美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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夢見るフランス絵画@Bunkamura ザ・ミュージアム
さすがに一年間で200以上の美術館、アートギャラリー巡りをしていると、良くも悪くもフランス絵画には見慣れてしまう。 というか、アート自体に見慣れてしまうので、王道なフランス絵画って「ああ、素敵ですね。はい、次」ってなってしまう。 それは目が肥... -
TIME - David Bowie by Masayoshi Sukita@スパイラルガーデン
デヴィット・ボウイの写真展。 この人すげーな。フォトジェニック、とはまさにこのこと。 同姓の男から見てもほれぼれする。 若い頃のパンクな格好もいいけど、年を重ねるにつれて落ち着いてくる様もいい。 ストイックさは残しつつも、円熟味を帯びていく... -
磯崎新 12×5=60@ワタリウム美術館
建築家・磯崎新の思考を支えている、建築の周辺系のことについて取り上げた展示。 磯崎新といえば、先日記者クラブでザハ・ハディドの国立競技場案について「考え直した方がいい」と公開討論を仕掛けた人でもある。 逆に言えばそれくらいの認識しか僕は持... -
IN SITU-1@エスパス ルイ・ヴィトン
表参道ルイ・ヴィトンの7階にある、温室のようなガラス張りスペース。 白い骨組みと、広いガラス張り。ガラスの向こうには冬の青空。 そんな中に、韓国の作家が3カ月かけて公開制作した、発泡スチロールの作品がつり下げられている。 白さが際立ち、見てい... -
ザハ・ハディド@東京オペラシティアートギャラリー
2019年に完成予定となる、新国立競技場のデザインを担当したイラン人建築家ザハ・ハディドの軌跡をたどる展示。 曲線うねうねだけでなく、直線もややこしく交差するデザイン。 いろいろな模型やイメージスケッチを見ていると、パズルに接しているかのよう... -
東郷青児〈超現実派の散歩〉と収蔵品選@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
東郷青児の絵は結構好きだ。 あのデフォルメされた形、くっきりとした輪郭だけどぬめっとした肌感があったりする不思議な世界、そして明確な色。 描かれている女性は美人だと思うが、ではなんでこれを美人と自分は認識するのか?と考え込むと、わけがわか... -
フジタ、夢をみる手@ポーラミュージアム アネックス
レオナール・フジタの個展。 以前Bunkamuraで展示されていたものも一部こちらで見ることができた。 無料で見ることができるのだから、驚いてしまう。 フジタが描く少女の絵は、毎度毎度「ジャガイモが首から上に乗っかってる」ようにしか見えない。 若干い... -
アントワーヌ・ダカタ写真展 Black Rain@ライカギャラリー
一つの額装の中に、64分割、いやもっと分割された状態で小さな写真が並ぶ。 パラパラ漫画のようだ。 裸婦が多数写っているようだ。なんかくんずほぐれつ、になっているようにも見える。 でも、小さすぎて、エロいどころか何がなんだかさっぱりわからない。... -
歌舞伎ファンを世界に 「歌舞伎は旅する大使館」展@歌舞伎座ギャラリー
2014年夏の平成中村座NY公演の様子を中心に、歌舞伎が世界で公演される際にまつわるエトセトラを紹介する展示。 「海外のメディアなどでも激賞されました」的な話もいいけど、現地の人たちに理解してもらうための工夫とか、演出の仕方とか、スケジュールと... -
荒木経惟 往生写集 -東ノ空 PARADISE@資生堂ギャラリー
アラーキーの写真は、以前表参道で「だらしなくたるんだ裸体をさらすオバハンたち」ばっかり激写しまくってる写真展を見たのが強く印象に残っている。 ああ、現実はこうなんだと、妙に感心したものだ。 通常僕ら、女性の裸なんてカアチャンか奥さんくらいし... -
ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!@国立科学博物館
興味が持てなくて、つまらなさそうに足早に歩く子供たち。 「待って○○ちゃん!見て見て、オーロラが見えるよ!」と子供を呼び止める親。 国立科学博物館の特別展は大抵大人向けでがっつりした内容だが、今回もそう。 小学生では到底理解不能、中学生もしく... -
ボストン美術館 ミレー展 ー傑作の数々と画家の真実@三菱一号館美術館
丸の内の一角にある、古い建物を改築した美術館。 今回初訪問。 美術館として作られた建物ではないので、小さい部屋を渡り歩くようになっている。 順路が若干迷路的。 ただし、中を相当改造しているため、日本橋の三井記念美術館のような重厚さは残されて...