美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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国立西洋美術館開館60周年記念 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代@国立西洋美術館
ル・コルビュジエといえば、国立西洋美術館のデザインをした有名な建築家だ。「近代建築の三大巨匠」と言われ、そのおかげで国立西洋美術館は、世界文化遺産に登録されるに至っている。 国立西洋美術館は、意欲的な建築だとは思うが、正直言って使いにくい... -
常設展@国立西洋美術館
国立西洋美術館の常設展に入るのは、初めてかもしれない。 これまでも、今回も、常設展を見る気はまったくなかった。企画展しか眼中にないからだ。 しかし、今回の企画展「ル・コルビュジエ展」が、通常の企画展を開催しているスペースではなく常設展の場... -
温泉 ~江戸の湯めぐり~@国立公文書館
東京国立近代美術館のすぐ隣にある国立公文書館。 存在は知っていたけど、中に入ったことがなかった。今回、横を通り過ぎた際に「温泉」に関する企画展をやっている、という看板が出ていたので、初めて中に入った。 江戸時代に描かれた、箱根や草津といっ... -
The 備前―土と炎から生まれる造形美―@東京国立近代美術館工芸館
規模の小さな展示ながらも、備前焼の魅力をじっくり楽しめた展覧会。 釉薬を使わないで焼いた備前焼は独特の風合いがあり、炎と灰が産み出す偶然性に美を見いだす、日本人ならではの美的感覚がとても面白い。 僕自身、岡山にゆかりのある人間として、備前... -
御即位30年・御成婚60年記念特別展「御製・御歌でたどる両陛下の30年」@三の丸尚蔵館
皇居内にある「三の丸尚蔵館」。存在すら知らなかったのだけど、何やら人だかりがあるので近づいてみたら、展示スペースだった。 ちょうど今年で今上天皇の御即位30年と御成婚60年という節目の年であること、そしてなによりも平成という時代が終わる直前と... -
イメージコレクター・杉浦非水展@東京国立近代美術館
20世紀前半に活躍したデザイナー、杉浦非水の展覧会。 百貨店・三越の嘱託デザイナーだったこともあり、三越関係のイラストやポスター、東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線)の絵を多数残している。 僕でも知っている彼のイラストといえば、カルピスのポ... -
特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」@東京国立博物館平成館
今回は、アワレみ隊のばばろあと一緒に谷根千散歩をやっていた流れで、国立博物館までやってきた。 ちょうど顔真卿(がんしんけい)の書を紹介する展覧会をやっていたので、見た。 誰それ?全く知らない、と言ったら、ばばろあは「お前、学校で習ったじゃろ... -
日本を変えた千の技術博@国立科学博物館
以前訪れたことがある展覧会だけど、友人がいたので再度訪問。 やっぱり、美術でも博物でも、同じ展覧会を二度見るというのは良いことだ。 1回だけだと、なんとなく雰囲気がわかっただけで終わってしまう。または、事前学習をしてなさ過ぎて、何が何だかわ... -
子どものための建築と空間展@ パナソニック 汐留ミュージアム
幼稚園や小学校、そして児童館といった子供向け施設の変遷を、写真や模型、時には設計図を用いながら解説する珍しい展覧会。 全ての建物がそうだというわけではないのだろうけど、教育に力を入れるというのは昔からあったようで、立派な建物がいろいろ紹介... -
アートと笑いの境界線@横浜市開港記念会館
ダウンタウンの番組を始めとし、お笑い番組を数多く手がける有名な構成作家、倉本美津留氏がプロデュースするイベント。有料の3部構成になっていて、僕は全てのパートに参加した。 1部は、お笑い芸人のジャルジャルが、即席のコントに挑戦する「超コント」... -
佐藤翠 展 「Bouquets」@8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
シンプルな、油彩による花を描いた作品。 しかし、背景が暗い作品が多く、そのせいで独特の世界観を持っている。不思議な絵だ。 家にこの絵を飾ったとすると、「花の絵」だからといって明るい気持ちになるわけではなさそうだ。むしろ、鎮静作用があって、... -
LONG LIFE DESIGN 1 -47都道府県の健やかなデザイン展-@d47 MUSEUM
地方観光をデザインという観点から切り取る雑誌、「d47」の今回のイベントは「健やかなデザイン展」だった。 「大量生産から手仕事へ。 使い捨てから経年変化を楽しむ」というテーマで、変わらない評価を受け続ける、普遍的な日用品を各都道府県から集めて...