2023年03月12日(日曜日) 2日目
06:49
2日めの朝がやってきた。
今日も天気は良さそうなので、よかった。
朝ごはんの前に、朝風呂に入る。温泉宿に一泊したからには、できるだけ何度もお風呂に入りたい。
朝風呂は、弊息子タケはいしと一緒に入った。彼にとって人生初の女風呂潜入だ。とはいっても、他に入浴している人はいなかったそうだ。
07:31
食堂で朝ごはんを食べる。
夕ごはんがとてもシンプルだったので、朝ごはんも質素なのではないか?とちょっと心配したが、必要十分な量の朝ごはんで、しかも美味しかったので満足した。むしろ、夕ごはんよりも朝ごはんの方が皿数が多い。
食堂を見渡すと、昨晩には見かけなかったお客さんがたくさんいて、ご飯を食べていた。一体どこから出てきたんだ、この人たちは。昨晩は食堂だけでなく、この宿全体がひっそりしていたのに。
たぶん、近くにあるスキー場でスキーを満喫している人たちなのだろう。ナイタースキーまで楽しんで、夕食なし・朝食ありの宿泊プランで利用しているのだろう。
09:04
朝食を食べ終わり次第、チェックアウトして宿を出発する。目指すは、「のっとれ!松代城」の開催場所となる、十日町市の松代だ。
早めのチェックアウト、早めの現地到着を僕が目指したのは、「2歳児」という不確定要素が我が家の一員としいるからだ。車に乗るのを嫌がるとか、降りるのを嫌がるとか、歩かないとか、トイレとか、大人が想定していない動きをする可能性がある。なので、時間に余裕を見ておいた。
すると、朝9時には松代に到着してしまった。これまで「のっとれ!松代城」に参加してきたときは、受付締め切りの10時ギリギリに現地到着するようなスケジュールで行動してきた。早く着いても暇だからだ。なので、受付終了1時間前の現地着は初めてだ。
すると、早起きは三文の得ということわざがあるように、良いことがあった。
イベント会場近くの駐車場に空きがあったからだ。
完全に油断していて、一旦は駐車場の前を素通りしたのだけど、その直後に僕が「えっ?今、空いている駐車場の前を通り過ぎたよね?」と気が付き、慌てて車をUターンさせた。
自分たちのすぐ後ろに車がいなくてよかった。衝突事故になるところだった。
「のっとれ!松代城」が開催される「越後松代冬の陣」というイベントでは、イベント会場そのものに駐車場が存在しない。会場周辺に小規模な駐車場があるが、ここはすぐに満車になってしまう。そのため、歩いて移動するにはちょっと遠い、離れた場所に大きな駐車場が用意されており、その駐車場と会場との間は無料のシャトルバスが運行される。
僕は当然今年も、この「パーク&ライド」を使うつもりだった。
しかし、会場から徒歩圏内に駐車場が空いているとは、嬉しい誤算だ。
というわけで、駐車。
「本当にここに停めちゃっていいのかな?」と駐車場の入り口の看板を確認しに行ったくらい、ラッキー。
そういえば、今年は「のっとれ!松代城」の規模が大幅に縮小している。
募集要項には、例年同様500名が参加上限と記載されていたが、結局エントリーしたのは260名程度らしい。
COVID-19の影響で数年間のブランクができてしまい、僕らみたいに「毎年参加するのが決まりです」という人たちの一部が脱落したのと、大会開催の告知が遅くなって人々に認知されなかったことが理由だろう。
あと、エントリー費用が一人6,000円と高額になってしまったことも、参加者が減ってしまった要因の一つだと思う。
その結果、会場から近い駐車場がすんなり確保できたのだから、僕らにとってはありがたい。
僕らが駐車したスペースの、道路を挟んだ向かい側もイベント用の駐車場になっていた。そちらもまだガラガラ。初めて見た、こんな光景。
しかし、僕らが車の中で身支度をしているわずか10分ほどの間で、2つの駐車場にはどんどん車がやってきて、あっという間に満車になってしまった。やっぱり、早く到着することは大事だ。
09:09
タケの身支度をする。
今日は気温が上がりそうだ。上着までレインウェアを着せると、彼はきっと「アチィ、アチィ」と言って嫌がるだろう。というわけで、レインウェアはズボンだけ履いて、長靴を履いた状態で雪だらけの会場に出撃することにした。もちろん、彼のためのバギーは持参だ。
会場は夏の間運動場として使われている場所なので、今の時期はひたすら雪に覆われている。「疲れた」といってゴロンと横になる場所はない。彼がお昼寝をするなら、バギーに座ってもらう必要がある。そもそも、バギーを買ったのはこの「のっとれ!松代城」に彼を連れて行くことにしたからだ。
09:18
イベント会場に向かって歩いていく。
会場入り口にある、松代高校の駐車場は「会場に最も近い駐車場」として人気が高い。この駐車場に車を停めるのが目的で、わざわざ早く到着する人がいるくらいだ。
ひょっとして今年なら、まだスペースに空きがあるかもしれない。そう思って覗き込んでみたら、入り口の柱に「満車」という札が貼り付けてあった。さすがにこの駐車場はいつでも人気だ。
09:18
4年ぶりの会場。
毎年、ここに来るたびに「ああ、また来たなぁ」と僕は微笑んでしまう。決まった時期に必ず訪れているからだ。
今年も来たよ。今年は僕はレースに出ないけれど、家族を連れて戻ってきたよ。
毎年、この会場入口で確認するのが、雪の量だ。毎回、「あー、暖冬だね。去年より雪の量が少なくなっているよ」と仲間同士で話し合うのだけど、今年もやっぱり同じ感想だった。これまでの中でも、段違いで雪が少ない。
東京に住んでいると、暖冬という言葉はあまり馴染みがないし深刻さを感じない。でも、日本を代表する豪雪地帯であるこの地で、「雪が少ないなぁ・・・」と実感するので、さすがの僕でも心配になってくる。大丈夫か?地球。
09:21
今年は、「のっとれ!松代城」の受付方法がちょっと違う。
本来なら、レースにエントリーした人たちが集まる体育館の中に受付があるのだが、今回はその手前、体育館の入り口のところでアルコールによる手指消毒とスタッフによる検温があった。
ここで検温の結果、37.5度以上の体温だった人はレースに参加できない。
09:22
体育館の中に入ると、例年通りのレース出場者の受付があった。しかし、参加人数が昔と比べてかなり減っているので、受付の規模が小さくなっている。
今年はレースの募集開始が遅く、募集締め切りから大会本番までの期間が短かった。そのため、レース概要や「越後まつだい冬の陣」のイベントポスターが入った封書は参加者に送付されておらず、受付番号が書かれたハガキだけが送られてきている。イベントの詳細は公式webサイトを確認して欲しい、ということになっている。
かなり運営の簡略化を図っている。まだCOVID-19に関しては予断を許さない状況であり、参加者が罹患のため不参加となるだけでなく、主催者側もスタッフが罹患して運営に支障が出る可能性がある。また、パンデミックとなり大会の開催そのものが危ぶまれる可能性だって残っていた。だから、省略できる作業は極力省略しよう、という考え方を主催者はしているのだろう。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (11件)
エントリーしようかどうしようか思案した結果、今年ものっとれ!に馳せ参じることに決めました。
2023年はいしが出走しましたが、2024年はおかでんが出走します。(いしは弊息子タケと会場で過ごします)
今後、1年おきに夫婦が交代で走ることにしてはどうか、と考えています。
小さい子どもがいる家族が手軽に泊まれる宿が十日町にはないのが悩ましいところです。
結局、今年もお隣の六日町市に宿をとることになりました。