で、調達した厚木ホルモン入り陳マーボー豆腐。
麻婆豆腐って四川料理だろ?と思うが、よく見るとこのマーボー豆腐の上には赤々とした唐辛子の漬物が載っている。このあたりが湖南料理の特徴。
あー、これは辛いやつや。
「激辛」にしたせいか、漬け唐辛子がどっさり。なるほど、こういう形で個別の辛さ調節に応じるというのもいいね。単に粉末の唐辛子を追加するんじゃないパターン。
でも、トータルとしてはさほど辛いとは思わなかった。マーボーの肉からにじみ出る甘さ、美味さなどが味全体をまろやかにまとめているからだ。
辛い料理とはかくあるべき、という手本だなと思った。単にとげとげしく辛くするんじゃダメで、ベースとなる美味さ、(素材の)甘さがあってこその辛さ増強。辛味だけが突出するんじゃなくて、辛さのお陰であらためて料理全体の美味さを実感できるというのがいい。
このまま勢いを駆って5軒目、ということも考えたが、やめにした。手元にあるウーロン茶を飲みきってしまいそうだったし、どのお店も結構な行列ができていたからだ。2nd Roundは2日で終わらせてやろうか、とも思ったけど、まあいいや今回も3日通うことにしよう。
会場を後にする際、食券売り場を見てみると長蛇の列ができていた。時刻は19時半頃。会社帰りのサラリーマンたちが職場の同僚と、友達とでどんどんやってきていた。
これまでのところ、腹痛や尻痛で脂汗をかくことは全くない。予感めいたものすらない。最近はすっかり辛いものを食べなくなった僕だが、一度獲得した「辛さ耐性」というのはそう簡単に劣化しないのだろうか?
2014年09月19日(金) 5日目
激辛グルメ祭り5日目。足しげく大久保公園に足を運ぶ自分がとても滑稽に感じる。何やってるんだ僕は、と自問自答してしまう。昔はこういう「過剰な生きざま」はおかでんにとって当然だと思っていたし、何の疑問も持たなかった。しかしおかでん齢40歳、そろそろ常識人の化けの皮がはげてきたらしい。いずれ遠くないうちにこのサイトに「子育て日記」とか誰得な連載を始めるかもしれない。うわあ。しこたま食べて酒飲んでガハハと笑っていたおかでんは、既に過去の人だ。
そんなセンチメンタルな気分になるのは、大久保駅から会場までの間、ちょっとした裏道を通ることになるからだ。デリヘルの送迎車が頻繁に行き来するような道路を歩き、薄暗い路地裏を歩いていると、なんか自分の人生を考えてしまう。
さて気を取り直して5日目。19時前であればまだ会場はさほど混んでいない。できるだけ早く食べ始め、できるだけ早く退散するのがこのイベントを気楽に楽しむコツ。
15軒目:ガパオ食堂(タイ料理)
タイ料理の「ガパオ食堂」は、3種類の料理を用意している。しかし「激辛」に味をチューンアップしてくれるのは「ガパオごはん」のみなので、必然的にガパオごはんのオーダーとなる。
・ガパオごはん
600円
辛さ→中辛、激辛
・ヤムウンセン
600円
辛さ→小辛、中辛
・ラープガイ
600円
辛さ→小辛、中辛
・2種合い盛り
800円
・3種合い盛り
1,000円
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