2017年8月30日(水) 2nd Round
参加者:のっちょ、おーま、おかでん、おかでん知人関係5人(合計8名)
つい先日食べたばかりだと思っていたら、すぐに2nd Roundの訪問日がやってきた。激辛の世界において、「一週間」というスパンはあっという間だ。
というのも、激辛というのはその場限りのエンターテイメントではないからだ。食べ終わった後からも、参加者一人一人にストーリーは紡がれていく。「おなかが痛くなった」とか「尿道が熱い」とか。そういう「新しい発見」をお互いが報告しあい、「俺も俺も」と共感しあい、数日が過ぎていく。で、ようやく平穏な日常生活に戻ったな・・・と思ったら、「さて、次の会では何を食べる?」という時期になっている。
今回は、前回から引き続きのっちょさんとおーまさんがオフ会として参加してくれた。そしてそれとは別に、おかでんの会社関係の知り合いが5名、大挙して参加ということになった。
この「会社関係の知り合い」は、昨年の激辛グルメ祭りに僕と行ったものの「台風直撃前日だったためにイベントが中止されていて、全員が会場の前で途方に暮れて立ち尽くした」時のグループだ。1年ぶり、ということで鼻息が荒い。ただし、全員が激辛好き、というわけではなく、イベントが好きなので参加しました・・・という方も含まれている。
「激辛グルメ駅伝、なんて企画、誰も参加しないだろう」とタカをくくっていたために、オフ会企画と「おかでんの私的なつながりの企画」がバッティングしてしまった。嬉しい誤算だ。大人数なので、前回以上にあれこれ料理が並ぶことになるだろう。
「会社関係の知り合い」の人たちにまで、「一人2品がノルマ」とお願いをするわけにはいかない。それでもオフ会メンバーだけは前回同様「一人2品を買ってくること」ということにし、3名で6店舗の料理を揃えることにした。残り3店舗は、会社関係の方々に任せた。
ちなみに「知り合い」といっても、別会社の方々で、面識がない初対面の方も含まれている。若い女性もいる。その戦力は未知数だ。
メンツのうちで一番最年長の、「部長」と呼ばれている方は激辛好きらしいのだけど、よりによって今日はおなかの調子が悪いのだという。「正露丸を飲んでやってきた」とおっしゃる。正露丸を飲まないとヤバい状態なのに、激辛をズドンと胃袋に入れたら・・・想像するだに、怖い。善玉菌皆殺しだ。
会場は今日も賑わっている。
さすがに今回は人数が多いので、着席スタイルで宴会ができるとは思っていない。とっとと着席は諦め、立ち席でまとまった空きがないかどうか、会場の隅を探す。ウカウカしていると、立ち席でさえ埋まってしまうので急がないと。
幸い、自販機の裏手という会場の隅っこに、立ち席テーブル2つが空いていた。ここをベースキャンプとし、総勢8名からなる激辛パーティーを開催することとした。さあ、全員あちこちに散って激辛料理を買い求めるがいい!
今回もお店をざっと見ていこう。
プングム
タッカルビを扱っている韓国料理店。単なる「タッカルビ」と「チーズタッカルビ」の二種類がある。当然チーズが入ると味がまろやかになってしまい、辛さが損なわれる気がする。しかし、「チーズタッカルビ」の辛さ選択には「中辛」と「激辛」が用意されている。チーズ入りで激辛って一体どういうことだろう?
タッカルビの激辛よりも、絶対「チーズタッカルビ」の激辛のほうが辛くないとは思うけど、どんなものか見てみたい。あえてチーズタッカルビを選びたくなる。
郭 政良 味仙
「名古屋めし」の重要な一角を占める、「台湾ラーメン」。その元祖である「味仙」が今回初出店だ。昨年、神田に東京初登場して首都圏界隈の人々をざわつかせたが、その勢いを駆って「激辛グルメ祭り」にも登場。
メニューは潔く、台湾ラーメンだけ。
しかし、何やらメニューが2つあるように見える。よく見ると、「台湾ラーメン」と「台湾ラーメンイタリアン」だった。
台湾ラーメンイタリアン。裏メニュー的存在だ。「台湾ラーメン」の辛さ控えめが「アメリカン」で、辛さ増強が「イタリアン」と称される。浅煎りで味が薄いアメリカンコーヒーと、深煎りエスプレッソで味が濃いイタリアのコーヒーを真似たネーミングだ。
クンヤー
イサーン料理を出すタイ料理店。
サフラン池袋 幻のインド料理
今回の目玉、と目されているのがこのお店。「世界一辛いカレー」という、その名もズバリな激辛料理を用意している。この料理、さすがに辛さの調整はできない。当たり前だ、「世界一辛いカレー 中辛」なんてメニューがあったら、何がなんだか意味不明だ。
そのかわりに、辛さ表示のところにやたらと長文が書き込まれている。目を凝らしてみると、こんなことが書いてあった。
タバスコの約401.5倍の辛さ(ブートジョロキア使用当店オリジナル)
もうこれ、訳わかんねぇな。桁がおかしいので、実感がまったく伴わない。人間が「おお、すげえ」と理解できるのはせいぜい「数倍」までだ。
「というか、タバスコなんて単に酸っぱい調味料だからなあ」
「タバスコを辛さの基準にするのはねぇ」
仲間内で、このことについて話し合う。既に、「タバスコごときは小僧」扱いが当然になってしまっている。
京華樓
前回の1st Roundに続いて出店しているお店。定番の麻婆豆腐はそのままだけど、それ以外のメニューは変えてきている。
この日は直前まで雨が降っていたということもあり、客足はあまりすごくなかった。ご覧のように、19時半近くであっても行列ゼロの屋台もあったくらいだ。
ソウルフードインディア
「ソウルフード」なのに韓国料理店ではないのか?というのが気になるが、それはともかくインド料理店。
このお店、カレー以外にタンドリーチキンも扱っているのだが、そのタンドリーチキンも辛さ調整が可能で、小辛、中辛、激辛の3種類が選べた。タンドリーチキンって、作るのに時間がかかるはずだ。辛さ調整はどうやっているのだろう?3種類の辛さのチキンを作り置きしておくのだろうか、それとも、素のタンドリーチキンを作っておいて、オーダーに応じて激辛スパイスを振りかけることで、辛さ調整を行っているのだろうか?
ソウルフードバンコク
「ソウルフード」なのに韓国料理店ではないのか?というのが気になるが、それはともかくタイ料理店。先ほどの「インディア」とは姉妹店と思われる。
3つ用意してあるメニューのうち2つが、メニュー名に「激辛」というキーワードが入っている。実は「一発ぶちかましてやるぜ」という意欲があるのは、このお店なのかもしれない。
ホルモン焼 幸永
韓国料理店。よりによって「ソウルフード」という店名はついていない。
陳家私菜
ここも麻婆豆腐が自慢の、四川料理店。
昔、会社の飲み会でこのお店を何度か使ったことがある。「中華4大高級食材が食べられるコース」があるからだ。しかも、飲み放題がついて4,500円程度。参加者を集めにくい職場の懇親会なので、意外性とワクワク感という点でこのメニューはとても都合が良かった。値段も手頃だし。そんな思い入れのあるお店。
ちなみに「中華四大高級食材」とは、ふかひれ、あわび、北京ダック、上海蟹だったと思う。あれっ?ツバメの巣は?さすがにツバメの巣を4,500円飲放題付きのコースにつけるのは無理だったか!と思ったことが未だに記憶に残っている。
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