草津山麓オウム鳴く【草津温泉ふるさと納税】

朝食

08:10
飯島館の朝ご飯。見ろ!朝からお膳が2つも並んでいるぞ!なんて贅沢なんだ。

片方のお膳には、どうだどうだと誇らしげにハム。そして、お茶と牛乳。メインディッシュが、ご飯とお味噌汁に挟まれていないどころか、隣のお膳にあるというのは初めて見た。

温泉旅館の朝食としては質素だと思う。でも、朝からあれもこれもおかずがあって、「一体何杯ご飯を食べればいいんだ!?」と悲鳴を上げてばっかりもいられない。豪華なのは夜だけで良いと思う。いや、夜だって豪華でなくても良いくらいだ。

「質素」とか言っておきながら、この日もご飯をおかわりしてしまった。だって、海苔と納豆があるんだもの。

さんせい!

宿のロビーに、「なんだこりゃ?」というパンフレットが置いてあった。

「草津温泉なら、さんせい!」

だって。いやちょっと待て、そう簡単に賛成はいたしかねる。事情を聞かせてもらおうじゃないか。

あ、「賛成」じゃなくて「酸性」なのか。そりゃそうだ、日本を代表する強酸性の温泉、それが草津温泉だ。

このパンフレットには6つの木桶の写真があり、それぞれに草津を代表する源泉の名前が書いてあった。

この6つの源泉のうち、昨日今日で4つの源泉に浸かることができたんだから、今回の旅行は大満喫だった。せっかくだから残り2つも?いや、それはやめておこう。僕はともかく、連れの肌がボロボロになる。

草津の湯は、面の皮が厚い人でないと、連続してお風呂に入ると肌が荒れる。よく言えばケミカルピーリング、悪く言えば肌がボロボロ。

インコ

インコがおとなしくしながらこっちを見ていた。

宿のおかみさんにぎゅーっと握りしめられ、「ぐげー」と鳴いていたけど、まんざらではなさそうだった。よく慣れているものだな。僕もセキセイインコを飼っていたことがあるけど、「肩のりインコ」にはなったものの、「握りしめられインコ」にはならなかった。

インコ(と女将さん)に見送られ、宿を後にした。

駐車場に行ってみる

湯畑近くのお土産物屋さんで、焼きまんじゅうを買ったりする。なにしろ、ふるさと納税の返礼品で貰った「感謝券」を使い切らないと。

宿で使い切らなかったのは、端数は現金のおつりが出ないからだ。もったいないので、残り1,000円の感謝券については、お土産物屋で使った、というわけだ。

その後、草津白根山を目指す。今日は草津白根山から万座温泉を経由し、軽井沢に抜けようと思っている。

その途中、「草津二十番勝負」で僕が根城にした、スキー場の駐車場に立ち寄ってみた。通りすがってみたら、一台たりとも車が停まっていなくて不思議だったからだ。

「僕はこのあたりで夜は車を停め、テントを張って寝ていたんだけどね」

と連れにいいながら、車を駐車場の奥に走らせてみると・・・あれ?何か看板が出ている。

キャンプ禁止になっていた

あー。

草津国際スキー場駐車場は自然公園法でテント設営・火気使用等が禁止されています。

だって。禁止になったのかーッ。道理で、キャンピングカーなどの車が一台も停まっていないわけだ。

法律の問題なら、昔から禁止だったのかもしれない。僕が「草津二十番勝負」をやったころは、まだお目こぼしができるレベルだったのかもしれないけど、いよいよ放置してられない、という事態になったのだろう。こうやって看板を出して、明確に禁止にしちゃった。

また、イス・テーブル等を広げての占有もお止めください。

という念の入れようだ。

日帰りで、ここをベースキャンプにして一日のんびり過ごし、共同浴場に何度か遠征する・・・という過ごし方も、この一文で明確に否定された。あーあーあー、大量虐殺だ。皆殺しだ。

これはもう、どうしようもないね。時代がそうなった、ということだ。

「草津二十番勝負」の頃と違って、今や草津温泉には廉価な素泊まり宿がある。プチ湯治気分を味わうなら、そういうところで逗留するといい。車中泊やキャンプまがいのことは、やめよう。

「折角だから、草津町がここにオフィシャルな車中泊/キャンプ場を整備すればいいのに・・・」

と思う。ニーズとしてはかなりあると思う。でもそれをやってしまうと、温泉宿に泊まるお客さんが減ってしまうのは目に見えている。ニーズがあっても商売上、それはやらない・やれないのだろう。

通行止め表記

草津国際スキー場のゲレンデを通り過ぎ、さあこれから草津白根山に向け登っていくぞ・・・というところで前方を行く車からパッシングされた。運転手さんから、「戻れ戻れ」というジェスチャー付きで。

何事か?と思ってもう少し先に進んだら、すぐに回答があった。電光掲示板に、「凍結のため通行止め」の表示。

あらー。

勤労感謝の日くらいまでは頑張れると思っていたのだけど、11月14日でもうアウトだった。もう路面が凍ったのか!道理で今日、寒いわけだ。

ナビも通行止め

まもなく、カーナビにVICS情報が表示されたのだけど、ここから先の道、通行止めを表す真っ黒な表示になっていた。ああ、これはアカンやつや。

万座温泉を経由するのは、断念。これではどうにもならん。直線距離だと近いんだけどなぁ。

気温が低い北軽井沢

万座を諦め、軽井沢を目指す。

北軽井沢あたりは、気温が5度。いやあ、寒い寒い。

農産物直売所

途中、農産物直売所があったので、立ち寄る。

これだけ寒くて天気が悪いと、鬼押出し園とか、屋外の観光という気分にならない。農産物直売所が、せめてもの娯楽だ。

農産物直売所

店頭に大量の野菜が並んでいるぞ、丈が長いからセロリか何かか、と思って近づいてみたら、これが野沢菜だった。

野沢菜!どうするんだろう、買って帰って、自宅で漬けるのだろうか?マイ野沢菜。

野沢菜を野菜炒めにすることだってできるのだろうけど、そういう料理を見かけたことがない。なので、殆どが漬物になってしまう野菜なんだと思う。それがこんなに大量に売られているとは。よっぽど愛されているのだろう。

そんな野沢菜に経緯を評して、買って帰ろうかとも思ったけどやめた。量が多い。

農産物直売所

白菜は「白才」と書かれて売られていた。1個で130円。

えっ?

1個、130円!?

二度見してしまう、お値段。まじですか。

都内で転売して商売ができるんじゃないか、と真剣に考えてしまう、そんな値段。いやー、鍋がはかどるな、これは。でも、1個あればどれだけ鍋が作れることやら。

農産物直売所

我ながら小市民だと思う。

これだけ山積みの白菜やら野沢菜を見ておきながら、買ったのはパプリカ1個とか、ほうれん草1株とか。

近所のスーパーで買いものをしているんじゃねーぞ。もっとがっつけよ!と我ながら思うけど、いやいや、無理ッス、というのも現実的な話。

(つづく)