美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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爆発した芸術を散歩する
田中 晋写真展「Crimson Altron is Forever~中国蒸気列車の旅~」@富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2
鉄道写真というのは、周囲の自然や田畑といった人工建造物、そして金属の塊である鉄道というコントラストが美しいものだ。 よく撮れた写真というのは、ハッとさせられることがある。 また、「鉄道が走る」ということは、その背景にある沿線住民の暮らしや... -
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Miriam Cahn “photographs”@ワコウ・ワークス・オブ・アート
スイス人アーティストのミリアム・カーン個展。 写真を中心とした展示だけど、絵も展示してある。 反核を意識した絵の方がインパクトがあり、写真はさほど記憶に留まらない。 ワコウ・ワークス・オブ・アートは、六本木森ビルのすぐ近くにある「ピラミデ」... -
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グループ展「シュウゴアーツショー」@シュウゴアーツ
complex665、という建物の中にあるギャラリー。 六本木ヒルズのすぐ脇の、路地を入ったところにある。 比較的新しい建物で、まだできて1年ちょっとなのだという。 建物はアートギャラリー向けに作られたとでも言えるもので、入居オフィスはずらりとギャラ... -
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レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル@森美術館
僕はよく知らなかったのだけど、マスコミで取り上げられたっぽくて大人気の展覧会だった。 子連れもいるし、カップルでの来場が特に多い印象。森ビルの展望台ついでに訪れたにしては客が多い。あと、インスタ映えを狙っていると思われる若い女性集団も多か... -
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MAMコレクション006: 物質と境界- ハンディウィルマン・サプトラ + 千葉正也@森美術館
森美術館は、メインの展覧会の傍らで、「これからの作家」の作品を展示するスペースを設けている。レアンドロ・エルリッヒ展と併設で開催されていたのが、これ。 千葉正也の作品は、つい小一時間前にシュウゴアーツで見て解説を受けたばかりなので、ちょっ... -
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トミオカホワイト美術館
新潟出身の異色の画家、富岡惣一郎の美術館。 出身地・越後の雪景色を描くために、絵の具を独自配合した白色を多用する。その特徴的な白色を、人は「トミオカホワイト」と呼ぶそうだ。 自分の名前を冠した色があるなんて!とこのことを知った時には驚いた... -
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現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展(前期)@原美術館
全国でも珍しい、私設の現代美術館。御殿山の、豪邸や大使館が並ぶ一角にある。 品川駅から歩くと結構遠く、微妙に面倒くさい場所にあるけども、その展覧会は独特で、ついつい見に行ってしまう。 今回は原美術館がこれまで収蔵してきたコレクションの選り... -
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特別展 仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-@東京国立博物館 平成館
入場30分待ち。 東京国立博物館の平成館で開催される特別展は、「さすが国が威信をかけて手がけると半端ないなぁ」と思わせる内容であることが多く、その分待ち行列が長くなる。 普段信仰心なんてこれっぽっちも持っていない人であっても、博物館での展示... -
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日本スペイン外交関係樹立150周年記念 プラド美術館展ベラスケスと絵画の栄光@国立西洋美術館
スペインのプラド美術館に収蔵されている作品のうち、ベラスケスを軸とした17世紀の絵画70点集めた展覧会。 「プラド美術館展」は2002年、2006年、2011年、2015年と立て続けに開催されていて、今回が5度目。よっぽど日本人はプラド美術館が好きなのか、そ... -
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ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜@東京都美術館
16世紀から17世紀にベルギーで活躍した、ピーテル・ブリューゲル1世とその子孫たちの作品を集めた展示。 「工房」というかたちで長い間作風が受け継がれるのではなく、代々(時には兄弟)で受け継がれていく。 画風は共通性があるところもあるし、全然違うも... -
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写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−@21_21 DESIGN SIGHT
ウィリアム・クラインの作品をはじめとした写真展。 デザインを主体とした展示を行う21_21 DESIGN SIGHTにしては珍しい。 ウィリアム・クラインは「20世紀を代表する写真家」とのことだけど、初めて知った。 ウィリアム・クラインの作品をプロジェクターで... -
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アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝@東京国立博物館表慶館
中国3,000年の歴史だとか4,000年の歴史、って言うけど、アラビアの話を聞くと「そんなもんちゃんちゃらおかしいわ!」という次元だ。 なにしろ、桁が一つ、いや、三つも違う。 恐るべきことに、「100万年前」の石器があるのだから。 これ、単なる石じゃな...