
船の前方にある甲板に出てきた。そこには、昔ながらの居酒屋で、徳利に入ったお酒に燗をつける装置のようなものがめり込んでいた。あー、これニュース映像でよく見たことがある。ここからぶひゃーってロケットミサイルが出るやつやー。
発射直後はミサイルの向きが変な方向を向いちゃって、「大丈夫かオイ」と不安にさせられるけど、しばらくしたらびゅーんと姿勢を整えて狙いに向けて一直線に飛んでいく様には驚かされる。
Mk 41 Vertical Launching System、というらしい。日本語訳だと「垂直発射装置」。なんか日本語名はカッチョ良さに欠ける。

Mk41の側面にはデンジャーの文字が。そりゃそうだ、ミサイル発射時点でこの近くにいたら、ロケットの風圧で吹っ飛ばされる。敵を殲滅する前に味方が全滅だ。
この垂直発射装置からは、対飛行機、対潜水艦、対弾道ミサイルといったさまざまなミサイルを発射することができるそうだ。そういう話を聞いても「ほえー」としか言いようがない。「あ、さすがに対戦車ミサイルは撃てないんだな」と思うのが関の山だ。

こちらは5インチ単装砲 。インチという概念が日本人にとってはなじみがないので、これがデカいのかそうでないのか、よくわからない。

フレンドシップデー仕様、ということで、わざわざ砲台のところに日本語解説パネルが貼ってあった。オウ、なんと親切な。
パネルの写真は、弾が発射された直後の煙を噴いている瞬間を捉えたもの。煙の出っぷりからすると相当威力はありそうだ。少なくともでんじろう先生の空気砲よりは強いことはわかった。

砲台の周辺には、赤いラインが円形に記されており、「デンジャーエリア」と書いてあった。旋回するので、この中に入るとあぶねーからよせ、ということだ。
これ、ぐるっと回して自分自身を撃ちぬくことはできるのだろうか?・・・たぶんできないな、それ。

船首から見たフィッツジェラルド。

DLAを見る。巨大倉庫。

鐘がカンカン鳴ったので何事かと思ったら、偉そうな人が偉そうな人をアテンドしていた。鐘が鳴った直後にあったアナウンスのなかに、「メイヤー」という言葉が混じっていたので、恐らく黒い帽子をかぶっている人は横須賀市長なんだろう。市長がわざわざフィッツジェラルドを表敬訪問したっぽい。で、対応している米兵さんは、この船の艦長なのだろう。二人はがっちり握手をしていた。

船の後方に向かう。

大きな浮き輪。プールにこれを浮かべても、あんまり嬉しくないと思う。当たり前だが一人用ではなく、この浮き輪に何人も捉まることを前提にしてるっぽい。腹が出すぎて、普通の浮き輪じゃ使えないよ!というデブでも安心。

おっと、こっちに新兵器発見。バズーカかな?それとも投光器かな?と思ったが、どうやらこれは短魚雷発射管、というものらしい。魚雷といえば潜水艦が発射するミサイルというイメージがあるけど、こうやって船の上からでも発射できるんだな。いったん空を飛んで、その後海にもぐって、敵潜水艦を追いかけるんだから器用なもんだ。

後方甲板にも、びっしりと垂直発射装置が並んでいた。今この真下にはミサイルが既に装備済みなんだろうか?それとも、普段は別のところに物騒なものは隔離保管されているのだろうか?ドシンドシンとここで飛び跳ねたら、勢いでミサイルが飛び出ちゃうとかないだろうな?
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