

退却前提で屋台を見て回っているので、「お土産に何を買おう?」という観点で売り物を見ている。そんな中、目に留まったのがアメリカンスナックを売るお店だった。
アメリカのスナックなんて、油ギトギトでくどくて、健康に悪いでしょう?・・・と思っていたんだけど、案外これはこれで美味いらしい。試しに買って帰ってみたいのだが、スナックはかさばるし、わざわざお土産にするだけのモチベーションが湧きにくい。
そんな躊躇をする中、「あれっ?」と思ったのは、このお店は「エコバッグ」と称して大きなビニール袋にどっさりスナックが入って400円だという。嘘だろ?他の店はもっと高くばら売りしてるぞ?
しばらく僕とよこさんは疑いの目を向けつつこの屋台の様子を見ていたのだが、本当に400円でどっさり、らしいのでならば、と買ってみることにした。

で、実際に買ったのはこちら。エコバッグ、と称して5種類のスナックがなんと24袋も入っている。それで400円なのだから格安としかいいようがない。1袋30円くらいかよ。僕が小学校の頃、駄菓子屋で買った「プロ野球チップス」が30円だったような気がするけど、その次元だ。
あと、ゲータレードがなんと破格値、100円で売られていたのでこれも2本ゲット。この写真に写っているもの総額で600円。安いなあ、もう。


うなぎのかば焼きみたいに肉がガンガン焼かれている。肉には「秘伝のたれ」がたっぷりかけられており、妖しくてかっている。これぞガッツリ料理。
お持ち帰り乱れ打ち。ホットドッグも買ってやったぜ!
屋台で売られているもの、何でもかんでもお持ち帰りできるというわけではない。たとえば、先ほど食べたナチョスなんてのはお持ち帰りに向かない容器に入った、お持ち帰りに向かない食べ物だ。
次回は、買い物袋とかトートバッグとか、いろいろ「お持ち帰りツール」を用意しておいたほうがいいかもしれない。

ホットドッグ、ふた付きの容器だったのだけど、ごらんのようにソーセージがふたの中からコンニチハしてしまった。こんなのをかばんの中にダイレクトに入れたら、帰宅するまでの間にかばんが肉臭くなってしまう。今回たまたまかばんの中に買い物袋が入っていたのでセーフ。

退却する。出口である三笠ゲートまで、そしてそこから横須賀中央駅までとぼとぼと歩くのは結構きつい。昼下がりということで、もっとも気温が高い時期だ。
横須賀界隈は、というか三浦半島は、なのだが、地殻変動の影響が大きく、まさに山あり谷ありの土地柄だ。この基地内も、急に山があったりするのだが、その斜面にはふさがれた防空壕のようなものがたくさんある。第二次大戦時代の余韻だろうか?それとも、昔は弾薬庫として使ったけど、今じゃ使うのやめた、という洞窟なのだろうか。

出口までの道中、丘の斜面に一戸建ての家がぽつぽつ建っているのが見えた。高級将校はこういうところに家を構えているのかもしれない。一戸建てとはいえ、巨大な建物というほどではない。つつましやかに生活しているようだった。

横須賀中央駅に向かう途中、アーケードがあったのでその中を歩いて帰った。ああ、生き返る。ここは両側のお店から流れ出す冷気が充満しており、とても過ごしやすい空間だった。素敵。

帰宅後、自分の腕を見てみたら、結構日に焼けたようだ。そりゃそうだ、あれだけ強い日差しの下で歩き回っていたのだから。
二年連続で基地を訪れたので、ざっと「見るべきものは見た」感じではある。しかし、この非日常的空間は病みつきになる。来年もまた、訪れたいものだ。今度はみやげ物をお持ち帰りにするためのタッパとか袋とかをしっかり持参してもいい。頭がぼんやりしないように、熱さまシートとか持参してもいいかもしれない。灼熱のイベントだからこそ、こちらも知恵を使って賢く参加したいものだ。で、やることといったらデカい料理を食い倒れ。最高じゃないか。
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