激辛グルメ駅伝2017

激辛料理

僕が場所取りのためにベースキャンプに居残って待っていたら、続々と料理が届けられた。次から次へと、いろんな人が料理を運び込み、そしてまた次の料理を獲得するために旅立っていく。その光景は、働きバチか子育て中のツバメか、といった様相で壮観だ。

でも、やってくる料理、すべてが辛いんだからどうなってるんだこれは。テンションがあがってしょうがない。唾液が口にたまってしょうがない。

真っ先にやってきたのが、

プングム
チーズタッカルビ 激辛

「チーズが入っていて、果たして激辛たりえるのか?」というのが心配な品だったけど、阿吽の呼吸で買ってきてくれる人がいた。さて、どんなものか。

見た目は、辛そうには見えない。そりゃそうだ、「辛いチーズ」なんてのは見たことがないんだから。スーパーで売られている「さけるチーズ」に唐辛子味があるけど、それでさえ辛くないんだ。この料理も、たぶん普通のチーズなのだろう。

じゃあ、タッカルビ自体がどこまで激辛なのか?チーズのまったり感を凌駕する辛さになるのか?面白い、ぜひ確認せねば。

激辛料理

サフラン池袋 幻のインド料理
世界一辛いカレー

真打ち登場。本日の目玉商品だ。

僕自身、昔このお店に行って店内で食べたことがあるのだが、「辛かった」という印象しか残ってない。バカなのか僕は。「辛いものを食べに行って辛い」のは当たり前だ。

実際どこまで辛いのか、並み居る激辛料理を遥かに超越した辛さを提供してくれるのか、楽しみだ。

激辛料理

あれ。チーズタッカルビがかぶった。

我々「オフ会組」は、料理が重複しないように事前に打ち合わせをし、自分が買う料理を確定させている。一方で、「会社の知り合い組」とはそういう協定を結んでいないので、買ってくるのは自由だ。なので、重複が発生する場合もある。

でも余裕だ、なにせ人数が8名もいる。何品重複しようが、全店舗制覇は確実にできる。

むしろ今回、この重複に感謝した。なぜなら、後からやってきたチーズタッカルビは、「中辛」だったからだ。同じ料理で、辛さが違うとどうなるのか?というのはこれまで経験がないことなので、とても興味を持った。

で、食べてみたのだけど、みんな「うーん、あんまり辛くないね」というコメント。なにしろ、8人がかりで食べるので、味見程度に食べることになる。そのため、食べたときの印象は「あ、チーズ味だ。」ということになり、辛さがどうとか、あんまり気にならないのだった。これは、激辛であっても中辛であっても一緒。「味見程度」である限りは、大して辛さに違いは感じられなかった。

もちろん、同じ料理をずっと食べ続けていれば印象が変わってくるのだろうけど。

激辛料理

京華樓
本場の四川麻婆豆腐 超辛。

今回、「陳家私菜」も「麻婆豆腐」を提供している。麻婆豆腐密度が高いイベントだ。

この京華樓の麻婆豆腐は前回1stRoundでも食べたので、二週連続コンニチハの料理となる。

8人がかりで食べたが、最初は「いや、結構辛いよ!」なんてキャーキャー盛り上がっていた人たちも、後半になると「甘いね」「うん、甘い」と言うようになっていた。まさに先週の我々と同じパターンだ。

結論。麻婆豆腐はどんなに激辛であっても、甘い。

「激辛なのに甘いだなんて、頭おかしいんじゃないの?」

と思うだろうが、辛い料理をあれこれ食べてりゃ、そういう味覚になるんだってば。本当だってば信じてください刑事さん。

豆腐、甘いなぁ。ひき肉、もっと甘いなぁ。砂糖のような甘さだとは言わないけど、素材の甘みというか、油の甘みというか。これは僕だけの感覚ではない。その場にいた全員が同じ感想を・・・あ、いや、あまり辛いものが得意でない人は「アンタらおかしい」と腰が引けていた。どうやら、甘く感じない人もいるようだ。

激辛料理

クンヤー
ラープガイ(鶏ひき肉のハーブ和え) 激辛

楽しく美味しい料理だね、という印象。なんだそりゃ。ハーブ和えなので、さわやかな味わいで食べていてすっきりする。どうしても辛い料理って、油っぽいので、さっぱりするのは助かる。

こういう「ポロポロした料理」は、必然的に辛さを感じにくい。なぜなら、みんなでシェアする際、お互いが遠慮しあって、ちょっとずつしか食べようとしないからだ。なので、「あッ、コイツぁ辛い!」と気づく前に、この料理を通り抜けてしまう。

しかも「せっかくこの料理に手を伸ばしているのだから」と欲張っちゃって、つけあわせのキャベツをつまんだりしてしまう。これで辛さが緩和。

まあ、美味しけりゃいいんですけどね。辛いだけの料理がいいなら、唐辛子でもかじってろ、って話で。

激辛料理

プングム
タッカルビ 激辛

タッカルビ大人気。というか偶然なのだけど、またタッカルビが来たぞー。チーズタッカルビが2皿、そして今度はノーマルタッカルビ。これでタッカルビ三昧で食べ比べができる。

ただし、味の記憶は全く残っていない。

激辛料理

ソウルフードインディア
ミニ・タンドリーチキン(5本) 辛さ不明

こういう、「一人一つずつ」が確保できない料理の場合、つい遠慮してしまう僕は当然のごとく食べていない。あまり辛そうには見えないのだけど、どうだったのだろう?

でもこの手のヤツ、手でつまんで食べたりしたら、激辛成分が手に残ってしまうので注意だ。うっかりしてその手で顔を触ったりしたら、しばらく痛くてヒリヒリが止まらなくなる。

激辛料理

ソウルフードバンコク
豚肉のニンニク揚げ 激辛ソース 辛さ不明

パプリカのようなものが赤い色味として上に載っているけど、これ、唐辛子なんだぜ?

激辛ソース、というけど、いわゆるホットチリソースだ。例のごとく、辛さの奥にある素材の甘みを感じ取ってしまい、「むしろ甘いね」なんていう話になる。

激辛料理

ソウルフードインディア
チキン・チリ (鶏肉と野菜のスパイシー炒め) 辛さ不明

なんかね、8名が集まって、うわーっと料理が並んでワイワイ食べているとね、浮足立ってしまうんですわ。ひゃああ!なんて言いながら辛いだの辛くないだの盛り上がっていると、肝心の料理の味とか記憶がほとんど残らない。

不運な料理たちだけど、でもこうやって素晴らしく楽しい時間を過ごすきっかけを与えてくれたのだから本当にありがたい。

さすがに、「唐辛子を丸かじりしてろ!」というだけでは、こういう楽しい時間にはならない。「辛くて旨くて、バリエーションに富んだ料理」をあれこれ食べるからこそ、楽しいんだ。そこを勘違いしてはいかん。

整理券

僕も担当する料理を買いに行く。

手慣れた屋台、無骨な屋台、運営のしかたはいろいろだ。

今年の屋台の多くは、「注文をする列」と「商品を渡す列」を分けていて、2つの列が店頭に並ぶ仕組みにしていた。この方が行列がウネウネしなくて済むからだろう。ただし、列を並び直す際に整理券を発券するお店と、しないお店がある。順番に並んでいるんだから、整理券なんていらないだろう?料理は順番にちゃんと作って提供するんだから、ズレるわけがない、という発想だ。それはそれでシンプルだ。

行列

このお店の場合、屋台の前にわざわざ長机を置いて、接客に3人体制で臨んでいる。

普通の屋台は、屋台の窓に張り付く形で店員さんがいて、身を乗り出すようにしてお客さん対応をしている。しかしここはズズズイと屋台の前に接客カウンターがある。かなりの手練れと見た。

激辛料理

ホルモン焼 幸永
激辛冷麺 MAX

過去の激辛グルメ祭りで「幸永」の料理は食べたことがあるが、いつも「ホルモンMIX」だった気がする。冷麺は初めてだ。1st Round同様、「だってメニュー名に『激辛』って書いてあるんだもん」戦法で、これを頼んだ。

卵、偉大だな。味をおもいっきり、まったりさせてくれる。激辛を追い求める上ではあまりに偉大なる邪魔者だけど、でも「辛いけど、辛くない」という無理のない激辛を楽しませてくれるので幸せな食材だ。

ビールタワー

今回、我々をざわつかせている「ビールタワー」が満を持しての登場となった。

「ビールがぬるくなるんじゃないか」説については、中に氷を入れる構造になっていて否定された。よく見ると、ドーナツのような形になっていて、ドーナツ部分にビールを注ぎ、真ん中には氷を入れる作りになっているのだった。

料理が並ぶ

料理一式。

赤い、というよりどす黒い。

麻婆豆腐

後になって追加で購入された料理。

陳家私菜
元祖頂天麻婆豆腐 地獄辛。

ビールタワーがカラに

今回二人いた女性陣が、どんどんビールを注いでくれる。なので、お酒を飲んでいる人たちはグイグイ杯を重ねていき、あっという間に4リットルのビールタワーはカラにになってしまった。8人いるとはいえ、飲まない人も中にはいるので、それを思えばよく飲むなあ。激辛イベントならでは、だ。

むしろ、飲み物でおなかがいっぱいになってくる。みんな、料理がまだ残っているのに「なんだかおなかがいっぱいになっちゃった」とか言いつつ箸がとまってしまった。辛い料理なので、チビチビ食べるし辛さを中和させるために飲み物を飲む。そのW効果で、すぐにおなかがいっぱいになってしまうのだった。

料理を残すわけにはいかない。しかし、「世界一辛いカレー」は、みんな怖じ気付いてスプーンがなかなか伸びていかなかった。それだけ、辛いということだ。もう、満場一致で2nd Roundで一番辛い料理は「世界一辛いカレー」に決定した。

それじゃあまりに面白くないので、僕が食い下がって「じゃあ、じゃあ、2番目に辛かった料理は?」とみんなに聞いてみる。

しかし、「うーん、あとはどれも同じくらい・・・」と、みんな歯切れが悪い。

「世界一辛いカレーを食べてしまうと、あとはもう味覚がわからなくなってしまった」

という声も。恐るべし、世界一辛いカレー。

この後、みんなで新宿駅に向かって歩いていったのだけど、辛さというのは食後でもジンジンと響いてくるものだ。歩いているうちに胃袋の中で「辛味成分」がチャポチャポ揺れ、そのせいで胃の粘膜を刺激する。人によっては「胃の形がはっきりわかる」と言うし、「みぞおちあたりが熱い」という人もいるけど、「歩いている最中に、だんだんおなかが痛くなってきた」という人もいる。

どこかいったん甘いものでも食べるために喫茶店にでも入ろう、とお店を探したのだけど、意外なことにそのような喫茶店はほとんど見つけられなかった。ようやく新宿駅近くの地下街でケーキセットがある喫茶店を発見したけど、その時点で「一休みしたい」と言っていた人は「もう大丈夫です、帰ります」とおっしゃり、そのまま解散となった。多分、喫茶店で和むよりも、一刻も早く帰宅して休みたい気分だったのだろう。その気持ちはわかる。

1st Roundから引き続いて参加となるオフ会メンバーたちとも新宿駅で別れたのだけど、後になってからLINEで「しんどくなって新宿駅でしばらく休んでいた」などと遭難報告が。各自、いろいろ激辛被害にあっていたらしい。