10:09
ケーブルカーは御岳山駅に到着。
じゃあ、ケーブルカーに乗車した滝本駅は御岳山じゃなかったの?というと、あそこもすでに御岳山の山腹。なので、この駅名は微妙だ。
高尾山のケーブルカーも、「清滝駅-高尾山駅」で運行されているけど、清滝駅はまだ山のふもとだから・・・
いや、そんな細かいことはどうでもいい。
いずれにせよ、ここが山のてっぺんではないし、神社すぐそば、というわけでもない。歩き始めの起点にすぎない。
ちなみに今日のお散歩は、「山のてっぺん」を目指す予定はない。ただ、この山界隈をデロデロと歩き回るだけのつもりだ。ピークハンターの僕にしては珍しいお散歩となる。
ツキノワグマが出るんだね、この山でも。
「滝本駅~ビジターセンターの中間の登山道」ってことは、さっきケーブルカーの眼下に見えた、あの道のことか。もっと山奥でないとクマはいないのかと思ったら、僕らはすでにクマを通り越していた。
御岳山駅の構内にある売店。
店員さんがマイクで呼び込みをしているけど、お客さんのほとんどが素通りしていった。帰りに立ち寄ればいいや、という考えなのだろう。僕もまたしかり。
御岳山駅前にて。
今回僕が12月という冬にもかかわらず山に入ろうと思ったのは、久し振りに山用装備を追加購入したからだ。今来ている上着がそれ。
山なんて、ユニクロのドライTシャツ(特価だと700円くらいで買える)1枚で十分・・・と思っていたけど、もうちょっと装備にお金をかけると出来る範囲が広がる。
来年は登山靴を新しくしたい。あと、パンツも。
登山靴は、今日のような「お散歩」であっても、3,000mクラスの山にも対応するような硬くて重たくて大きいものを履いている。それ以外に適当なトレッキングシューズを持っていないからだ。なので、一歩一歩がトレーニングをしているようだ。かなり邪魔くさいので、低山用に軽い靴を買いたい。来年の課題。
10:10
御岳山駅近辺の景色。こうやって見ると、駅が単なる民家か売店に見える。
御岳山駅の外壁に窓を開ける、テイクアウト用のお店。
おっ!?「猪まん」というポスターが貼ってある。これは面白い、豚肉のかわりに猪肉を使った肉まん、ということか。見たことがないのですごく気になる。
値段が300円、というのも安くてOK。・・・だけど、「猪まん完売しました!」という札が下がっていた。あらら。
でも、保温器の中には猪まんらしき饅頭が沢山入っていたので、現在蒸している最中なのだろう。下山した暁には、買ってみよう。
御岳山駅前は広場になっていて、その広場を囲むように売店が並んでいる。
その中に「リフト乗り場」の看板が見えた。
片道100円のリフトがあるというのは知っていたけど、実物を見て納得。
ちょっとした小高い丘に登る程度の、短いものだ。
この上に、武蔵御嶽神社の「産安社」がある。
リフトを使って産安社に詣でて、その足で御嶽神社に向かえばこの標高差はリフトで楽ができるな・・・と思ったけど、やめた。
100円が惜しいわけじゃないけど、そこまでして楽をすることはないだろう、と思ったからだ。あと、産安社経由のルートは、今回は計画していないから。
御岳平という名前がついているだけあって、このあたりは広々とした広場になっている。
藤棚の先が、展望台。
武蔵、多摩の山々がよく見える。
眼下に御嶽駅。
あそこからバスでやってきたのか。
ずっと徒歩でここまでやってくるのは、ちょっと面倒な距離感と標高差。ありがとう公共交通機関。
もやのはるか彼方に、東京スカイツリーが見えた。
このツリー、東京タワーと比べてかっこ良くないと言われるけど、さすが634mもの高さがあるだけあって遠くからでも目立つ。逆に333mの東京タワーは発見できなかった。
そして関東平野の遙か先に、筑波山も見える。
猫耳の双耳峰なので、すぐにわかる特徴的な山だ。
(つづく)
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