美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
-
ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで@東京都美術館 企画展示室
フィレンツェのメディチ家が蒐集していた、絵画の展示。 1500年前後のものなので、時期的に宗教画が多い。他に描く事ないんか、と思うくらいだ。 当時の人たちは、十字架から下ろされるキリストの絵とか見て、宗教的に気持ちを新たにしたものなのだろうか... -
菱田春草展@東京国立近代美術館
美術館、アートギャラリー巡りは常に新しい発見との出会いだ。 しかし、「う、ううむまあ、そういうことね。」と無理矢理自分を納得させて会場を後にするということも結構ある。 知的好奇心を満たす、ということは往々にして異物を飲み込むことでもあるか... -
ウィレム・デ・クーニング展@ブリヂストン美術館
抽象画の大家。 抽象的過ぎて、絵のタイトルを見て、ようやくそこに描かれているのが女性ということに気づく有様。 いきなりこういう絵を描いて鮮烈デビュー、ってのは無理だよなきっと。 ピカソが若い頃はきっちりした絵を描いていたように、若い頃「そこ... -
平成26年秋の有隣荘特別公開 満谷国四郎~倉敷にひらく~@有隣荘
近代倉敷の礎を作った地元の偉人、大原孫三郎の別邸「有隣荘」は、年に二回公開されている。 緑色の瓦を使った、特色ある家なので「緑御殿」と呼ばれているが、春と秋以外は中をうかがうことは出来ない。 現在は大原美術館に寄贈され、個人宅としては使わ... -
フェルディナント・ホドラー展@国立西洋美術館
国立西洋美術館の企画展はここ最近殆ど見ているような気がする。 特にノルマを課しているというわけではないのだけど、上野駅からほど近く、金曜夜は20時まで開館しているという利便性のよさからついつい通ってしまう。 そんなわけで、「誰それ?」という... -
天明屋尚「原画に至る道程 -画稿-」展@ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
初めて聞く作家さん。 原画を描くにあたっての下書きのような絵が飾られ、完成されたリトグラフも展示されていた。 絵は、ふんどし一丁、もんもんが全身にある角刈りのアニキたちだらけ。やくざもの、というとそうではなく、アニメ「サムライチャンプルー... -
ドール・カルチャー展@六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
森美術館だけを見たいのに、多くの展覧会においては六本木ヒルズ森タワー52階の展望台、「東京シティビュー」の入場券と抱き合わせになっている。 たまには抱き合わせになっていなくて「おっ!」と思うこともあるが、入館料据え置きであり、実質的に美術館... -
MAMプロジェクト022:ヤコブ・キルケゴール@森美術館
音をテーマにした映像インタレーション作品を作るデンマークアーティストの作品。 一部屋だけの展示で、プロジェクタで投影されているのは福島の自然の光景。 ずっと竹林が風でざわざわ鳴っているのがただひたすら流れている。 薄暗い部屋には座椅子が並べ... -
リー・ミンウェイとその関係展 あらゆるものとの“つながり”について考える@森美術館
現代芸術って、疲れていてぼんやりしているときに見るものではない。咀嚼しないと作品を理解できないからだ。 うっかりすると、「意味不明。はい次」と作品をどんどんスルーして素通りしてしまう。 今回も危なくそうなりかかったけど、この人の作品はちょ... -
東京オリンピックと新幹線@江戸東京博物館 1階展示室
東京オリンピック・パラリンピックが開催されてからはや50年。 そしてそれは、東海道新幹線開業50周年でもある。 それを記念して、 オリンピック当時の生活振り返り(古い洗濯機やテレビなどの展示など)0系新幹線を中心とした、当時の新幹線の展示オリンピ... -
秋の新作 リンツ ダークチョコレートジャンドゥーヤドリンク@リンツショコラカフェ銀座店
時折、銀座にある「リンツショコラカフェ」で季節限定のショコラドリンクを飲んでいる。 甘い物をわざわざ飲みに行くだなんて、ちょっと前の僕だったら狂気の沙汰だ。誇張表現でもなんでもなく。 甘い飲み物なんて、本当に一切飲まなかったからだ。まして... -
ボストン美術館浮世絵名品展 北斎@上野の森美術館
葛飾北斎といえば、「富嶽三十六景」、特に「赤富士」が有名な浮世絵師だ。 正直見飽きた感がある赤富士。それくらいメジャー中のメジャー。 今回の北斎展も、もういいよとか思いつつ無料で入ることができたので行ってみた。東京都美術館に行ったら休館日で...