美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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爆発した芸術を散歩する
「クリエイションの未来展」 第2回 「宮田亮平展 -海へ-」@LIXILギャラリー2
ひねくれ者の僕にとって、「イルカ」という素材はとても微妙に見える。 その無駄のない流線型フォルム、そして高い知能。 素敵な生き物だとは思うが、イルカをネタにすりゃなんかカッコいいよね、的な安易さを感じてしまう。 いや、ひねくれた発想だとわか... -
爆発した芸術を散歩する
タイルが伝える物語-図像の謎解き- 展@LIXILギャラリー1
さすが前身がINAXな会社なだけある、古今東西のタイルアートを展示するなんて面白い試みだ。 聖書の有名な場面をタイル絵にしているものなど様々。 「まあ、タイルに描かれる絵だから、漫画絵としても稚拙なものだよね・・・」 と最初は油断していたが、何... -
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雪と月と花 国宝「雪松図」と四季の草花@三井記念美術館
肝心の国宝「雪松図」屏風が入り口入ってすぐのところに飾ってあって「なんと大胆な」と驚いたが、デジカメによる複製品だった。 本物は会期後半で展示するんだと。 さすがにそうだよね、メインイベンターを前座で出すわけがない。 日本の四季を取り入れた... -
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いろは展@東京ミッドタウン デザインハブ
東京ミッドタウンの中に「デザインハブ」というスペースがある。 そこでいろいろデザイン系の展示をやっているというので行ってみた。 ・・・あー、よくわからなかった。 デザインって、コンセプトとか「デザインの背景にあるもの」が大事だと思うのだけど... -
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清川あさみ個展 TOKYO モンスター@パルコミュージアム
写真に刺繍を施すコラージュアーティスト、清川あさみの個展。 ついこの前も同じ場所で個展をやったばかりなので、パルコと仲が良いのか、人気が高いのかどっちかなのだろう。 今回の個展は、90年台にいた、アバンギャルドなファッションをした道行く若者... -
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チューリヒ美術館展@国立新美術館
作家ごとに部屋を仕切って展示してあり、面白い見せ方。 やはり、一人の作家の作品をいくつも見て、なるほどこういうことかという納得感がある。 ただ、この日は何か集中力が欠け、殆ど素通りだった。 ホドラーの作品はインパクトがあり、結構魅入ってしま... -
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DOMANI・明日展@国立新美術館
チューリヒ美術館展を見に行った際、たまたま発見した展示会。 折角なので入ってみた。 そういえば昨年も見たなあ、と1年前を振り返る。あの頃は若かったな、なんて年甲斐もなく思う。 DOMANIは、文化庁が奨励金を出して、次世代の作家に1年間の海外留学を... -
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夢見るフランス絵画@Bunkamura ザ・ミュージアム
さすがに一年間で200以上の美術館、アートギャラリー巡りをしていると、良くも悪くもフランス絵画には見慣れてしまう。 というか、アート自体に見慣れてしまうので、王道なフランス絵画って「ああ、素敵ですね。はい、次」ってなってしまう。 それは目が肥... -
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TIME - David Bowie by Masayoshi Sukita@スパイラルガーデン
デヴィット・ボウイの写真展。 この人すげーな。フォトジェニック、とはまさにこのこと。 同姓の男から見てもほれぼれする。 若い頃のパンクな格好もいいけど、年を重ねるにつれて落ち着いてくる様もいい。 ストイックさは残しつつも、円熟味を帯びていく... -
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磯崎新 12×5=60@ワタリウム美術館
建築家・磯崎新の思考を支えている、建築の周辺系のことについて取り上げた展示。 磯崎新といえば、先日記者クラブでザハ・ハディドの国立競技場案について「考え直した方がいい」と公開討論を仕掛けた人でもある。 逆に言えばそれくらいの認識しか僕は持... -
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IN SITU-1@エスパス ルイ・ヴィトン
表参道ルイ・ヴィトンの7階にある、温室のようなガラス張りスペース。 白い骨組みと、広いガラス張り。ガラスの向こうには冬の青空。 そんな中に、韓国の作家が3カ月かけて公開制作した、発泡スチロールの作品がつり下げられている。 白さが際立ち、見てい... -
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ザハ・ハディド@東京オペラシティアートギャラリー
2019年に完成予定となる、新国立競技場のデザインを担当したイラン人建築家ザハ・ハディドの軌跡をたどる展示。 曲線うねうねだけでなく、直線もややこしく交差するデザイン。 いろいろな模型やイメージスケッチを見ていると、パズルに接しているかのよう...