吊尾根の下の、一つ屋根の下で【上高地デュオキャンプ2019】

14:23
穂高神社奥宮の二の池湖畔にしばらく滞在していた僕たちは、またランプの下に戻ってきていた。

本日二度目の「カフェ・ド・コイショ」だ。わずか2時間でまた訪れた客なんて、僕ら以外にいないんじゃないか。ご近所さんじゃないのに。

いしが「私はいいですよ、二回目行っても。美味しかったですし」チラッチラッ

とモーションをかけてくる。

「いや、さすがに一日で二度はあんまりだろう」

と、イケイケムードを好む僕でさえ、躊躇する。

「明日またここに来ればよいわけだし、楽しみは取っておいてもいいんじゃないか?」
「でも、明日また2つケーキを食べても、メニュー全部食べられませんよ」
「そりゃまあ、そうだが・・・」

上高地から徒歩で1時間のカフェを愛して、既に2年連続合計4回も訪問しているという時点で僕は若干異常だけど、さらにそれを上回る人がここに居たー。一日2度は、想像すらしたことなかった。

おかみさんに微笑まれながら、オーダーをする。

バナナのタルト、ガトーショコラ。いずれも750円。

どうやら、接客してくださっているおかみさんの娘さんがマジなパティシエで、これらのケーキを作っっているらしい。「専属パティシエ」を名乗るだけあって、本当においしい。柔らかいところはふんわり柔らかく、硬さがあるところは歯ごたえがよく、甘さはほどよく、本当にしみじみとした気分になる。

これまで僕は、ここのケーキやコーヒーがうまいと感じるのは「わざわざ遠路はるばる、ここまでやってきたんだ」という自己満足のバイアスがかかっている理由もあるだろうと思っていた。しかし、一日二度訪れて確信した。これはシンプルに美味しいんだ。バイアスとか映えとか関係ない。

いしは大満足。

わざわざ上高地まで来てもらった僕としては、面目躍如だ。僕も大満足。

カウンターに、「焼き菓子3種SET」というのがあった。800円で売られている。へえ、ここは焼き菓子もあるのか。ケーキだけだと思っていた。

そんなわけで、焼き菓子を1つ購入。よつばのクローバーが描かれたものだ。これは今晩のお夜食にしよう。

15:07
梓川右岸を歩いて、上高地に戻る。笹が随分茂ってきた。

立ち枯れの木が生えているエリアは、周囲の生きている植物の草葉のおかげで寂しさが和らいでいる。さすが初夏。

一面のシダ。

2ヶ月前、こんな場所あったっけ?覚えていない。

16:09
上高地に戻ってきた。今更河童橋界隈でキャッキャやるまでもないので、そのまま素通りする。

梓川右岸にはホテル白樺荘、五千尺ロッヂ、上高地西糸屋山荘と並んでいるが、そこからほんのちょっとだけ間を空けて上高地アルペンホテルがある。

以前ここでお風呂に入ったこともあったな。「セルフカフェ」をやっている、ということなので、様子を見てみることにした。今からカフェを楽しもうとは思っていないが、状況を知っておきたい。

上高地アルペンホテルのロビー。

大きな平面型の暖炉があり、煙突が天井から吊り下がっている。相当重たいものだろうに、よく吊れたものだ。

ロビーの片隅にセルフカフェを発見。

09:30~17:00の營業で、ドリンクバー300円、焼き菓子200円と書かれていた。
料金ボックスが置いてあって、お会計までセルフになっている。

ソフトドリンクバーを用意しているレストランでよく見かける、ペプシのドリンクサーバーが置いてあり、ほかにいろいろな紅茶パックが用意されていた。

お昼だけの營業なので、暖炉の傍らで火を眺めながらドリンクバー、というわけにはいかない。

ここに限った話じゃないけれど、上高地界隈で宿泊している人のナイトレジャー施設というのはまったく存在しない。僕らのようなテント泊の人が、夜にどこかのホテルなどに行って、そこのバーラウンジを使うといったことは想定されていない。危ないから夜出歩くんじゃねぇ、寝ろ、ということか。

(つづく)

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