「のっとれ!松代城」の参加者に対して、受付の際に配布された資料。
タイムスケジュールと注意事項が書かれている。
僕はこのペーパーの存在を知らず、レース終了後にいしから見せてもらった。
昔のタイムスケジュールとかなり異なっていて、時間が短縮されているのでちょっとびっくりする。
昔の感覚でのんびり過ごしていたら、すぐに次の予定が始まって慌てることが何度かあった。
2023年のタイムスケジュールは以下のとおり。
10:15 競技説明:体育館内
10:30 入場:この時間までに体育館入口(階段下)に集合してください
10:40 開会式
11:05 スタート
12:45 競技終了:帰りは第2給水所付近からバスが出ます
13:35 集合:体育館入口(階段下)に集合してください
13:45 凱旋入場
14:00 表彰式・抽選会
11:05にレースが開始される、というのが最大の特徴だ。例年より30分以上早い。
それもこれも、今年は「歌舞伎者」部門の募集がされておらず、その人たちのステージパフォーマンスの時間が一切ないからだ。
入場からレース開始まで手際よくて、これは良いと思う。ただし、歌舞伎者部門はグループでの参加が多かったから、そういう人たちが今回レースに参加しなかったことで大会の参加者減少は起きたと思う。
COVID-19がまだ落ち着いていない時期でのイベント開催なので、できるだけイベントをスムーズに進めていこうという主催者側の考えがよく伝わってくるスケジュールだ。
この調子なら、本当に15時には全イベントが終了して解散、となりそうだ。
「15時終了といいながら、実際は16時くらいまで終わらないのでは?」と想像していたけど、主催者は本気で15時に終わらせる気だ。
レースに出場する人たちの待機場所であり、装備品が置いてある場所でもある体育館。
今年は募集定員の半分以下、226名のエントリーだったために装備品が並べられている配置の密度が薄い。
COVID-19以前は、ブリーフィングが開始されるまでの間、体育館の周囲をぐるっと走りながらウォーミングアップをしている人が何名もいた。本気で勝ちを狙っている選手だ。しかし今年はそういう人は見当たらなかった。
参加者に支給される装備品。
例年と一緒で、ゼッケン、タオル、ヘルメット、ビニール袋が用意されていた。
体育館の壁に貼ってある、「コース説明図」。
基本的にルートは例年とだいたい同じだ。しかし、コース上に設置された障害物が異なっている。
高さ数メートルの柱に張り巡らされた網をよじ登って乗り越えていく、「騎馬止め」という障害物は廃止になっていた。僕の推測だが、「数百名の人が網を掴んでよじ登っていくと、コロナウイルスの接触感染が心配される」ということで廃止にしたのかもしれない。
この「騎馬止め」はイベント会場の片隅に設けられており、会場にいる人たちにとって応援しやすい障害物だった。その障害物がなくなって見どころが減ってしまったので、かわりの障害物として雪の壁を乗り越えていく「馬落とし」という障害物が今年は会場内に移設された。これまではイベント会場からはほぼ見えない、崖下にあった障害物だった。
そのかわり、ソリに座って自分の手で前に進む、「堀越え」という障害物も廃止になっていた。これもまた、接触感染を気にしてのことだろう。
「越後まつだい冬の陣」会場。
会場に足を踏み入れて、最初に気づいたのが、屋台の数が昔と比べて減っているということだ。やはりまだこの手のイベントは本調子に戻っていないということだ。
今年の僕はレースに出ず、レース時間中はずっとこの会場内にいることになる。屋台が多いと嬉しかったのだけど、残念。でもこれは時代の情勢を考えるとしかたがないことだ。
屋台をひとつずつ写真撮影していく。2023年の記録として。
昔から変わらず出店しているところもあるし、初めて見るお店もある。昔お世話になったお店が今年は出店しておらず、残念に感じることもあった。イベントが3年間ブランクがあったので、いろいろなことが変化している。
この「越後まつだい冬の陣」は、「のっとれ!松代城」に参加する人たちによってもたらされる経済効果がかなり大きい。なにしろ、COVID-19流行前は500名近くがレースに参加していたわけで、屋台の収入やイベント全体の賑わいにかなり貢献していただろう。しかし今年はその半分の規模なので、経済規模が縮小してしまうのはやむを得ない。
ただ、レースに参加している人たちは、レースを終えて会場に戻ってみると飲食屋台で売り切れが続出しており、お目当ての料理が食べられないという体験をする。特に僕のようなほぼ最後にゴールに到着する人は、のんびりとイベント会場に戻ってみたら人だらけだし、屋台は行列だし、売り切れが多くて途方に暮れる。
ところが今年の僕は違う。レース開催中、会場にあまり人がいないうちにあれこれご飯を食べまくろう。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (11件)
エントリーしようかどうしようか思案した結果、今年ものっとれ!に馳せ参じることに決めました。
2023年はいしが出走しましたが、2024年はおかでんが出走します。(いしは弊息子タケと会場で過ごします)
今後、1年おきに夫婦が交代で走ることにしてはどうか、と考えています。
小さい子どもがいる家族が手軽に泊まれる宿が十日町にはないのが悩ましいところです。
結局、今年もお隣の六日町市に宿をとることになりました。