2018年秋 30カ国ってもう世界征服じゃん【外語祭2018】

8カ国目:英語科『Greatest Of All Time』

英語科料理店

11:53
8カ国目は、英語科。

英語ともなれば、範囲がものすごく広い。英米だけでなくオーストラリアも英語だし、フィリピンやインドのように他の言語もありつつ、並行して公用語になっている国もある。

しかし、やはり料理を出すとなると、イギリスとアメリカということになるようだ。毎年、そうなっている。

英語科料理店

ガチのアメリカ料理は、毎年夏にオフ会で訪れている米海軍横須賀基地で見ている。

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なので、今回食べるとすればイギリスの料理にしたいところだ。折角だから、ウナギのゼリーを食べてみたいのだけど・・・さすがにそういうのは、屋台ではやらないらしい。ウナギなんて高級食材、もし廃棄ロスが出たら学生たちの懐が痛い痛い。

それにしても偉大なりしアメリカよ。

アメリカを代表する料理を出そうぜ!ということで、コカコーラとかハンバーガーを出しても、いまいちウケないだろう。何も今更、外語祭で食べる必然性を感じないからだ。メジャー過ぎる料理というのも、悩ましいものだ。

いっそのこと、ナチョスとかチリビーンズを出せばいいのに、と思うのだけどどうだろうか。

僕らは、イギリス料理の「コテージパイ」なるものを頼んでみた。ええと、聞いたことがあるようなないような、そんな料理。

今調理中、ということなので、後で取りに戻ることにした。

9カ国目:タイ語科『キッチン アロイ』

タイ語科

12:01
食べ歩きスタート1時間経過で、9カ国目。一体この食べ歩きの結末はどこにあるのか、未だに二人とも理解できていない。なんとなく30カ国いっちゃうのか、それとも案の定20カ国くらいでウンザリして終了になるのか。

ここはタイ料理。黄色い布が目立つ。この色を見てタイだとはあまり思わないので、ちょっと意外だった。

タイ語科

グリーンカレー、パッタイ、ガイヤーンというラインナップ。

タイ料理も、非常にオーソドックスな料理になりつつあるので、屋台を出す側としてはどんな料理にするか難しいところだ。あと、うっかり海老とかスパイスを多用してしまうと、原価がお高くついてしまう。どこまで簡略化するか、というのも悩ましいところだ。

グリーンカレー、パッタイというのはタイ料理としてド定番だと思ったので、ガイヤーンを選んでみた。タイの焼き鳥。

10カ国目:ペルシア語科『گرسنه اید؟(ごろすねいーど?)』

ペルシア語科

12:08
10カ国目。ペルシア語科。

長い列ができている。

さて、どうしようかな。長い列のお店は回避して、空いているお店を優先的に回ろうか。

ここでぐるっと円形広場を見渡してみると、どのお店も等しく行列ができていた。ああ、ダメだこりゃ。

待機時間を覚悟で、ペルシア語科に並ぶ。

ペルシア語科

並んでいるのは、キャバーブを焼き上げるのに時間がかかっているからだ。

キャバーブ、つまり羊の挽肉を棒に巻き付けて、炭火で炙った料理だ。きりたんぽの羊肉版、みたいな料理。地域によっては「ケバブ」とも言う。

厨房を見ると、男子学生くんがアウトドア炭火コンロの前で、必死にうちわを仰いでいた。火起こしにやっきになっている。しかし、どれだけ火が赤々とおきても、怒濤の来客を前に打つ手なし、という状況だった。

青年よ!むやみに炭火を仰ぐのは間違いだぞ!むしろそれは、せっかくの熱を逃がすことになるぞ!とレクチャーしてあげたいけど、余計なお世話なのでやめておこう。

僕は羊肉やケバブが好きなので、毎年ここではキャバーブしか買っていないと思う。しかし、実は他にも「ホレシュット」「ソウハーン」という聞き慣れない料理があることを忘れてはいけない。むしろ、そういうメニューを頼むのがツウなんだと思う。後になって気がついて、ちょっと惜しいと思った。

コテージパイ

列に並んでいる間に、先ほど頼んでおいた英語科の「コテージパイ」が届けられた。

「容器が一番しっかりしてますね」
「さすが、なんだかアメリカっぽいですよ」

他の屋台が、透明容器なのに対し、ここは厚紙で作られた容器。安定感がある。

さて、と開けて中を覗き込んでみて、二人とも「うーん」と声を上げてしまった。

「マッシュポテトかー」

トマトソースとともに炒めた挽肉の上に、こってりとマッシュポテトが載っていた。

いや、マッシュポテトに罪はない。そして、もちろん英語科にも全く問題はない。我々が唸ってしまったのは、「マッシュポテト、お腹に溜まるなあ」という点において、だ。しかも、これでもかとばかりにマッシュポテトが詰まっている。

実際食べてみたけど、見た目以上に、手に持った重さ以上に、ずっしりとお腹に溜まった。

長蛇の列、ロシア語科

12:30
ペルシア語科でキャバーブを注文したのち、隣のロシア語学科に移動・・・

いや、さすがにいくらなんでも、ここはやめよう。列が本当に長い。長すぎる。

円形広場の中央くらいまで、列が伸びていた。なんだこりゃ。ロシア料理って、そんな「みんな大好き」な料理ってあったっけ?

目を疑うけど、これが現実。「最後尾」というプラカードを掲げる学生さんがその証拠。

ロシア語科なのに、なんでプラカードには「THE END OF THE LANE」と英語で書いてあるのだろう?

11カ国目:ヒンディー語科 『अरे यार(アレーヤール)』

ヒンディー語科

12:32
キャバーブは30分から1時間後に取りに来てくれ、とお店の学生さんに告げられたので、大行列のロシア語科を素通りしてお隣のヒンディー語科へ。インド界隈の言葉だ。

チキンカレー、チャナカレー、タンドリーチキン、サモサなどがメニューにある。

ヒンディー語科

サモサを注文。

いよいよ、大の男ふたりが、ひとりで小さなサモサ1個をシェアする有様に。

さすがに食べ歩き10カ国を過ぎ、時間も1時間を回ってくるとだんだん小腹が満たされてくる。なので、1つのサモサを分け合う、ということも何ら抵抗感なくすんなり受け入れられるのだった。

(つづく)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 言いたいだけちゃうんかオーダー、良いですねぇ。
    町中華をはじめ外国の料理を出すお店のメニューには、料理の真名をカタカナ表記するのを義務化してほしいなどと思ったり。
    私も漢字表記がカッコよかったりとか、変な名前~♪ で注文するときたまにあるので。

    不思議と自分に合わなかった『ハズレ』でも腹立たないんですよね。
    忘れたころにまた頼んでるまであるw

  • ティータさん>
    ルーローハン、というのは日本でも定着してきた料理ですが、たとえばお店のメニューで「ルーローファン」と書いてあったらどうだろう。嬉しくなって、きっと「ルーローファン!ください!」とファンという言葉を強調しながらオーダーするに違いない。

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