アワレみ隊結成20周年記念

15:24
「ひもの塾」というお店があったので覗いてみた。大変な繁盛だ。有名店らしい。

店頭では、ばんばん試食用の干物が焼かれ、ばんばん振る舞われていた。相当太っ腹だ。ああそういえば、この光景はテレビで見たことがある。多分頻繁にテレビで取り上げられているのだろう。

試食してみても良かったのだが、なんだか人の波に押されてしまい、店内に入ることなく素通りしてしまった。ちょっと残念。このあたりのお店、意志をもって覗いて回ろうと思わないと、通りの人の流れにずるずると引きずられてあれよあれよと通り過ぎてしまう。時間に余裕があるなら、ぜひ歩みを緩めて、一軒一軒見て回りたいところだ。

15:24
女性の人だかりができているお店があった。うの花ドーナツを売る、豆腐庵山中、というお店だ。これも有名店らしい。

うの花でドーナツとな。それはぜひ食べてみたいものだ。・・・と、今この文章を書いていると思うのだが、このときはこのお店も素通りしてしまった。店頭の写真だけは撮影しているので、興味はあったんだろうに。多分、赤福3個+赤福氷という、「おかでんは普段絶対しない間食、しかも甘いやつ」を食べたので、満腹感と罪悪感で満たされていたんだと思う。

15:27
「伊勢海老、あわび、魚貝卸売」を標榜する、鈴木水産。

自販機

15:27
このお店の面白いのは、自動食券機が採用されているということ。こういうお店で、自動食券機というのは初めて見た。

「こんな店なのに自動でオーダーが!」
「チケットは持ったままでお願いします。自動でオーダーが入ります」

と書かれている。ここはサービスエリアの軽食コーナーか。

扱っている商品は、「焼きうに390円」「焼きがき1個190円」「焼きがき2個380円」「活あわび刺身980円」「あわびステーキ串980円」・・・。こういう海鮮料理を、自動食券機で扱うってのも、珍しくて興味深い。ついつい買ってみたくなった。

15:31
赤福本店。のっぽな煙突が目を惹く。台風が来たとき、倒れないんだろうかと心配になる。

赤福は三重県全域及び名古屋界隈でも買う事ができる超メジャーな甘味。だから、ここで買わなくても、どこでも買える。名古屋駅の新幹線ホームで買うもよし。意外と重たいので、手頃なところで買うのが吉。なお、賞味期限がとても短い食べ物なので、贈答品にするときは要注意だ。

15:32
あれっ?

今歩いていた通りに垂直にぶつかる形で別の道があるのだが、その入口のところに「これよりおかげ横町」という看板が立っていた。あの有名な「おかげ横丁」って、この先にあるのか。てっきり、これまでの通りが「おかげ横丁」なんだとばかり思ってたぞ。全然違うじゃん。確かに、この通りは「横町」じゃあないな。どっちかというと目抜き通りだ。

では、気持ちを新たに、おかげ横丁に入ってみよう。名前だけは知っているのだが、その中に何があるのかは全く知らない。

15:34
おかげ横丁。なんだか、先ほどまでの空間とはちょっと違う。人工的な臭いがする。

15:45
おかげ横丁の中をうろうろ散策してみた。

なるほど、昔の町並みを再現したテーマパーク的な場所なんだな。飲食店の他にもいろいろなお店があり、一つ一つを見て回るとそこそな時間を潰すことができそうだ。赤福の子会社が運営しているというのだから、まさにテーマパーク的だ。個人商店の寄り合いなのではない。

外国人観光客はこういうところに来ると喜ぶんじゃないかな?でも、わざわざ伊勢までやってくる外国人が果たしてどれくらいいるだろうか。GWで日本人大歓喜、町に繰り出しまくりな状況という理由もあるが、外国人観光客らしき人の姿は多分見かけなかったと思う。

15:51
しぶちょおが、「へんば餅をお土産に買って帰る」という。へんば餅?それは聞いたことがないものだ。有名なんだろうか?しぶちょおは言う、「赤福もいいけど、へんば餅もうまい」と。ほう、そうなのか。「ただし、賞味期限が短いので、要注意」だとも言う。なんなんだ伊勢名物は。赤福にしろへんば餅にしろ、観光客泣かせじゃないか。

15:55
これがへんば餅。へー。焼き目が入ったお餅なんだな。中にあんこが入っている。後で食べてみたが、シンプルながらも地味に美味い。餅のもっちり感が素敵。お薦め。派手なお土産を好む人には向かないが、伊勢?赤福?ふーん・・・って言われないためにもこのチョイスをするのは賢いと思う。

とりあえず、お世話になっている人や友達に4個入りパックをいくつか買う。で、お会計を済ませて、餅を受け取る際に気になることを聞いてみた。

「これ、賞味期限はいつまでですか?」

すると、店員さんは

「明日までです」

と答えた。げっ、明日か。1日しかもたないの?この餅。

明日って、まだ僕名古屋にいるんですけど。この餅を知りあいに配る事ができるのは最短で明後日。もしその人と会えなかった場合は明明後日。おい、賞味期限切れを渡す事になるぞ。相手を殺す気か。

でも買っちまったものは仕方がない。冷蔵庫に入れて、大事に大事に保管しておこう。少々固くなるとは思うが、許せ。

「なんでそんな大事な事を先に確認しなかったのよ」

としぶちょおに言われたが、いや、まさか賞味期限が1日だなんて思ってもいなかったので。油断してた。

18:40
16時過ぎに駐車場に戻り、愛知への退却を開始。

もちろん高速道路を使うつもりだったのだが、さすがはゴールデンウィーク。20キロにもなる渋滞がわれわれを待ち構えていた。さすがにこんなのに付き合う気にもなれず、ハンドルを握るしぶちょおは「下道で行く」とわれわれに宣告した。さあ、ここから延々と下道のドライブの始まりだ。

幸い、われわれアワレみ隊には、伝統の「車中暇つぶしゲーム」がある。今回、久々にそれをやってみようじゃないか。それは、「やらしくないけどやらしい言葉・山手線ゲーム」。

基本的には、飲み会の席でやるゲームの定番「山手線ゲーム」なんだけど、そのお題が「やらしくないけどやらしい言葉」となる。一例を挙げると、「ゴム」という言葉。これは全くやらしくないんだけど、解釈のしようによってはやらしくなる。そういうの限定でいこうじゃないか、というわけだ。

これはものすごく知的なゲームだ。単に知識を並べる従来の山手線ゲームとは全く異なる。だから、参加者全員がものすごく首を捻って悩むことになる。うっかりすると、単にエロい言葉を口走ってしまうから要注意。エロくてはダメだ。基本はエロくない(はずの)言葉を見繕わないといけない。

知恵比べではないので、考えに考えた末、ふっとナイスな言葉が思いつく事がある。そんなわけで、このゲームを延々2時間もやり続けたのだった。しぶちょおは

「俺、ハンドル握ってるから圧倒的に不利じゃないか」

とぼやきながらも、善戦。本当に、脳を絞り出さないと思いつかないので大変だ。

その場で出たいろいろな言葉を紹介したいけど、あんまりこのサイトにはそぐわないので詳細はやめとく。ちなみに、おかでんが出した「パウダー」という言葉は審議の末、却下された。ネタが切れてくると、だんだんフェチズムの方向に走っていくのだが、「パウダー」というのは変態過ぎて一般的ではなかったようだ。

おかでんは文学的な方向でも模索を続け、「部長の呼び出し」とかシチュエーションを想起させる言葉も投げ込んでいった。ちなみにこの言葉はセーフ。

この日隊員の中で最も高い評価を受けた言葉は、おかでんが提示した「リモコン」という言葉だった。さあ!この言葉で「やらしさ」を感じることができるか!?難しいだろ?でもこういう婉曲的なのが、このゲームの醍醐味(だいごみ)だ。

車は四日市市に入っていった。夕食をこの地でとろう、ということになったからだ。おかでんは知らなかったのだが、四日市はトンテキの店が多く、実は名物なのだという。豚のステーキだから「トンテキ」。豚肉の生姜焼きとかは食べる機会があるが、トンテキって案外食べないような気がする。これは面白そうだ、せっかく通り過ぎるんだから、ぜひ食べようじゃないか!

18:41
・・・ということで訪れたのは、四日市トンテキの始祖とも言える店、「来来憲」というお店。市内に何店舗もある繁盛店らしい。しかし、トンテキといえばこの店、といわれるだけあって、店の前には長蛇の列ができていた。あちゃー、こりゃダメだ、こんなのに並んでいたらいつ食事にありつけるかわかったもんじゃない。

諦めて、別の店に行くことにした。

18:49
四日市トンテキといっても、いろいろあるようだ。こってり系からあっさり系まで。自分のおなかをさすりながら、どういうトンテキが食べたいのか考えてみたが、どうもよくわからない。とりあえず、美味いの食わせてくれ。

ネットでお店を検索し、次の店を選んでみた。「隆座(たかくら)」というお店。ここも口コミでは評価が高いお店のようだ。よくわからないので、口コミを頼りにしてみようと思う。

お店に到着してみたら、幸い駐車場は空いていたし、店内も空席があった。ありがてぇありがてぇと中に入らせてもらう。しかしわれわれはたまたまタイミングが良かっただけのようで、この後ぞくぞくお客さんが訪れて待ち行列ができていた。四日市は本当にトンテキが大人気なんだな。

18:49
店内のようす。客席はあまり多くない。われわれ5名は普通のテーブル席が確保できなかったので、お一人様などが座る用にしつらえたと思われる大きなテーブル席に案内された。

とんてきメニュー2

18:54
このお店、注文方法がやや複雑で面白い。カスタマイズ自由、というわけだ。メニューにはその注文方法が段階を追って説明されている。

(1)まずメインを決めていただきます。
・とんてき ・ひれかつ ・とんかつ ・チキンかつ 他
・定食 ・単品

(2)お肉のサイズ(量)
・シングル 1人前 ・セミダブル 1.5人前 ・ダブル 2人前 ・トリプル 3人前

(3)揚げ物などはソースを選びます。
・デミソース ・おろし大根 等

(4)ライスの量
・中 ふつう ・小 ・少し多め ・大盛 ・山盛り(750g)

(5)キャベツの量
・ふつう・・けっこう多いです ・少なめもございます(50円引)

(6)とんてきにはにんにくが6~8粒ほど入ってます。
・少なめ 80円引
・多め 180円増
・たくさん 360円増

ちなみにこのお店における「とんてき定食」のお値段は、

とんてきメニュー1

シングル1,680円 セミダブル1,980円 ダブル2,300円 トリプル2,900円

となっている。決して安い食べ物ではない。学生さんが気楽に食べようと思っても、無理だ。それでも繁盛しているんだから、値段相応またはそれ以上の価値ある一品が提供されるっていうことだろう。ちょっと期待してもよさそうだ。

にんにく大好きなおかでんは、にんにくをぜひ追加したかったのだが、値段が結構増えてしまうので断念した。さすが青森県産にんにくを使っているだけある、安易には増やせられないぜ。あと青森県産ともなれば、にんにくが増えたらその分だけ強烈に翌日に影響することだろう。人と会う場合は要注意だ。

19:10
4人全員がとんてきを注文したのだが、様々なカスタマイズが可能なメニューなので、みんなバッラバラに注文しまくった。ご飯の量もそう。

まずやってきたのは、最近すっかり小食になってしまったおかでんの「中」サイズのご飯。これがお店のデファクトスタンダード。でも、「ご家庭の茶碗軽く2杯」に相当するそうなので、決して少ないというわけではない。どうやら、とんてきという食べ物はがっつり食うべし、というスタンスのものらしい。

19:10
ちぇるのぶが頼んだご飯は「大盛」。茶わん4杯分相当、だそうだ。

なるほど、ずどんとくる量だな。これなら、こってりしたとんてきでも食がはかどるってものだ。一番イヤなのは、濃厚なおかずの味を前に食傷気味になってしまうことだ。お口のリフレッシュのためにも、多めのご飯があれば安心。

19:10
一方、しぶちょおは安心・安定の「山盛」。このお店で一番量が多いご飯をチョイスした。重量750グラムなのはさすが。おかでんが今回、飲食においてヘナチョコになってしまった以上、アワレみ隊の食における良心はしぶちょおしかいない。頑張れ、しぶちょお。

19:11
せっかくなので、この3種類のご飯を並べて記念撮影(?)してみた。その差は歴然。とてもじゃないが、同じ「とんてき」をこれから食べようとしているとは思えない。なんなの山盛のご飯の量は。お皿と一体化して、麦わら帽子みたいになってる。そしておかでんが頼んだ「中」が、お子様向けの盛りに見える。

19:13
とんてき登場!

一体どんなものが出てくるのか興味津々だったのだが、なるほどこう来たか。うず高く積み上げられたキャベツ千切りに支えられながら、そそり立つ厚めの豚肉。ソースがまんべんなく絡めてある。お皿にはからしが添えられており、お好みにあわせて召し上がれ、と。

ちなみに写真はおかでんが頼んだ「セミダブル」で、お値段は1,980円なり。

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