おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
リボーンアート・フェスティバル 東京展 そこで何が起きていたのか?@ワタリウム美術館
夕方、国立競技場の近くで仕事があったので、仕事終わりに歩いてワタリウム美術館に行ってみた。 今、会期中だ、ということしか事前情報はないけれど。 我ながらよくやるよ、と思う。 だって、入場料を払って中に入るわけで、そういう安くない支出を、全く... -
爆発した芸術を散歩する
生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ@東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
東郷青児の絵は独特で、つるんとした絵は病的な印象さえ受ける。 面白いもので、絵が裸婦であっても、ぜんぜん性的な興奮を呼び起こされない。でも、美しいと感じる。 「美しいけど、エロくない」という東郷の絵の数々は、無機質のようで、人肌温かさもあ... -
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トリックアート美術館
高尾山口の駅前にある。ここにやってくるときは、高尾山に用があるときに限る。 一目散に山に向かっていくので、施設の存在は目に留まっていても、一度たりとも中に入ったことがなかった。 観光地に時々見かける施設。目の錯覚を利用した、平面画なのに立... -
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火山科学館
有珠山の火山噴火について紹介している施設。 コンパクトな展示会場の大半を、3面ディスプレイによる映像劇場に割いている。 入館料をしっかり取るので不思議だったが、映像は大変に興味深かった。2000年に噴火があったばかりなので、さまざまなデータや映... -
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白い恋人パーク
入場料を取る、工場見学施設。買い物だけなら、入場無料。 ハウステンボスとか、今は亡き岡山県の「倉敷チボリ公園」を思い出させるつくりの建物。 入場料を払って中に入るが、大して見どころなし、と僕は思った。お金を払った価値は、僕には感じられなか... -
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サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで@森美術館&国立新美術館
時間があったので、六本木界隈のギャラリーをざくーっと総なめにしてみる。 ただし美術館やギャラリーというのは会期というものがある。行ってみたら閉まってました、ということはザラ。この日も、合計5つのギャラリーと美術館に振られつつ、それでも六本... -
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宇野亞喜良展「メルへニズム」@ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
憂いを帯びた瞳、長くて黒々とした下まつげ。耽美の世界の女性たち。そういう絵と、彫刻が並ぶ。 名前からして、この人は男なのか女のかわからなかったが、「あきら」と読んでれっきとした男性だった。 1934年生まれの大御所。すいません、不勉強で。 近年... -
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ジャコメッティ展@国立新美術館
やたらとひょろ長い人物彫刻を作る人。 存在すら知らなかったが、言われてみればこの作品は見たことがあるかもしれない。 「なんじゃこりゃ?」という、デフォルメされまくった作品だけど、見ているとちゃんと躍動感があるし、作品がモノを語ってくる。か... -
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『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展@21_21 DESIGN SIGHT
21_21 DESIGN SIGHTは、面白い着眼点で、デザインを意識した展示を常に行っている。 しかし狙い過ぎて、タイトルの割にはいまいち面白くないときがあるし、単に自分の興味関心とスウィングしないこともある。 今回も、そんな感じ。 「でかい布で池を覆い尽... -
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ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで@Bunkamura ザ・ミュージアム
ベルギーの「変な絵」を中心に紹介する企画展。 変な絵、とバッサリ表現してしまうのはよくないのだけど、「なんじゃこりゃ?」という雑魚キャラが絵にたくさん登場していて、見ていて楽しい。 ヒエロニムス・ボスの絵やピーテル・ブリューゲルの絵は、あ... -
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JFEスチール西日本製鉄所(倉敷地区)工場見学
夏休みの親子見学会なるものがあったので、兄貴家族に紛れ込んで工場見学をさせてもらった。 とにかくアホみたいに広い。製鉄所は広い、というのは知ってはいたが、敷地内をバスで移動するとそのひたすら大きいことに驚くし、ウンザリさせられるレベル。こ... -
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大原美術館
暇だったので大原美術館に行ってみた。 常設展が主体の美術館なので、毎度訪れても同じ絵がお出迎えしてくれる。代わり映えしない光景だけど、変わらない絵を毎回見るというのもいいものだ。自分の心境の変化に気付かされる。 改めてこの美術館の収蔵作品...