美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
-
爆発した芸術を散歩する
写真発祥地の原風景 長崎@東京都写真美術館
その名の通り、江戸末期の長崎の風景写真。 芸術的な意味合いの写真ではなく、資料価値が高いものだ。 なので、せっかくなので、写りこんでいる建物の構造とか、道路の作りとか、人のみなりとか、身につけている装飾品とか、そういう一つ一つのパーツにつ... -
爆発した芸術を散歩する
清里フォトアートミュージアム収蔵作品展 原点を、永遠に。-2018-@東京都写真美術館
山梨県の清里フォトアートミュージアムに収蔵されている作品のうち、写真家が35歳のときまでに撮影したものだけを集めた展覧会。 荒木経惟や植田正治といった日本の作家だけでなく、ロバート・キャパやアンセル・アダムスといった世界の巨匠の作品もある。... -
爆発した芸術を散歩する
古伊万里 華やぎのうつわ@松岡美術館
白金台の高級住宅街の中にある私設美術館。貿易商をはじめ手広く商売をやっていた松岡清次郎氏の個人的コレクションを一般公開した美術館だ。 私設で、なおかつ一世で蒐集したものなので小さな場所なのだろう。しかも、白金台というハイソな場所だから土地... -
爆発した芸術を散歩する
日産グローバル本社ギャラリー
みなとみらいから横浜駅方面に歩いて行くと、広がる空き地の先に急に立派な建物が見えてくる。そこに日産グローバル本社がある。 日産グローバル本社の1階部分が、自社の車の展示会場となっていて、賑やかだ。 GTR、フェアレディZをはじめとし、日産の車が... -
爆発した芸術を散歩する
NHK放送博物館
愛宕神社がある、小高い丘の上の博物館。 なんでこんなところにNHKが?と不思議だったのだけど、NHKがラジオ放送を開始した際の放送局が愛宕山にあったからだという。 そうか、代々木公園にある現在の建物だと、ラジオ放送には向かないだろう。できるだけ... -
爆発した芸術を散歩する
寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽@サントリー美術館
最近、ヘレンド窯とか色絵とか、派手で繊細な作品の陶磁器ばかりを見て、若干食傷気味だった。 僕はどうしても、「これが家にあったらどう飾るだろう?どう使うだろう?」という実用的な観点で作品を見てしまうので、どうもしっくりこなかったからだ。 そ... -
爆発した芸術を散歩する
en[縁]:アート・オブ・ネクサス――第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展@TOTOギャラリー・間
「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」には、12組からなる1975年以降生まれの建築家が作品を出展し、表彰されている。 その凱旋帰国ということで、建築模型などが展示されている。 建築模型を見るのはとても楽しいのだが、「なるほど、これは暮らしやす... -
爆発した芸術を散歩する
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション@国立新美術館
スイスの実業家・ピュールレさんが心血注いで集めていた個人的絵画コレクションを一挙公開、という展覧会。 個人コレクションの展覧会というのはたまに行われるが、一般的な展覧会と比べて当たり外れが大きい。どうしても個人の趣味が色濃く反映されるので... -
爆発した芸術を散歩する
Tokyo Rumando 写真展 「S」@禪フォトギャラリー
さすがに最近、無知無学のままギャラリー巡りをするのがキツくなってきた。 頭でっかちな、「自分がインテリであることを自慢するための美術」に対して強い反発を持っていた僕は、むしろ全く情報を持たない状態でギャラリーを訪れ、そこで感じる直感こそが... -
爆発した芸術を散歩する
キム・チョンハク@小山登美夫ギャラリー
シュウゴアーツと同じフロアに、小山登美夫ギャラリーがあった。 小山登美夫は日本を代表するギャラリストで、僕はこの人の本を持っている。 「"お金"から見る現代アート」という本で、何故こんな作品に高値が?という疑問に対して、ギャラリストとして解... -
爆発した芸術を散歩する
MAMプロジェクト024: デイン・ミッチェル@森美術館
「アイリス、アイリス、アイリス」という作品。 「植物としてのアイリス(あやめ)、目の虹彩としてのアイリス、ギリシャ神話における虹」という同じ言葉で違う意味を持つ「アイリス」をキーワードにした展示。 コメントできるほどの記憶が残っていない。 日... -
爆発した芸術を散歩する
ハガタカシ写真展「Layer」@富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1
毎年、盆と暮れのコミケシーズンになると、大量のコスプレイヤーの写真がネット上に出回る。 露出度の高い、美人のおねーさんの写真にも気が惹かれるけど、アイディア勝負で「よくこのコスプレをしようと思いついたな!」というレイヤーたちのトンチに毎回...