
18:13
天狗温泉浅間山荘がある登山口。
無事にゴールを果たし、痛む足を引きずりながら周囲を見渡す。
これはお手洗い。チップ制ではないように見えるが、どうなんだろう。使っていないので詳細不明。
軒下に薪が積んである。これは後に火山館に運ばれていくものだろうか。

登山口に立派な鳥居。
登山道に一の鳥居、二の鳥居があるので、これは・・・?ゼロの鳥居?
この鳥居が一番立派だ。

18:14
天狗温泉浅間山荘到着。よかった、心配をかけるレベルではなく到着できた。18時より若干遅れるとは伝えてあったので、ほぼ予定通りだ。
なお、「まだ空が明るいんだからこのまま下山できるのでは・・・?」というのは無理だ。ここからバス停まで4kmの道のりだし、そもそもバスがこの時間には運行していない。泊まるしかない。
公共交通機関を利用した登山は、登山口と下山口を柔軟に分けることができるので素晴らしいのだが、いろいろ時間の制約がある。

チェックインを済ませ、部屋に向かう。

今回利用する部屋。
すでに布団が敷いてあった。

ふすまを開けるとテレビがでてくるという面白構造。
テレビの下にはファンヒーター。

宿の人が気を利かせてくれて、お風呂に入ったあとに夕食という段取りを提案してくれた。ありがたくその提案に乗り、お風呂を目指す。
足がずいぶんと痛い。温泉で癒やしたい。

なぜかトレーニング用のエアロバイクが通路脇に置いてあった。
たぶん、これを今漕いだら苦痛のあまり悶絶すると思う。

小諸方面の下界を見下ろしたところ。
良い景色、というほどではないが、正面に何も山がなくて開放感がすばらしい。さすが浅間山中腹の温泉だけある。

天狗温泉の泉質。「含鉄泉」だった。うん、知ってた。
鉄分量日本一の湯、じゃなかったっけ?

源泉温度は8.4度。あれっ、ここって冷泉だったのか。
火山活動が収まっていない浅間山のことだから、ホットなお湯をドバドバ出しているのだと思っていた。地下は熱く煮えたぎっていると思っていた。でも違うんだな。
pHは5.9なのでやや酸性。

18:30
天狗温泉の鉄泉。さすがの茶色。

カランは3つ。
こういうところまでケロリンの黄色い桶が置いてあることに驚く。
タオルは自前のものを使うのではなく、宿に備え付けのものを使いたい。一回使っただけで、茶色に染まってしまい色が落ちなくなる。登山用の値段高めのタオルはここで使わないほうがいい。

18:52
お風呂で汗を流し、食堂に向かう。
お風呂でゆっくりしていたら、宿の人に迷惑だ。
食堂を見渡すと、宿泊客はとても少なかった。僕以外に単身者が2名いた程度。まだ梅雨時だし、平日だからだろう。これが梅雨明けの週末にもなると、きっと混むはずだ。
なにしろ前掛山まで登って降りるだけでかなりの時間がかかる。登山口に前泊するのは、お金と時間が許すなら良い案だ。

標高が高いせいで泡だらけのノンアルコールビールを、ぐいーっと飲む。
今日は頑張ったなあ、とつくづく思う。

今日でもう登山は終わりだ。明日は小諸に向かい、街の散策をしたのちに帰るつもりだ。
ということで、今日のようなしんどい思いはもうない!あとはもう飲んでたべるしかない!
この開放感たるや、相当なものだ。実は、登山そのものよりも終わった後の開放感のほうが快感なのだと思う。
ということで天ぷらをバリバリいただく。

お鍋のおつゆがしみじみと体に染み渡る。
そういえば今日の登山は塩っけの摂取が全然足りていなかった気がする。これ以上汗をダラダラかいていたら体調を崩しそうなので、次回の登山では対策を考えよう。

手打ちそばだって!嬉しいなあ。

最後は寒天と、花豆のデザート。しみじみと満足感を覚えつつ、ごちそうさま、と小声で唱えた。
食堂にはもう誰もいなかった。部屋に戻ろう。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2件)
小諸は、2024年11月まで、足かけ3年、年3~4回仕事で通っていた地なのですが、そば七は知りませんでした。行っておくべきだったと激しく後悔。
自家焙煎珈琲こもろは利用したことがありますが、昨年行ったら閉店していてびっくりしました。
こうやって記事に残してもらえたお蔭で、記憶や思い出も再構築されてありがたいです!
ゆうどんさん>
おお、自家焙煎珈琲こもろの仲間がいた!
このお店、2023年に閉店して新潟にある1号店に統合したそうです。意外でした。