フィトンチッドでいこう【赤沢自然休養林】

お店

12:45
国道19号をひたすら南下していく。谷底にある道で、木曽谷から南を目指す際には100%ここを通らないといけない。週末になるとアツい渋滞になる、というのがよくわかる。他に逃げ道がない。

幸い、まだ昼ということで混雑はひどくなかった。13時前に中津川に到着。

中津川は栗の産地。ちょうど今は栗のシーズンということで、もってこいだった。

しぶちょおがおすすめするお店が、「満天星 一休」という。

大きな建物がお出迎え。

お店

食事処兼喫茶スペースが建物の中にあるが、それそのものは地味だ。

お店

このお店のメインは、あくまでも和菓子屋ということなのだろう。こちらは広いスペースで、栗を中心とした様々な和菓子が売られていた。

陳列

もちろん栗きんとんが名物。

陳列

あ、「和菓子屋」という前言は撤回。栗きんとんや栗きんつばが売られているけど、それだけじゃなくてサブレとかケーキも売っていた。

「せっかくだから」論理で、ついたくさん買ってしまう。単品で、4種類8個も。自家消費するには買いすぎだ。職場のお土産?いや、勘弁してくれ、一つ一つが決して安くないんだ、職場には30名近くいるので、こんな高級お菓子は無理だ。

「職場にお土産」というのは、だんだん僕はやめていっている。というのも、他の人とくらべて僕は圧倒的に旅行に行く頻度が高く、いちいちお土産を買っていたら出費がきりがないからだ。そして、お土産を持ってこない人は全然持ってこない。しかもそういう人に限って、お土産に対してお礼も言わず感想も言わない。職場全体でポジティブなギブ&テイクが成り立たなくなっているので、もうこういう文化は縮小しよう、というのが2017年時点の僕の考え。

今では、気心しれた数名の同僚にだけにお土産を渡す、という形にしている。職場全員に渡すのは、有給休暇を大胆に取って旅行に行った時くらいでいいや、と思っている。

マップ

中津川の栗きんとんマップ。へー、これは面白い。

栗きんとん、といっても、僕が知っているものとは全く違う。僕が栗きんとんを食べるのは、正月のおせちだけだ。あの栗きんとんは、「中に栗の甘露煮が入っている、黄色い料理」だ。あれって、甘露煮の周囲はサツマイモだったりする。

一方、中津川の栗きんとんは、栗そのものを潰してまんじゅう状態にしたものだ。まさに似て非なるもの。

このため、おせちの栗きんとんとくらべて色はおとなしい。はっきりいって冴えない色あいだが、むしろ無着色の天然で、食欲が湧いてくる。

そんな栗きんとんをバーンと一同に表示している、というのはよくやったと思う。「ライバル店と比較されるのはイヤだ」という声だってあっただろうけど、よくぞ取りまとめてパンフレットにできたと思う。すばらしい。

しぶちょお曰く、「中津川の栗きんとんの詰め合わせセット」を売っているお店が中津川駅前にあるのだそうだ。それは、いろいろなお店の栗きんとんが1つずつはいっているのだという。へえ!お店をまたいで味くらべか!それはいいな。

広島でも、もみじまんじゅうの味くらべセットがあればいいのに、とその話を聞いて思った。藤い屋、山田屋をはじめとしてもみじまんじゅうのメーカーはたくさんあるから。広島人でも、好みは分かれるところだ。ちなみに僕は藤い屋の、こしあんが好きだ。

客席

13:03
一休の食事処は席数が少ない。

このため、我々は栗きんとんを買ったりしながら順番待ちをしていたのだが、しばらくして中に通された。

お品書き

このお店のメニューは至ってシンプル。

栗おこわ膳か、お抹茶か、栗ぜんざい。以上。

食事をしたければ、栗おこわ膳1,300円を頼むしかない。

「あらやだ、高いわ。もっと安い食事ってないの?うどんとか」

なんていう人はアッチいってなさい。ここでは栗おこわが食べれられればそれで十分なのだ。

栗おこわ膳

栗おこわ膳登場。

いやあすばらしい、栗おこわに栗がゴロゴロ入っているぜ!

栗ごはん、といっても、「栗の風味がついたご飯をご堪能ください。栗そのものは1個か2個程度でお許しください」という代物が時々あるけど、これはもう、栗パラダイス。米粒の数と栗の数、どっちが多いんだ?というくらい・・・いや、すまん、それは嘘だけど、それくらい栗が多い。

栗がホクホクなのは言うまでもないけれど、甘い。いや、果物のような甘さじゃないぞ?やさしい甘みがある。スーパーで売っているような、「栗ごはんの素」に入っている栗とは大違いだ。あっちは、若干硬いし、渋みが混じっている場合があるけれど、それとは全くの別物だ。

比較対象が悪いって?でも、そうとしか言いようがない。「うまい栗を食べ歩いた」経験がないので、「すごいなあ」としか言いようがないんよ。

あと、食後のお楽しみとして栗きんとんも添えられている。これがまたいい。おせちで食べる栗きんとんは、甘露煮なだけあってかなり甘い。くどいくらい甘い。1個食べたらもう十分、という感じだ。でもこっちの栗きんとんは、ほのかに甘く、すっと嫌味なく食べられるのがとても新鮮な感覚だった。一度に二個でも三個でも食べられそうだ。大満足。

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