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昼下がり、牛タン妻の色情誘惑
牛タンの薫製を手に入れた。一本、まるごとのヤツだ。でかすぎる。子供の二の腕くらいの太さはあった。こんな立派な舌をもっていながら、牛ってのは毎日干し草くらいしか食べさせてもらえないのだから、つくづく不運な生き物だ。 しかし・・・こんなごっつ... -
これだから観光地ってやつは
旅行先で、帰りの電車の時間待ちをしていたら、「新そば」というのぼりがこちらに向かっておいでおいでをしていた。こちらも、そのお誘いに「うんうん行く行く」と呼応し、そのまま店にバキュームされてしまった。 お会計。名物「ちたけそば」1,200円也。... -
モロにキュウリではなかったか
知らなかった! 居酒屋の定番メニュー、「もろきゅう」ってのはそのものズバリきゅうりが出てくるので、「モロにきゅうり」って意味で名付けられたものだとばかり思っていた。しかし、つい最近「もろきゅう」というきゅうりの品種であるということが判明、... -
漢(おとこ)の世界
「立ち食いうどん」はなぜ「立ち食い」なのだろう。「食う」という言葉ってのは、ニホンゴにおいてあんまりきれいな言葉じゃない。田園調布のお嬢様が「昨日立ち食いうどんを頂戴しましてよ、ほほほ」なんて言うことはとても想像できない。そうか、だから... -
グルメが良貨を駆逐する
吉備団子を与えた事によって、犬・猿・キジを味方につけた桃太郎。彼らの活躍で鬼退治に成功した。ここで情けないのは、吉備団子以上の美味と快楽を提示し犬たちを誘惑できなかった鬼のふがいなさだ。 なんで吉備団子ごときで忠誠を誓った犬畜生に太刀打ち... -
フン転がしだっていいじゃない
アメリカに一週間滞在し、その食事のまずさに痛く感動してしまったおかでんである。って事で、このコーナーのネタになるような内容をたっぷりと仕入れてきたんだけどあえて公表はやめておこう。いずれ、まとめて掲載しようと思う。 まあ、それにしても食文... -
お客様満足の果てに
白木屋の話の続き。店員がオーダーを聞くとき、必ず跪いて「お客様と同じ目線の高さ」になっていたのには笑えた。まるで銀座やら赤坂やらにあるお店みたいだ。思わず「いい雰囲気だねえ、もう30分延長しようか」なんて言ってやろうかと思ったけど、まあ理... -
洋式便所がもたらしたもの
コンパの学生たち。お願いだから、トイレでくたばるのはやめてくれ。 考えると、昔はよかった。落とし便所だったからだ。トイレでちょっと気を許すと、ヒトとしての尊厳を一生取り戻せないような惨事が発生する。これじゃ、いくら酔っていてもトイレでは気... -
「畑の肉」って何ぞや
「畑の肉」なる食べ物を食べた。 この写真の右側が「畑の肉」。(ちなみに左側はザーサイ。間違えないように。) 見た目はほとんど牛肉の大和煮。で、味も大和煮の味だ。缶詰でこういうの、あるよなあ・・・ってヤツ。まあ、甘辛く煮付けてあるので、牛肉の... -
駆け抜けろ、夏
中山美穂が出演している、「一番絞り」のCMが今熱いのである。夏には「巾着なすぅぅー」と悶絶しながらぬか床をこねくり回す光景が全国のお茶の間に流れた。その独特の言い方にいい加減げっぷ気味になっていたら、今度は「鍋底だいくぉぉぉん」ときたもん... -
恍惚の湯けむりの中で
うどんやそばのつゆを全部飲むのは塩分とりすぎで体に悪い、なんてことはテレビ雑誌等でさんざん告知された話なので、ほぼ日本人全員に浸透した認識だと思う。しかし、しかし。なぜか鍋の残り汁で雑炊を作るだとかうどんを作るといったことに関しては、全... -
炒おにぎり
チャーハンを漢字で書くと炒飯。しかし、この料理が日本語に訳されると「焼きめし」になってしまうのはどういう事だろう。「焼く」と「炒める」を同じ行為だと昔の人は解釈していたのだろうか。では、逆に「焼おにぎり」ってのを「炒おにぎり」と表現して...