変わり続ける観光地【倉敷】

2015年07月11日(土) 2日目

倉敷の朝

06:37
2日目の朝。部屋の窓から倉敷国際ホテル、大原美術館、そして向山方面を見下ろしたところ。

倉敷国際ホテルも大原家が作ったものだけど(大原孫三郎の息子、総一郎による)、親交のあった棟方志功がこのホテルのロビーに大作をこしらえている。ロビーは誰でも入ることができるので、宿泊客に迷惑をかけない程度に鑑賞に行くと良いと思う。ロビー頭上に巨大な版木が掲げられ、その迫力はかなりのものだ。僕は子供のころ、これを見て怖いと思った。

まあ、棟方志功の絵は、子供が見て楽しいと感じないのは当然だろう。白と黒でなんだか気味が悪い絵、という印象だった。今見るととてもすばらしいと感じるのだけど。

朝食案内

宿は朝食付きのプランにしてあるので、ウキウキで朝ご飯を食べに行く。

温泉旅館でもビジネスホテルでもなんでも、宿のご飯ってワクワクするよな。この歳になっても、その気持ちは変わらない。ビュッフェ形式であっても、お決まりの料理であっても、だ。

食事会場に向かう時は、嬉しくって、手をスリスリとすりあわせたりしながら「さて、と」なんて意味もない言葉をつぶやいたりする。なにがどう「さて」なのだか自分でもわからない。

たぶん、自分の現在の胃袋と、「食べるぞ」という気力体力の総点検なのだろう。

朝食会場入り口

ここドーミーイン倉敷の朝食会場は「レストランHISAGO」というそうだ。06:30-09:00まで。30種類の和洋フルバイキング、と書いてある。

こういうホテルの朝食会場で「ハーフバイキング」ってあり得るのか?と思うが、まあ、いずれにせよ「フルバイキング!」と言われると「おう!ありがとう!」と応えたくなる。

でも最初、「30種類のフルーツバイキング」と読み間違えてしまって、「えー、30種類もフルーツがあっても食べないよー」と思ってしまったのは内緒だ。

並ぶ料理

こういう写真を撮っても大して意味はないことはわかっている。

一品一品の料理が写せるわけでもないし、写せたとしても、前の人が取り散らかした料理なので見栄えがあまり美しくない。

でも、つい撮ってしまうんだよな。わかっちゃいるのだけど。

しかも、他の宿泊客が映り込まないように、気を遣ったりしつつ。何の苦労をしているんだ、我ながら。

まつりずしコーナー

「岡山名物まつり寿司」をお好みで作れますよー、というのがこのホテルの売りになっている。

ようするにちらし寿司の具を自分で好きなだけ盛ってよし、というわけだ。

えび、あなごなどが並ぶ。

ままかりが並ぶ

そして忘れちゃいけない、岡山といえばままかり。

これだけ岡山をうろちょろする僕でさえ、ままかりは滅多に食べる機会がない。というのも、実家では一切この料理が出されないからだ。両親とも、ままかりを好まない。岡山県人みんなままかり好き、というわけではないということだ。

そんなわけで、僕がままかりを食べるのは、法事の後に親族で会食がありました、といった時にそのお店のコース料理の中に含まれていた時にほぼ限定される。

だから、こうやって「ままかりをお好きなだけお取りください」というスタイルになっていると、がぜんテンションがあがるのだった。

とはいえ、ままかりという食べ物は、当たり外れが大きいので、お土産で買って帰ったりする際は要注意だ。

ままかりはらっきょうと同じだと思えばいい。あれも酢漬けだけど、やたら甘かったり、らっきょうが堅かったり、大きさが自分の好みでなかったり、案外やっかいな食べ物だ。ままかりも、浸かりすぎてかなり酸っぱいヤツもあるし、逆に浸かりが浅くて小骨がジャリジャリするやつもある。このあたりは人それぞれの好みなので、可能ならば何種類か試してみて、気に入ったやつを買って帰るのが理想だ。

なお、「焼きままかり」という変化球もあるので、もし良かったら「酢漬けのやつ」とセットになったものを買って帰ると、良い旅の土産になると思う。

サラダ

よっぽど嬉しかったのかな、サラダボウルまで撮影しているぞ。

ワッフル

ワッフルもある。

パンとジュース

ホテルの朝食会場においてある牛乳が美味しく感じてしまうのは何故だろう。本当に気のせいなのだと思うけど。

つい調子に乗ってしまった

というわけで、和洋フルバイキングを堪能しました状態のお盆になった。

パンはさすがに食べなくてもいいや、ということで主食はまつり寿司に専念した。

魚介や野菜が多くてヘルシーな食卓ですね、と言いたいが、量が多くてカロリーオーバーだし、何よりも塩分過多だ。こういう食事ができるのは今のうちだろうな。

(つづく)

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