食わずに死ねるか!【東京下町食べ歩き】

谷中商店街

11:49
お昼時ともなると、谷中銀座は人でいっぱい。

こんなアッツゥイ時によくみんなやってくるもんだぜ、と呆れるけど、僕らも同じ穴のムジナだ。

谷中銀座は、特にスペシャルなものが売られていたり珍しいお店があるわけではない。蔵が立ち並ぶような歴史を感じさせる建物でもない。はっきり言って、特にエクセレントなことはない場所だ。

しかし、比較的短い距離の間に、狭い道幅で、お店がぎゅっと詰まっていて、お客さんで賑わっているので、なんだか楽しい場所だ。

アーケードがあるような大きな商店街は、東京都内に何か所もある。アーケードなしの商店街も含めると、いくら21世紀の東京とはいえ、あちこちにある。

でも、大きい商店街ともなると、地元民にとっては便利な反面、観光客からすると「観光地っぽくない」感じになってくる。携帯電話ショップとか、ドラッグストアとか、ファーストフード店などがちらほら出てくるからだ。

むしろこじんまりした商店街の方が、観光地としてふさわしい。それを体現しているのが、谷中商店街だと思う。今思いついたことだけど。

しにものぐるい

そんな谷中商店街の入り口部分にあるお店がこれ。「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」。

単なる「お名前を彫ってオリジナルハンコを作ります」というだけでなく、ちょっと面白い、ブラックユーモア感のある絵が添えられる。

酔っ払っているウサギ、白目を剥いてひっくり返っているマンボウ、びっくりしてどんぐりを取りこぼすリスなどの絵がある。僕好みでとても面白い。

邪悪なハンコ屋 しにものぐるい オリジナルハンコ、認め印通販
オフィスや日常に遊び心と個性を加えたら?というわけで、邪悪なハンコを作ってみました。イラストや模様の入った印鑑は実印にはできませんが認印には(ほぼ)問題ありません。乾いた都会の喧騒に、湿った日常にイエスイエス!ディスイズ認印!

「へえ、こんなお店があるのか」

しばらく二人で、店頭にあるサンプル印影を眺めて感心してしまった。

「僕はこれかな」
「わしはこっちかな」

二人で、どれがお気に入りかを話しあう。

真剣に、欲しくなった。しかし、印鑑なんて押す機会、殆どないんだよな。宅配便の受け取りに使うくらいだ。そんなもののために、気の利いた印鑑はいらない。100円ショップで買った三文判で十分だ。うーん。

2,600円というお値段と、実用性を考えぬいた結果、やめた。でも、よいものだと思うので、印鑑を押すチャンスがある方はぜひどうぞ。

ちなみに僕は、この一ヵ月後に銘の誕生日プレゼントとしてここの印鑑を贈った。小学生で多感な時期の娘に、ふざけた印鑑を贈ると嫌がられるかもしれないので、当たり障りのないものにしたけれど。

いちおう喜んでもらえたけど、2,600円の印鑑サイズ(直径10mm)はちょっと小さかった。三文判サイズに、苗字と絵の両方が入っている状態だからだ。もし贈り物にするならば、折角の絵を活かすためにも大きいサイズのものを選びたいところだ。お値段は高くなるけれど。

商店街のお店

11:55
「あれ?ここにもザクロがあるぞ」

レストランザクロの支店がここにあった。谷中銀座には2店舗もザクロ系列のお店があり、1店舗はランプを売るお店、1店舗が中東雑貨屋だった。あの店主、やるなあ。おそらくここでしっかり稼いで、その儲けでレストランで「食べきれない量」の料理を出しているに違いない。

商店街のお店

「10種類の生レモンサワー」と書かれたちょうちんがぶら下がっている飲み屋。

一昨日見た浅草のホッピー通りもそうだけど、最近は「昼からカジュアルにお酒を楽しむ」というのがすっかり当たり前になったものだな。

昔は「昼酒」といえば、渋みに満ちたおっさんがやるものだったが、今やむしろ若い人が楽しんでいる印象だ。

昼からお酒を飲むというのはそれなりに体力がいる作業だ。お酒を飲んだあとは誰だってしんどい。夜酒と違って、そのまま寝るわけにもいかない。なので、むしろ昼酒というのは元気のある若い人こそ向いているのかもしれない。

ところで10種類も生レモンサワーがある、というのはすごいな。

九州堂ふたたび

12:03
ばばろあが、「もう一度九州堂に行きたい」と言う。え?ひみつ堂の前に立ち寄ったあのお店?また?

何か買い忘れたものでもあったのだろうか、ということで九州堂に向かう。ばばろあは中に入っていく。

谷中福丸饅頭

一方僕は、九州堂の向かいにある「谷中福丸饅頭」に向かう。

ここは「10円まんじゅう」と呼ばれるような、安くて小さな饅頭を売っていることで知られている。とはいっても、1個10円でバラ売りしているわけではなく、10個110円などで売られている。

それはそれとして、僕のお目当ては「かりんとう饅頭」だ。福丸饅頭の代表メニューのひとつ。「孤独のグルメ」で紹介されたことで知名度を上げたけど、もともと有名なものだ。

かりんとう饅頭はあちこちの和菓子店で売られているが、甘すぎたりベタベタしたりして、なかなか自分口にあうものがない。その点、この福丸饅頭は僕の好みだ。

かりんとう饅頭

かりんとう饅頭、1個80円購入。

これはバラで買うことができる。

僕自身、本店で買うのは初めて。

福丸饅頭は意欲的に外部に進出していて、都内の駅構内に1日~3日程度の期間限定で臨時出店していることがある。そこで手に入ればラッキーだけど、会社帰りの時間だとかりんとう饅頭が売り切れていることが多い。

ゆずソフトふたたび

九州堂から出てきたばばろあは、あろうことかゆずソフトを手にしていた。

待て、さっき食べただろう。おじいちゃんご飯はもう食べましたよね?

よっぽど気に入ったらしく、本日二度目のゆずソフトを食べているのだった。好きすぎだろ、いくらなんでも。

[本日ここまでのばばろあ]
玉子焼き&ゆずソフト ⇒ かき氷 ⇒ 台湾料理 ⇒ ゆずソフト(今ここ)

既に4食目。そしてそのうち3食が、氷菓。

「冷たいものを食べたら、お腹を壊しちゃう。」なんてことはない、いたって健康優良中年だぜ。カロリーは摂りすぎだけど。

(つづく)

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