おかでんによる美術・博物鑑賞記録。
「権威主義にとらわれず、フラットに作品を楽しむ」というコンセプトであらゆるジャンルの作品を見てきた。
大きな公共の美術館から、雑居ビルの一角にある秘密めいた小さなギャラリーまで様々な場所を巡ってきた。
美術を何年間も見続けても、体系的な知識を習得していないのはさすがに頭が悪いと考え始め、結局自分も権威主義に陥ってしまったという気持ちが芽生えてきた。
2021年、子どもの誕生で多忙になったのを契機にコーナー終了。
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爆発した芸術を散歩する
tenten てきすたいる@倉敷公民館
倉敷公民館には初めて入ったのだが、そこの一室で岡山県立大学デザイン学部の4年生が展覧会を開いていた。 どうせ暇だし、見せてもらうことにした。 立体的なものから平面的なものまで、いろいろな作品がある。 アート作品・・・というより、もっと実用的... -
爆発した芸術を散歩する
廣瀬智央 / 個展「森のコスモロジー」@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
たまたま訪れたときが展覧会初日で、オープニングレセプションの開催中だった。 小規模のギャラリーでは、この「オープニングレセプション」という名のパーティーをよく開催している。何をやっているのかよく知らないのだが、アーティストが在廊していて、... -
爆発した芸術を散歩する
NIPPONの47人 2017 これからの暮らしかた – Off-Grid Life -@d47 museum
エコとかいうのは、人類が取り組まなくちゃいけない大事なテーマだと思う。 しかし、エコを推進することの「ダサさ」もある。 これはエコ推進者の身から出たサビで、エコロジーに気を配っている私ってサイコーーーー!っていう鼻持ちならさがあったり、宗... -
爆発した芸術を散歩する
NO JOKE Roger Ballen + Asger Carlsen@DIESEL ART GALLERY
NYとヨハネスブルグに住む二人の写真家が、チャットで作品を交換しあいながらお互いにコラージュしまくった作品を展示している。 ポスターを見ての通り、人体に「いびつな肉塊」が合成されていたり、絵が描き込まれていたり、グロテスクだ。 どこまでが現... -
爆発した芸術を散歩する
日本の家 1945年以降の建築と暮らし@国立近代美術館
建築関係の展覧会はとても面白い、というのをこれまで何度となく言ってきたが、残念ながら建築をテーマとした常設の博物館・美術館は少ない。あっても床面積が小さかったりする。 おそらくニーズが少ないんだと思う。 チマチマした設計図や模型を見て喜ぶ... -
爆発した芸術を散歩する
アートイルミネーション 和のあかり☓百段階段2017
目黒に、「目黒雅叙園」という豪華絢爛なホテル&結婚式場がある。 その豪華さというか、ケバさについては特に有名で、見る人を圧倒するというより呆れさせるレベルだという。 一度も訪れたことがなかったのだけど、今回初訪問。 で、案の定呆れた。 なん... -
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「ATM tempo I/II/III セロニアス・モンクに捧ぐ」エマニュエル・ソーニエ展@銀座エルメス フォーラム。
19時前の銀座5丁目・6丁目界隈を歩いてみると、案外楽しいものだと気が付いた。 すらっとしてびっくりするくらい綺麗な女性が、颯爽とタクシーから降りてくる。どうやら、この界隈のクラブのホステスさんなのだろう。 若干露出が多めということもあり、遠... -
爆発した芸術を散歩する
「第11回 shiseido art egg」展 沖潤子展<刺繍>@資生堂ギャラリー
昔はガッチガチに都内の展覧会情報を調べ、綿密にスケジュールを立てて動き回っていたものだ。しかし最近はすっかり情報調査がおろそかになっていて、聞いたこともないような小規模ギャラリーに踏み込むようなことは少なくなった。定番ともいえるギャラリ... -
爆発した芸術を散歩する
アルチンボルド展@国立西洋美術館
野菜や果物、生き物などを組み合わせて人の顔を作る、「だまし絵」的な作品で有名なアルチンボルドの大規模な展覧会。 会場入り口のところに、記念撮影用のスペースがあり、順番待ちの行列ができている。2010年代の展覧会における典型的な光景だ。 展覧会... -
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特別展「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」@国立科学博物館
NHKスペシャルで放送された「深海」を実際に目に見える形で展示している。 夏休みシーズンにぶつけてくる、ということは国立科学博物館としては自信作なのだろう。 いい加減「恐竜」も飽きただろう、ということで今後は「深海」が人気コンテンツになるのか... -
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ギンザ・グラフィック・ギャラリー第360回企画展 2017 ADC展@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
ADC(Tokyo Art Directors Club)賞のエントリー作品から入賞作品まで展示されているイベント。 東京五輪のエンブレム問題で、デザイン界の閉鎖性やパクリ疑惑が指摘され物議をかもしたけど、やっぱりすごいものはすごい。「ひょえー、カッチョイイ!」とい... -
爆発した芸術を散歩する
The BAR Vol.10 The Backers Foundation and AIT Residence Programme Shaping Voices, Silent Skies@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
前回の展覧会で理解不能な展示を見せられ、言葉に詰まったのだが、今回もなんかすごいのがきたぞー。 小山登美夫ギャラリー、相変わらず攻めるなあ。 タイ人とサウジアラビア人のアーティストによる作品。 洪水かなにかで水没したっぽい、路地裏の夜の光景...