草津山麓オウム鳴く【草津温泉ふるさと納税】

軽井沢

12:16
雨の軽井沢。

北軽井沢から中軽井沢に向け、標高を下げたので少しは温かく・・・ないな。さすがに。

2015年11月14日、既に軽井沢も紅葉は終わっておりました。まあ、当たり前か。この時期なら、もっと標高が低い東京あたりでも、紅葉の季節に入っている。

紅葉の雲場池を見よう、と思ってここまでやってきたわけだけど、行くまでもなくそれが妄想に過ぎないことはわかっていた。

でも、引くに引けない状態になってしまい、そのまま駐車場へ。うわあ当然有料だよなあ、勿体ないなあ、と思いつつも、やっぱり引くに引けない。

軽井沢

駐車場から雲場池までは、しばらく別荘街を徒歩で移動することになる。池のすぐ近くに駐車場があるわけではない。

それにしても立派な別荘地だ。ため息が出る。今更うらやましくてため息をついているわけではない。「すげえなあ」という、ひたすら驚きのため息だ。

こういうところに別荘を持っている人というのは、僕が想像すらできないようなお金持ちだったり、昔から由緒がある人なんだろう。だから、「いいなあ」「僕もこういうところに住みたいなあ」という気持ちは全く起きない。

雲場池

歳と共に欲望が薄れてきたのだろうか?または、「自分の境遇ではあり得ない、贅沢からは目を逸らしてなかったことにしている」のだろうか?

そんな邪な気持ちを洗い流してくれる場所、それが雲場池。

電柱も看板もなく、スワンボートもない。今日はあいにくの天気だけど、やっぱりここは本当に美しい。

雲場池

さすがに紅葉はほぼ終わっていたけど、湖畔にまだ赤い部分が残っていた。

雲場池

地面がぬかるんでいるし、ぐるっと一周池の周りを回るほどではないと思い、適当に散策。

雲場池

既に落ちた紅葉の葉っぱが、池の隅に打ち寄せられていた。

これはこれで美しい。

この季節ならではの光景ですよ、と強がる。

軽井沢

雲場池を後にする。

森が深くて、美しい。平らで、まっすぐな道も美しい。

軽井沢アウトレット

12:50
今回の旅の最後は、軽井沢のアウトレットモールに行くことにした。

今更ながら、お恥ずかしながら初めての訪問だ。一人じゃ、面倒だし特に欲しいものはないし、行く気にならないけれど、連れがいれば行く気になる。

前回旅行で、御殿場のプレミアムアウトレットに行ったばかりだし、軽井沢のアウトレットに行ってみるのも楽しかろう。

軽井沢アウトレット

誘導に従って、駐車場に向かう。

軽井沢アウトレット

ああー。

駐車場の傍らにスキーゲレンデがある。そしてそこには既に雪が敷き詰められ、早速ガンガンに滑っている人たちがいる。そうか、人工降雪とはいえ、もうスキーシーズンが始まっていたのか!

11月に入ると、都会ではクリスマスソングが流れ始める。それを聞く度、僕は「なんだよ気が早い」と苦笑するのだけど、いやいやどうして、もう年末一直線じゃないか。なにしろ、雪が積もってるぞ。なにしろ、スキーヤーがいるぞ。どうなってんねん。

軽井沢アウトレット

アウトレットの駐車場に通されたのかと思ったら、ここはスキー場の駐車場だった。

軽井沢アウトレット

駐車場から、歩く。ぞろぞろ、歩く。

かなり寒い。

軽井沢アウトレット

ようやくアウトレットが見えてきた。

この時点で、寒さに弱い連れがブルブルしている。やばい、長居はできないっぽい。

軽井沢アウトレット

アウトレットといえば、外廊下なんだよな。ショッピングモールとの違いだ。

おかげで、施設内に入っても寒い寒い。

軽井沢アウトレット

一応、こういう屋内っぽいところもあるのだけど、完全に吹き抜けていて、寒さは他と何ら変わりない。

これ、真冬の時はお客さんがやってくるのだろうか?心配になる。

でも、真冬なら、お客さんは完全防備のうえ軽井沢にやってくるので、むしろ平気なのかもしれない。今回の僕らは、まだ油断した服装だったので、寒くてかなわない。

軽井沢アウトレット

アウトレットの地図。しかしこれが遭難を生みかねない、超絶圧縮地図だ。

この地図を見ると、黄色いエリアと緑色のエリアはすぐ近くに見える。でも実際はこの間は相当離れている。

軽井沢アウトレット

なにせ、これだもの。

黄色エリアと緑エリアの間に、これがある。地図がいかに圧縮されているかがわかるだろう。

うっかり黄色エリアに行こうとして、連れに「勘弁してくれ」とギブアップ宣言された。

軽井沢アウトレット

何しろ、外廊下がずっと続き、しかも解放感満点だ。夏ならよいのだけど、今は寒いったらありゃしない。

もちろん店内に入れば温かいのだけど、店内に入りっぱなしだと全然先に進めない。

軽井沢アウトレット

フードコートまでたどり着いたところで、もう諦めて退却することにした。

何も買わないにしても、ぐるっと一周施設を見て回ろうと思っていたのだけど、それは無理だった。恐るべし軽井沢のアウトレット。「何かのついでに立ち寄る」じゃなくて、完全装備で時間と気力体力をきっちり揃えて、立ち向かわないと遭難するぞ。

車中で暖房をガンガンにかけて暖まりながら何か食べたのだけど、これがなんだか覚えていない。それくらい、ほうほうの体で退却した、ということだ。

2日目のあれやこれやは蛇足だったけど、草津温泉での1泊は素晴らしかった。ふるさと納税をして良かったと思う。また機会があれば、草津町に寄付して、この地を再訪したい。

(この項おわり)

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