激辛グルメ祭り2014

18軒目：フォーハノイ(ベトナム料理)

休みの日なので、当然今日も長蛇の列だった。どこのお店が列が長いんだろう、なんて分析する気にもならないくらい、どこも人また人。まだ今日の時点で食べていないお店がいっぱいあるなら、列をじっくり吟味してお店を選んだのだろうが、僕にとっては残すところあと2店。粛々と、まだ出会っていないお店に並ぶだけだ。

・激辛ブンボーフェ（牛すじスープ・フォー使用）
　800円
　辛さ→激辛
・激辛冷やしトマトフォー
　800円
　辛さ→辛口、激辛
・激辛キャンガー（手羽先）4個入り
　800円
　辛さ→激辛

このお店を運営している企業はベトナム料理を中心に多くの店を経営しているようだ。webサイトを見てみると、フォーを売るお店として「フォーハノイ」、バインセオのお店「バインセオサイゴン」、バインミーのお店「バインミー☆マジェスティック」など細かく細分化していることがわかる。専門業態化しているのが面白い。ちなみに「フォーハノイ」は北千住駅ビル内にあるお店。

激辛グルメ祭りに出店したことが好評だったらしく、その後実店舗でも「激辛ブンボーフェ」などが食べられるようになった。いいことだと思う。辛いモノ好きとしては、嬉しい。

ちなみに、飲食店において「辛い料理」を用意する、ということは売り上げ向上の一助として取り組みやすい。僕のように「辛い料理が好きだ」という人は一定数以上いて、その人は「ちょっとくらい値段が上がっても、ピリ辛料理を食べたい」と思っているからだ。ラーメン屋を見てみるといい、ピリ辛メニューが50円から100円増し程度で提供されていることが多いでしょ。僕なんかは、ついついこれを選んでしまう。

おそらく、「辛さ」って中毒性があるからだと思う。ちょっとお値段が高くても、辛さを求める人は出費をいとわない。

で、激辛ブンボーフェの激辛。玉ねぎ、牛すじなど結構具だくさんで嬉しくなる。具だくさんのフォーは、具だくさん味噌汁同様なんだか豊かな気持ちになれる。「いや、具なんてシンプルで十分」という意見の人もいるけど。

19軒目：湧の台所 赤坂(中国料理)

特に狙ったわけではないのだけど、激辛グルメ祭りの最後のお店となったのが「湧の台所 赤坂」。陳家私菜グループ、と書かれていて、あっ、と気がついた。そういえば「陳家私菜」って中華料理屋でこの前職場の歓送迎会やったぞ、と。僕が幹事だったので店名もちゃんと覚えていた。ああ、あのお店の系列だったのか。

陳家私菜で歓送迎会をやった際、「よくぞこんなお店を見つけてきた」と参加者から褒められた。幹事としてとても気持ちが良かったお店だ。

このお店、飲み放題150分付きで4,000円前後でコースが組めるというだけでもお得なのだが、4,200円のコースが「中国四大高級食材が味わえる」と謳っているのだからすごい。鮑、北京ダック、フカヒレ、上海蟹がその正体なのだけど、まさかこんな安いコースでまともに食べられる訳がない。だから、当日を迎えるまで、参加者一同「どんな料理が出てくるのかな？ほんのちょびっと、だよねえさすがに」などと大いに盛り上がった。で、実際には、全11品も料理が出てきておなかいっぱいになるわ、肝心の高級食材は苦笑しないレベルではあったわ、かなり満足度が高かった。半年後には、別の幹事によってまた同じ場所で歓送迎会を開いたくらいだから、よっぽど一同お気に入りだったということだ。

・頂天麻婆豆腐
　<Sサイズ-ごはん無>600円
　<Mサイズ>800円
　<Lサイズ>1,000円
　辛さ→中辛、激辛
・皇帝口水鶏（やみつきよだれ鶏）
　<Sサイズ>600円
　<Mサイズ>800円
　<Lサイズ>1,000円
　辛さ→中辛、激辛
・麻辣揚げ唐辛子
　600円
　辛さ→小辛

麻婆豆腐は大好きで、激辛麻婆豆腐の食べ歩き企画を自分一人でやったことがあるくらいだ。しかし今回のイベントで、既に麻婆豆腐は食べている。重複は避けたいので、今回はよだれ鶏を選んでみた。

やみつきよだれ鶏。僕が四川料理店に行ったら、前菜としてよく頼む料理の一つだ。別にラリった鶏がよだれをダラダラ垂らしている、というわけではなく、この料理を想像すると(人間が)よだれを垂らしてしまう、ということで名付けられたもの。

中華で鶏肉の前菜・冷菜といえば棒々鶏があるけど、それよりもこっちの方がはるかに好きだ。ただし見ての通りの油まみれなので、体に悪そうではある。一方の棒々鶏は、なんとなくヘルシーな印象。

というわけで今回は2店舗でお食事。かろうじてテーブルの隅っこを確保し、周囲の人に気を遣いながらもそもそと食べる。