美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
-
チョーヒカル個展「SUPER FLASH GIRLS」@ヴァニラ画廊
「えっ?」と思わず二度見してしまう、インパクトある写真。 奇麗な若い女性の顔面が二つに割れ、それを太い糸で縫い合わせているもの。 顔がお面のようにぱかっと外れて、その隙間から中のメカが見えているもの。 いずれも、ペインティングによって見せて... -
FREAKS CIRCUS人形展「きみのつみ わたしのかみさま」@ヴァニラ画廊
オリジナルドールを展示している。 何の事前知識なく見て見たのだけど、両手両足が途中で途切れている人形だらけ。 しかも全部がうつろな目をしている。あと、女性ドールはほぼ裸で、あばらが浮いていてほんのわずかな胸の膨らみしかない。どこかに閉じ込... -
「そばにいる工芸」展@資生堂ギャラリー
錫の食器、陶器、照明など日常使い的な作品が陳列されている。 黄色や青の、シンプルな食器を見た時は、「なんだ、IKEAでこんなのをよく売ってるぜ!」と思った。 しかし、じっと観察していると、さすがに大量生産品のIKEAとは全然違う繊細さがある。なる... -
特別展「江戸からたどるマンガの旅~鳥羽絵・ポンチ・漫画~」@ 千代田区立日比谷図書文化館
日本の漫画の由来を探ると、大抵錦絵とか浮世絵という話になるが、古くは鳥獣戯画とか、洛中洛外図とかも漫画的である。 今回の展示は、「鳥羽絵」からスタートして、日本の漫画的技法の進化の過程をたどっている。 これがやっぱり面白い。 旧幕府軍と薩長... -
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第355回企画展 ノザイナー かたちと理由@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
「分かる」ということは、「分ける」に由来している・・・ということで、扇風機を分解して陳列し、「これは●●のための装置」と解説している展示とか、「動物の進化が枝分かれしていったみたいに、科学技術の枝分かれを模型展示とともに図示する」とか、面... -
アートセンター・アズ・ワールド・シチズン@トーキョーワンダーサイト本郷
たまたま通りすがったTWS本郷で、展示があったので覗いてみた。 がらんとしたスペースに、模造紙のような紙に記事が書かれ、壁にクリップ止めされているだけ。 ところこどころ、インタビュー動画を上映する小型の液晶ディスプレイがある。学祭でもここまで... -
特別展「松島 瑞巌寺と伊達政宗」@三井記念美術館
会期末が迫っていた「アートアクアリウム」を見るために日本橋まで行ったのだけど、大行列の入場待ちに嫌気が差して入場断念 。残念だけど、あまのじゃくな性格なので「人がウハウハ言ってるものには追随したくない」気持ちが強い。だからむしろ「見てやら... -
宇宙と芸術展@森美術館
宇宙という題材はいろいろな可能性があり、さぞや面白いアプローチがあるだろう・・・と期待していた。 しかし、キュレーターがフォーカスを絞り切れなかったらしく、ピンぼけしまくりな展示内容。どうした森美術館?というレベル。 なにしろ、いきなり両... -
後藤靖香展 「モディリアーニの古釘」@六本木ヒルズA/Dギャラリー
後藤靖香は、つい先日まで森美術館で開催されていた「六本木クロッシング2016展 -僕の身体、あなたの声-」で大きなスペースを与えられ展示されていたので印象的だ。 いや、名前なんて全然覚えていなかったのだけど、この絵柄はいっぺん見ると忘れられない... -
聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画@国立西洋美術館
国立西洋美術館が世界遺産になった直後は長蛇の列だったけど、今はさすがに落ち着いて元の風景に戻っている。 内容がよくわからないまま、「なんかやってる」というだけの理由でこの美術館を訪れてみた。 メッケネムってなんだ?程度の認識。 銅版画がずら... -
古代ギリシャ -時空を超えた旅-@東京国立博物館
紀元前の作品、というのをこれまであちこちで見てきて、その都度「それに比べて日本は縄文式土器だからなあ」と我が国の文化との対比をしたものだ。 今回、紀元前3,000年とかいう作品を見て、ただただ唖然とするしかない。 最初、「紀元前300年」と勘違い... -
ポンピドゥー・センター傑作展@東京都美術館
フランスのポンピドゥー・センターが収蔵する名品をいろいろ紹介している。 絵だけでなく、映像、彫刻、果ては音楽まであって展示がすごいカッコいい。 これまでの展覧会のように、四角く区切られた部屋の壁面に沿って展示を見ていくのではなく、大部屋を...