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三保の松原にやってきた。
日本三大松原の一つ、とされる。
・・・「日本三大松原」ってよく考えたらへんな分類だよな。なんでそんなもんがあるんだ。名付けたもん勝ちじゃないか。
ここは「羽衣伝説」でおなじみの場所。
以前、「日本三大の旅」と称してアワレみ隊が日本中にある「日本三大◯◯」を見て回る大旅行を敢行した際にも立ち寄ったことがある。
このときは2004年。16年前のことだ。まさか16年の時を経て、パートナーとお腹の赤ちゃんを携えて凱旋することになるとはなぁ。
天女が水浴びをするために羽衣をかけた、とされる「羽衣の松」は防砂林の中にあった。
あれっ?以前アワレみ隊で訪れたときは、砂浜沿いにあって開けた場所だったような気がするけど、記憶違いだっけ?
そもそも、こんなに周りに木々が生えているところにわざわざ天女が羽衣をかけにやってくるとは思えない。
↑2004年当時の写真。
羽衣の松の前で、しぶちょおにシャツを奪われて上半身裸のおかでん、という構図。
あれれ、やっぱり違う。
近くにある石碑や解説を読んでみると、どうやら2013年に先代は伐採され、三代目となる現在の松にバトンタッチしたんだそうだ。なんと、羽衣の松は代替わりするのか!
僕が2004年当時に見た二代目の松は老いて、このままだと虫の害が発生したり倒木でけが人が出る恐れがあったために伐採せざるをえなかったらしい。
三代目羽衣の松の前で、時代を越えて上半身裸になってみせるおかでん。
広々と広がる駿河湾と砂浜。そしてはるか遠くに雄大に広がる、伊豆半島。
日本三大松原と言われる「三保の松原」。5万本以上の松が植わっているそうだ。
遠くから見ると、まるで要塞。
波打ち際は流木だらけ。
歯車神社、じゃなかった、羽車神社というお社が羽衣の松の傍らにあったのでご挨拶する。
「羽衣(はごろも)」という言葉がなまったものかと思ったけど、神様が乗る乗り物のことを指す言葉らしい。
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あった。僕が昔見た、二代目羽衣の松。
完全に切り倒されず、切り株と呼ぶにはずいぶん余裕をもった状態で残されている。フェンスも残されていて、今でも大事に管理されていることがうかがえる。
そんな羽衣の松の前で、16年ぶりに「羽衣を奪う写真」を撮ってみる。
今回は女性(いし)がいる、ということでいしのパーカーを強奪した写真を撮ってみた。
うーん、撮ってはみたものの、これは微妙な出来だ。2020年代におけるコンプライアンス上マズい気がする。冗談だとしても、あんまりいい構図ではないような。
というわけで、やっぱり2020年版羽衣伝説も、おかでんが上着をひん剥かれる構図の写真となった。
ちょっとまて、趣旨が違ってないか?これは単に追い剥ぎだ。
それはともかく、遠くからでも人目につく砂浜において、自らの裸体をさらすというのはコンプライアンス上まずい、ということで肌着を着用したままで写っているというのが時代の流れを汲んでいる。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (4件)
おじまるです、お久しぶりです。
今回は地元静岡ということで、興味深く見ています。
「まるしま」さん残念ながら、廃業されました。
奥様がおっしゃるとおり、昔は6時半から開いていましたね。
静岡のおにぎり屋には、たいてい「おでん」がありますね。
静岡人はそれを普通と思ってます(笑)
おじまるさん>
あー、まるしま、廃業でしたか。残念。
いしが楽しそうに思い出話を語るので、いつか訪れてみたかったのですが。
あと、いしが「夏、プールに行ったらよくおでんを食べていた」と言っているのは、おそらく大浜公園プールのことなんだと思いますが、それも今は閉まっているようですね。これもまた残念。
FDA、なんと小松にも来てたことあるんですよね。
「誰が使うねん(w」と言ってたら数年で撤退しちゃいましたけど。
今はチャーター便のみが飛来するようになりましたが
小松空港の手荷物受取所には『FDA』の名札が輝いております。
チャーター便のスケジュールまで公開してる珍しい会社でもありますね。
ティータさん>
FDA、面白い航空会社ですよね。
これまでいくつもあった地方航空会社は、経営の多くを羽田便に頼っていたと思います。なので、JALとかANAに戦いを挑まざるをえなかった。
しかし、静岡空港という場所柄、羽田便を就航させるメリットがない。なので、静岡からその他地方空港、または地方空港から地方空港、という独自性の強い路線が生まれている。
今後どうなるのか楽しみです。