ふたたび温泉療養に戻る【那須湯本療養2】

2018年01月29日(月) 2日目

06:52
那須湯本温泉療養2日目の夜明け。

いつもと比べて起きる時間が圧倒的に早い。でも、むしろ体は快適で、寝起きがいい。温泉に長湯をして、体がかなり疲れたからだ。ぐっすり眠れた。「慣れない寝具で、寝付けなかった」なんてことは全くなかった。

運動をやってクタクタになろうとすると、どこかが筋肉痛になったり、関節が傷んだりする。筋肉がほてって、眠りが浅くなることもある。でも温泉にはそれがない。単に体がどっしりと重たくなり、眠くなる。引きこもりたい気分の人が、何も考えずに眠りを得るためには温泉が最高だ。少なくとも僕はそう思う。

その証拠に、なんと寝起きの良いことよ。「さあ!朝ご飯前にひとっぷろ浴びてくるぞ!」という意欲が湧いてくる。

でも多分、これが無味無臭の温泉で、平凡な浴室だったらこういう気持ちにはなりにくいと思う。たとえば大浴場付きのビジネスホテルとか。やっぱり、那須湯本温泉であり、滝乃湯であり、そういう「舞台装置」があるからこそ、療養意欲が高まる。

そんな瀧乃湯の解説。

成分表に書いてあるとおり、ここは「行人の湯」源泉を使っている。でも、浴場名は「滝乃湯」。

もともと滝があった場所なのだろうか?

07:20
宿に戻って、朝ご飯をいただく。

宿泊客は男性ばっかりだ。工務店の人のような、作業着を着込んだ人もいる。この人は連泊していた。近くで工事があるのかもしれない。

風呂上がりで体に一発、ムチをくれてやった状態。なので、ご飯もうまい、お味噌汁もうまい。やっぱり朝風呂はいいよな。日常生活に取り入れたいくらいだ。ただし、ずっとこんなことを毎日やっていたら、太る。

「一日三食食べよう」という基本コンセプトには大賛成だが、「朝ご飯はしっかり食べるべきだ」というスローガンに僕は賛同できない。なぜなら、朝しっかり食べると、その勢いで昼も、そして夜もしっかり食べる癖がついてしまうからだ。「朝食べたから、昼夜は少なくていい」とならないのが人間という愚かな生き物の性だ。

この「民宿若葉」は、夕食もそうだけど朝ご飯にも新鮮なサラダがつく。それがうれしい。ちなみに夕食は、熱したオイルをご主人が厨房から持ってきてくれて、卓上目の前でサラダに注いでくれる。ジュウ、という音がするのが印象的。

12:18
時間は一気に飛んで、12時。

温泉療養中に、写真の時間が一足飛びになるのは良い証拠だ。「写真を撮ろう!」と思えるイベントがなかった、ということは、それだけダラダラとくつろいだというわけだ。

午前中は、7時半にご飯を食べ終わってしまうと、あとはやることがない。風呂と、パソコンでこのサイトの記事を書くくらいだ。お風呂も、午前中は清掃が入るので、そうなると部屋で過ごすことになる。

この選択肢のなさが、むしろいい。ダラダラ過ごせるって、最高だ。認知負荷が少ない生活がなんと快適なことよ。

昼になって、お昼ごはんを求めて外に出る。

なにしろ、夕ご飯が17:30からなので、お昼ごはんを早く食べておかないといけない。下界の生活のように、「12時にはご飯を食べるつもりだったけど、つい仕事が長引いて14時になっちゃった」みたいなことは許されない。

民宿街は、雪かきがされて路面が露出していた。朝から地元の皆さん、ありがとう。

12:23
那須町の観光協会裏手にお店があるという情報をどこかから聞きつけていたので、行ってみた。

・・・が、どうやら閉店しているっぽい。冬季休業中なのか、それとも廃業したのかは不明。あてが外れた。

12:26
このもぬけの殻の建物の向かいに、「ホテルビューパレス」の看板が出ていた。「ランチ営業中」という表示もある。この看板は新しいものなので、「何年前のだよこれ!行ってみたらやってないじゃん!」ということはなさそうだ。

渡りに船、ではあったけど、なんだか急に面倒くさくなって、行くのはやめた。あれこれ探検する気分じゃないんだよ。だから療養なんだよ。

12:26
那須町観光協会の隣にある、ハンバーガー屋さん。前回の那須療養では、ここでお昼ごはんを食べた。今回もここで食べるのが無難だけど、二度同じ店で食べるのは残念なので、スルー。

12:27
近くにそば屋がある、という情報を持っていたので、そっちに行ってみた。

・・・しかし、ここも営業をしていないようだ。冬は客足が落ちるから、営業をしないのだろうか?

12:28
地元民向けと思われる、庶民的な食事処「とらや食堂」が今回の一応の目的地だった。ここで、地元のみなさんがどういうのを食べるのか、メニューを見てみたかった。カツ丼でもかけそばでも、なんでもいい。

・・・と思っていたら、あれれ?ここも今日はおやすみらしい。しまった。

12:28
結局、観光協会前の蕎麦屋、「青木屋」のお世話になることにした。

これ以上お店を探したりあれこれ悩むのは、脳に負荷がかかる。地図を見ながら、「ええと、サンバレー那須まで行って帰るのにどれだけ時間がかかるかな」とか考えるのは面倒だ。

青木屋自体は、以前訪れたことがある。

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青木屋(01) 【栃木県那須郡那須町】 せいろセット 那須でもう一軒、蕎麦屋に行くことにしていた。うまいかまずいか分からないが、売り切れ仕舞いの手打ち蕎麦屋が那須湯本にあると...

なので、今回二度目の訪問だ。

12:34
蕎麦雑炊がセットになった蕎麦を食べる。

このとき、お店の方といろいろやりとりがあったけど、それについては「蕎麦喰い人種行動観察」のほうに詳しく書いてある。やっぱり、体験してすぐに文章にすると内容が生々しくていいな。

https://awaremi-tai.com/soba0692.html

(つづく)

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