男二人チ●コまつり
日 時:2009年(平成21年) 06月26日~29日
場 所:万座温泉、七味温泉、切明温泉
参 加:おかでん、しぶちょお (以上2名)
仕事に疲れたので、ちょっとまとまった休みを取った。季節は6月、さてどこへ行こう?あてが無かったが、とりあえず万座温泉で一泊することにした。日程的には3泊4日の旅行が組めるお休みを確保してあったが、まずは万座温泉泊。そこで塩梅よければもう一泊、さらに一泊と旅程を伸ばしていこうと思う。
こういう時楽天トラベルは便利だ。あてもない旅をしようと思ったときにざっくりと行き先を決める事ができる。最初から行き先が決まっていれば、そこの旅館のwebページを調べるなり直接電話するなりして予約をとればいいが、行き先が決まっていないときは「楽天トラベルに掲載されている宿」から探すことになる。予算を入れて、そのほか条件を入れて・・・合致する宿はこれか・・・じゃあここに泊まろう、と。
そんなわけで、楽天トラベルに掲載するかしないかで宿の集客力には相当な差があると思う。利用者としては、少しでも多くの宿が掲載されることを望んでやまない。
2009年06月26日(金) 1日目
朝、自宅を出発してまず向かったのは軽井沢の蕎麦屋。軽井沢で2軒ほど蕎麦屋巡りをしてみようと思ったからだ。軽井沢にはおいしくて十分に満足がいく蕎麦屋が既にあるが、そのお店に安住していてもつまらない。せっかくだから新規店舗を開拓してみようと思った次第だ。
最初に訪問したお店は「Zen」というところ。詳細はこちら。
二軒目に訪問したお店は「はなふさ」。詳細はこちら。
今回のお宿、万座亭。
とにかくゆっくりしたかったので、14時チェックインで11時チェックアウトというプランがあるこの宿は魅力的だった。と、サイトを見る限り雰囲気がよさそうだったのもここを選んだ理由の一つ。
予定通り14時ちょっと過ぎに宿に到着。
宿のロビー。和風の面持ちかと思っていたら、洋風な佇まい。
写真右下がフロント。一件フロントとはわからないこじんまりした作りで、宿に入ったとき一体どうすればよいのか若干戸惑った。
通された部屋。うれしい事に角部屋だった。何で一人旅のオッサンにこういういい部屋を与えるのかね、と不思議だが、平日泊だからなのだろう。でも、隣の普通の部屋は団体旅行客の宿泊になっていたな。団体客よりも個人宿泊の方が格上なのだろうか。
部屋は清潔。一人で泊まるには広すぎるくらいのスペースが確保されていた。うれしい。テンションが上がる。
窓から外を眺めたところ。開放感ある標高1,800mの景色。新緑の季節なので、緑が非常にまぶしい。冬になるとあたり一面銀世界になって、スキー客があっちこっちで滑っているのだろう。ちょうど正面にゲレンデが見える。
卓上に用意されていたお茶請け。
ご丁寧に3種類もあったのには恐れ入った。笹まんじゅう、種なし梅、そしてブラックペッパー極旨しいたけスープ。スープが用意されている宿なんて初めて見た。
本来なら大喜びで手を伸ばすところなのだろうが、あいにくとおかでんは間食を一切しない性分なもので、これらは手をつけないままとなってしまった。もったいないといえばもったいないことをしたな。
この宿にはリラクゼーションルームが完備されていた。よく温泉旅館であるのは、温泉街の中にあるあんま屋さんをデリバリーできるというものだ。デリバリーヘルスとはまさにこのことだ。しかし、この宿はちゃんと一室、専門の部屋を構えているのだから立派。
まだ今時間が早いことだし、マッサージ受けてもいいかなあ・・・とぼんやりと考えたが、やめておいた。
湯治といえば、以前「へべれけ紀行」のほうで「草津20番勝負」というのをやった。草津の共同浴場完全制覇、というものだったが、このときは首肩が痛くて凝って凝ってどうしようもなかった。そのときの状態がまだ持続していたら、一も二もなくこのマッサージに飛びついていたと思う。でも、踏みとどまったということは、随分体調は快方に向かっているのだろう。
窓からの景色を愛でる。
普段うろちょろしているおかでんはこうやって一カ所でじっくり何かを愛でるということをしないのだが、ここの景色ならそれができる。景色を楽しむだけで十分すぎる楽しみだった。鳥のさえずりがまたいいんだ、これが。
しばしこのまま外を眺める。
・・・という写真をセルフタイマーと三脚で撮っている時点で、やっぱりうろちょろしている性分は治っていないのだが。
お手洗いに行ってみたら、非常に清潔感ある作りで感心した。
ドライヤーまで完備されているお手洗い(共同)はちょっと珍しい。もちろん便座はウォッシュレット付き。
お風呂に入りに行く。
まだ15時にもなっていない早い時間なので、風呂は独占状態。
白鐵の湯、というのがここのお風呂の名前らしい。
内湯。
酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。
全体的に新しい作りの宿だが、ここだけは結構味がある。薄暗いところも、一層その味わいを引き立てている。
カラン周りの黒ずみなど、むしろそれが味となっていい雰囲気を醸し出している。
あと、ここの湯屋の天井が高い高い。おかげで湯気が籠もらず、非常に快適な浴室になっているのだった。
それにしても立派な柱だな。
湯をかきまぜるための「木べら」みたいなのがあったので、せっかくだから入浴前にかき混ぜてみる。こういうことができるのも、誰も居ない早い時間帯だからこそだ。アーリーチェックイン万歳。
「万座~よいとこ~一度はおいで~」
と歌ってみる。うん、いい感じだ。イイカンジではあるのだが、メロディを知らないので非常にいい加減な歌い方になってしまった。
露天風呂に行ってみる。
ここも木材が大胆に使われているログハウス風な作り。
日の光を浴びると温泉ってこうも色が変わるのかと感心させられる。さっきの内湯は灰色っぽい青だったのに対し、こちらは鮮やかな水色になっている。
露天風呂から外を覗いてみると、写真右のような光景。すぐそこに駐車場があった。湯船に浸かって外の景色を見る分には、遠くの山と青空しか見えないのでいいが、立ち上がって露天風呂の端まで行くとこの光景。まあ、これが借景の妙って奴なんだろう。
貸し切り家族風呂が見えた。ここは45分で2,100円払えば利用できる。さすがに男一人で泊まりにきて、貸し切り風呂に浸かるぜ!という選択肢はあり得ないので、中までは確認することができず。
風呂から上がったところに、万座の名水というウォータータンクが置いてあった。温泉入浴前後の水分補給に、と書いてある。こういうところが憎い。さっそくゴクゴクと飲ませてもらう。でも、これって単に水道の蛇口をひねっただけじゃあるまいか、と思ったが、まあどっちでもいいや。
おかでんが宿に泊まると必ずチェックすることがある。それはビールの価格。
えーと、この宿の場合は500ml缶が500円か。すなわち、「1ml=1円」計算。むー。標準的と言えるが、宿ビールってどうしてこうも「高値安定」しちゃうんだろうね。需要と供給のバランス上仕方が無いんだが、「衛生上の観点から館内に飲食物持ち込み禁止」を謳う以上はもう少し値段を下げてくれなくちゃバチがあたるってもんだ。
お土産物売り場も充実。万座温泉には商店街のようなものは存在しない。純粋に山あいに宿があるだけだ。だから、館内にこういう施設があるかどうかは人によっては重要。
おかでんはあまりこういうところで買物をしないので関係ないのだが、暇つぶしにいろいろ見て回る分には楽しいので、あったらいいと思う。
部屋にあったお茶請け、「笹まんじゅう」を気に入ったらここでお買い求めいただけます、というわけで笹まんじゅうが売られていた。お茶請けの商品が気に入ったので買い求める、というニーズは一体どれくらいあるんだろうか。浴室に「足の角質取り」が置いてあり、売店で買い求められる、なんて書いてあるのを時々見かけるが、あれで角質取りを実際に買う人がどれだけいるのか、というのと同じくらい謎。
部屋に戻って、アワレみ隊OnTheWebの執筆を行う。湯治に来た、といっても実際はこうやってサイトの更新作業に勤しみ、結局また首と肩、そして背中を酷使することになるのだった。
夕方までひたすら更新作業。有名作家が締め切り間近でホテルに缶詰になるのと一緒・・・と思えば、自分がなんだかえらい人のような気になってくる。わけないか。
夕食時になったので、食事会場へと向かう。
「酒」と書かれた屋台がお出迎えしてくれて、いやが上でもテンションがあがる。あいにく営業はやっていなかったが、「おかでん様のご夕食はこちらの屋台でお召し上がりください」と言われても全然イヤじゃなかった。むしろアリだ。大ありだ。オオアリクイだ。
おでん鍋も据え付けてあるところを見ると、夕食後の時間になると営業を始めるのか、それともスキーシーズンだけ営業しているのか。気になったが、その正体を確認することはできなかった。
食事は「お食事処 竹の子」というところで。
既に多くのお客さんが食事を始めていた。つくづく思うのだが、こういう温泉宿に泊まると、大抵食事の定時に食堂に行ったら既に食事を開始している人がいる。待ちきれずにフライングゲットする人が結構な割合でいるのだろう。一方おかでんなんて、食事がうれしくてしょうがないものだから、敢えて「しょうがないな、そろそろ食事にでも行くかな」なんて嫌々な様子でちょっと遅れて食堂に行くのが常。
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