27店舗目 ヨプの王豚塩焼き

初めまして、となるお店。ええと、なんて読めばよいのだろう?「ヨプの王、豚塩焼き」だろうか?
韓国料理を出すお店なので、韓国系のキリスト教の教義に登場する人の名前かな?と考えてしまった。旧約聖書に出てきてもおかしくない。
後になって知ったが、「ヨプの、王豚、塩焼き」という区切りが正しいっぽい。このお店のドメインは「yopu.co.jp」だからだ。ヨプさん、という方がオーナーなのかな?

ナッコプセ+ライス(2辛)。
ナッコプセを食べるのは初めてだ。釜山界隈で食べられる料理で、タコ、ホルモン、エビ、春雨が入るらしい。海のものも山のものもごちゃまぜにする料理はあまり馴染みがないので、ちょっとした驚きだ。
見た目はさほど辛そうには見えない。しかし韓国料理は、見た目以上に辛いということが過去に何度もあったので油断ならない。最初はコチュジャンによる甘みを感じるので「これなら全然平気」と食べ進めていくと、あっという間に激辛の袋小路に追い込まれてしまう。後からジンジンくる系だ。
このナッコプセはそこまで辛くはなかった。しっかり噛まないと食べられない具ばかりだけど、噛んでいるとうまみを感じられ、辛さを緩和してくれたからだ。あと、ご飯があるとずいぶん癒やされるものだな。改めてそう思った。
28店舗目 一味玲玲

手羽先と餃子を売っているお店、「一味玲玲」。
手羽先はやばいと思う。うっかり手づかみで食べると、激辛成分が手についてしまう。それでハンカチを触ったりしたら、激辛成分が手羽先⇒指⇒ハンカチと媒介して、その後汗を拭いたときに顔中が痛くなる。
コロナでおなじみ「接触感染」というのは、こういうことなんだな・・・と激辛を通じて学ぶことができる。

今回注文したのは、その手羽先ではないもう一つの方。
「辛辛餃子 赤・緑セット(6個)キュウリ・パクチーサラダ付(激辛)
餃子は赤っぽい色と、緑色の2色になっている。
「どっちが辛いんだろう?」
「これ、案外緑のほうが辛いと思いますよ」
ゆうどんさん、すっかり経験値を積んで激辛評論家だ。
「えっ、この緑ってニラとかじゃなくて?」
「青唐辛子の可能性がありますねぇ」
なるほど、たしかにそれはある。というかきっとそうだ。青唐辛子はカツーンと鋭い痛みがくるので、食べるのには気をつけないと。
とか言いながら、ぱくっと食べてしまった。赤と緑、一人一個ずつ。二口程度で食べられるサイズなので、うっかり断面を撮影しそびれるくらいのスピードで食べちゃった。そのせいで、辛かったかどうか殆ど印象に残っていない。
29店舗目 鉄板中華 仁

鉄板中華仁。

「なんですかこれ」
小さなカップに料理が入っている。料理を覆うようにパクチーがかけられていて、下が見えない。
「四川名菜よだれ鶏 パクチー付き(激辛)」
が正解。
そういえばこれまでの人生で、よだれ鶏が超絶辛くて悶絶したことってあったっけ。記憶にない。
よだれ鶏、たれが辛いんだけれど料理のメインとなる蒸し鶏部分は辛くない。なので、辛さを感じにくいような気がする。お刺身を食べるように一口一口、たれに漬けて食べれば辛さは倍増するかもしれない。
30店舗目 汁なし担担麺ピリリ

汁なし担担麺ピリリ。
出品しているのは2品で、その両方とも「汁なし担担麺」ではない。麻婆麺と、麻婆豆腐。

麻婆豆腐(激辛)。
花椒が振りかけられ、辛さだけでなくしびれも提供する気満々の料理。
食べてみると、「ああ、やっぱりそう感じるか」と思わず自分の味覚に苦笑してしまった。
辛さよりも、中に入っているひき肉の甘さを感じてしまったからだ。食べ進めるうちに蓄積されていった辛さのせいで、感覚が麻痺してきた証拠だ。
31店舗目 幻のインド料理 サフラン池袋

この日目標に掲げていた「7店舗の料理を食べる」、最後の7品目は「幻のインド料理 サフラン池袋」。

「世界一辛いカレー」(激辛)。
昔からこの料理名でサフランはカレーを出しているけれど、昔はともかく今でも「世界一辛い」のは本当だろうか?
辛い唐辛子はどんどん品種改良で登場している。美味しいかどうかはともかく、料理を辛くするだけならば比較的かんたんにできてしまうご時世だ。とはいえ、「単に辛いだけ」の料理を提供して、飲食店が成り立つのかどうかは不明。お店を継続していくためにも、「旨辛」でやめておく必要があるかもしれない。みんな、お化け屋敷や度胸試しのためにカレーを食べるわけじゃないんだから。
白米がついてくる料理は、口の中の辛さを中和できるのですこし気が楽だ。これがまさにそう。しかもこの量を1/3ずつシェアするわけだから、食べるとなったらあっという間だ。量は少ないので、たとえ「世界一辛い」といっても食べきることはかんたんだ。
うん、美味しかった。やっぱり仲間と一緒に激辛料理を食べるのはいいよな。本当に辛い料理であっても、楽しくわいわい食べられるから。これが一人だと、悲壮感漂う状況になっていたと思う。
(つづく)
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