一度はひっくり返ってしまったご飯だったが、その後絶妙な水の追加と炊飯時間の調整により、何事もなかったように炊きあがった。
にんにくの臭いが強く漂うかと思ったが、あまりしなかった。鍋を転がした際にこぼれてしまったかもしれない。ちぇっ、残念。
お味噌汁もできあがった。キャベツを刻んで投入した際は一体どうなることかと不安になったが、熱が通る事で随分とかさが減った。「鍋から溢れんばかりのお味噌汁」という事態は避けることができた。
それにしてもなんたる具だくさん。お味噌汁に箸を突き刺したら直立するぞ、この具の量だと。「飲む味噌汁」ではなく「食べる味噌汁」。
今朝のメインディッシュはうなぎ。朝からぜいたく。
おかでんなら、うなぎをパックから取り出してそのまま食べちゃうんだが、しぶちょおによると「一度加熱すると良い」らしい。
しぶちょおはフライパンに水を少々入れ、うなぎを置いて、アルミホイルでふたをした。この状態で加熱することで、蒸し焼き状態になりうなぎが柔らかくなるという。なるほど、一手間かかるが確かにこれは柔らかくなったぞ。常温のままだと、皮がゴムみたいに弾力性をもっていてかみ切れないからなあ。
本日の朝食一式。
鰻丼、キャベツの千切り、具だくさんすぎるお味噌汁、昨日の残りのかぼちゃととうもろこし。とうもろこしは一昨日の焼肉用として買っておいたものだが、まだ残っていたので今朝食べることにした。
朝からおなかいっぱいになって朝食終了。
片付けをわーっとやって、一段落したところでコーヒーを飲む。今日は「クラーク博士の珈琲」ではなく、モカ。いろいろ食料庫から出てくるな。そんなわけで、賞味期限は見ないことにする。こんなに潤沢に在庫があるってことは、要するに飲まれないまま放置されていたというわけで。
コーヒーを飲みながら、これまでかかった費用を精算。
本格的に片付けを開始。お互い声を掛け合わなくても、勝手にやるべき事を黙々とこなしていくので気持ちがいい。勝手知ったる、というやつだ。
片付けを開始したのは11時になってから。この廻り目平キャンプ場はチェックアウト時間が18時なので、最終日はのんびりと過ごす事ができる。ありがたい。
12時過ぎにチェックアウト。
いや、快適に過ごせて大満足です。椅子が2脚も壊れたのはショックでかいけど。
野辺山駅近くの「ヤツレン」という牛乳工場に行ってみる。
ここは「八ヶ岳野辺山高原3.6牛乳」を作っている。おかでんの近所のスーパーで取り扱いがある商品なので、馴染みがある。
単なる工場かと思ったら、売店も併設されていた。牛乳、ヨーグルトの他に牛乳サブレが売られていた。
で、買いました牛乳。
ジャージー牛乳(170円)と普通の3.6牛乳(140円)。
できたてを飲むと、なんだかよりおいしく感じる。スーパーで売られているのと一緒のものなのに。
あたり一面、ひたすら高原野菜畑。
このキャンプ最後の目的地点は「千ヶ滝」という滝。
カーナビにも載っていないので、ロードマップを見ながらの探索となった。実際、千ヶ滝入口は非常にわかりにくいところにあった。この地を目指す人は要注意。また、清里にも同名の滝があるので大変に紛らわしい。
千ヶ滝。
辺り一面高原野菜畑が広がるなだらかな場所なのに、なぜここだけこんな段差ができているのか不思議。大自然の神秘。
豊富な水量にしばし見とれる。
滝周辺の岩が独特。割れた瓦をたくさん積み上げたような形になっている。何という名前の石だろう?
14時過ぎになって、ようやく昼食。朝ご飯をしっかり食べた上に牛乳を500ml飲んだので、なかなかおなかが空かなかった。ロードサイドのお店、「ふるさと」に入店。
このときの様子はこちら
食事が終わったところで解散。めいめい東と西へと分かれていった。
二人による小規模キャンプだったが、非常に有意義な2泊3日となった。キャンプ用品の棚卸し、という趣旨はちゃんと果たしたし、ダッチオーブンをフル活用した料理を作ったし。
なによりも、廻り目平という場所が良かった。ナナーズという品そろえが良いスーパーが比較的近場にあるし、風光明媚だし、お手洗いや水場はきれいだし。また遠くない将来、ここを訪れたいものだ。
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