おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
「project N 70 宮本穂曇」展@東京オペラシティ アートギャラリー
なんだか面白い作品の気がする。 他の展覧会の併設展として開催されていたもので、会場の終盤にて行われていたので、すでにこちらの集中力は途切れ気味。 素通りしてしまいそうになるけど、ちょっと足が止まる。 しかし、モヤモヤする。 意味不明な作品な... -
爆発した芸術を散歩する
couch 「Pixel Works, « 複製禁止 »」@アンスティチュ・フランセ東京
飯田橋と市ヶ谷の中間くらい。ミヅマアートギャラリーの裏手あたり。 聞いたことがない施設だが、フランス国旗が掲げられている建物。 フランス語学校だけど、それ以外にもフランスに関する様々なイベントも行っているようだ。 イベント会期初日に訪れたら... -
爆発した芸術を散歩する
塩田千春 新作展@ケンジタキギャラリー
HAGIWARA PROJECTSの隣にあるギャラリー。 広い一部屋だけ。 ここも初訪問。 部屋の明かりは灯っておらず、中を見ると何やら廃材のようなものが積み上がっているだけのがらんとした空間。 しまった、今日は閉館日か、それとも展示が終了して作品の入れ替え... -
爆発した芸術を散歩する
坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME@NTTインターコミュニケーションセンター [ICC]
一部屋だけ、1つのインタレーションのみの展示。 ほぼ真っ暗な部屋。 部屋を取り囲むように多くのスピーカーとディスプレイ。部屋の一番奥にピアノ。 ピアノは時々かすかに音を立てる。傷んでいるように見えるし随分汚れているのでどうしたのだろう?と思... -
爆発した芸術を散歩する
「ブレイク前夜 ~次世代の芸術家たち~」展 PartI@Bunkamura Gallery
BSフジの5分番組、「ブレイク前夜」で取り上げられた新進アーティストの作品を実際に展示し、販売している。 僕は全くこの番組の存在を知らなかった。若手現代アーティストを取り上げる番組が日本に存在していたことに驚いた。 面白い。 テレビに取り上げ... -
爆発した芸術を散歩する
佐伯俊男「雲然」@NANZUKA
「CASE TOKYO」と同じビル。 さらに一階フロアをおりて雑居ビルの地下二階。 もともとアートギャラリーというのは秘密めいた場所にあることが多いけど、ここまでマニアックな場所というのはなかなかないと思う。渋谷駅から近いのだけれど。 佐伯俊男という... -
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国宝 雪松図と花鳥 -美術館でバードウォッチング-@三井記念美術館
美術、特に日本画の世界に非常に疎い僕であっても、中学時代からその名をよく知っていた画家がいる。 それは「円山応挙」だ。 なんでこんな渋い画家の名前を知っていたのかというと、当時の僕がオカルト好きだったからだ。日本の幽霊は「足がない」という... -
爆発した芸術を散歩する
「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展@銀座メゾンエルメス フォーラム
窓一つない屋内展示会場にもかかわらず、グリーンランドを意識したという霧のインタレーションが定期的に行われる。 プシュー、という音がし出したと思ったら、霧が室内に立ちこめていく。 幻想的な霧を、都心ど真ん中の、しかも屋内で体感できる・・・と... -
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ヘレンド展― 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯 ―@パナソニック 汐留ミュージアム ルオー・ギャラリー
ハプスブルグ家に愛された磁器製作所、ヘレンド窯。その作品の数々を紹介するという展覧会。 ティーカップやポット、平皿、人形などさまざま。 どれも精巧なデザインと絵付で、美しい。 しかし、あまりに美しいので、実用性がなさそうに見える。だから、僕... -
爆発した芸術を散歩する
色絵 Japan CUTE !@出光美術館
僕にとって、何故陶磁器の展覧会は記憶に殆ど残らないのだろう?興味の薄さが露骨に出てしまう。 「じゃあ、高い入場料を払ってまで見なければいいじゃないか」 と我ながら思うが、いずれ開眼するかもしれん、と思い鑑賞を続けている。 (2018.01.19) -
爆発した芸術を散歩する
グレース・タン 「Materials & Methods」@ポーラミュージアム アネックス
シンガポールのアーティスト、グレース・タンの作品展。 元々はアパレル畑の人だったらしいが、その後様々な素材を使った作品やインタレーションを手がけ、今に至る。 アカン、この人の作品の感想を述べるどころか、「どういう作品なのか」さえもうまく伝... -
爆発した芸術を散歩する
Moving Plants 渡邊 耕一展@資生堂ギャラリー
日本固有の植物「イタドリ」。 これをシーボルトが観賞用としてヨーロッパに持ち帰って以降、その繁殖力の強さから全世界に広がり、今や各国の生態系をも密かに脅かす存在にまでなっているのだという。 「外来種による被害」というのは、か弱い日本が一方...