼き、たこ焼き、モダン焼き、ひやしあめ・・・

いろいろ、屋台料理的なものが売られていたが、あれこれ悩むのが面倒だったので「たこ焼き」を注文しちゃった。なんたる安直。多分、今回の企画の中で、最も安易なチョイスをしたものだと思う。

「アワレみ隊が自信をもってお薦めする、大阪名物」が「たこ焼き」だなんて、あまりにやる気がなさ過ぎる。ごめん。でも、気はもう先に向かっちゃってて、なんかイマイチ乗り気じゃなかったんだよ。

大阪で記念撮影

11:46
できたての熱々のたこ焼きを「あちち・・・」と頬張り、大阪を後にする。さて、ここからは屋外ステージだ。有楽町、銀座と歩き回るぞー。

外は猛暑

11:51
「うわあ・・・」

思わずため息が出る気温。今日もものすごい状態になっている。こんな天気の下、歩き回ろうだなんて熱中症にかかりたくてしょうがないとしか思えない。しかも二人とも、暗い色のシャツを着ているわけで、熱をガンガンに吸収しそうだ。

でも、不幸中の幸いなのは、ここからしばらくのエリアは比較的近距離にアンテナショップが点在しているということ。のぼせ上がる前に、お店のクーラーでクールダウンだ。死にたくなければ、前に進むしかない。

【23軒目】 かごしま遊楽館 (東京都千代田区有楽町)

「鹿児島はここから近いからな。もう少しだ。頑張れ。ナビだとあと2分だと行ってるぞ」

とひっきりなしに励ましながら、暑い中を歩く。タクシーに乗って移動するような距離ではないところが、にくいところだ。己の二本足で歩いて行くしか、手がない。

かごしま遊楽館

11:53
晴海通りに面したところに、「かごしま遊楽館」はあった。

1階に飲食系の名産品を扱うお店、2階がレストラン、3階が工芸品のお店と鹿児島ビルの様相を呈している本格派。ちなみにここの2階のレストランでは、鹿児島の有名な氷菓「白くま」が人気。かき氷だけを求めて連日行列ができるという。僕はそのことを後日知り、30分以上待って食べた。

鹿児島と言えば黒豚!芋焼酎!さつまいも!・・・ええと、他に何があったっけ。桜島の火山灰?

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