美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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爆発した芸術を散歩する
木版画に夢託して 第33回足立版画展@六町ミュージアム・フローラ
つくばエクスプレスの六町駅といえば、東京都足立区の最果ての地だ。 駅を下りると再開発されて建て直されたばかりの一戸建てがずらっと並ぶ。そして現在進行形で、広大な更地が広がっている。これからますます再開発が進むのだろう。ただし、住宅地として... -
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三分一博志展「風、水、太陽」@ TOTOギャラリー・間
三分一博志、という人の名前はどこかで聞いたことがあるけど心当たりがない。 特徴的な名前なので、どこかでこの人の建築物を見たことがあるのは間違いないけど、なんだろう?思いながら会場に行ってみた。 すると、なるほど、瀬戸内地方(特に岡山、広島、... -
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TWS-Emerging 2016 【第2期】@トーキョーワンダーサイト渋谷
トーキョーワンダーサイトは、新進気鋭と呼ぶべき作家の作品が展示されていて、訪れるたびに刺激を受ける。 並べられた作品には荒削りならではの面白さがあるし、迷いが含まれていて、見る側も困惑させられるのも面白い。 ただ、この日はルノワールの名画... -
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MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事@国立新美術館
三宅一生で連想するのは、「派手な色使いの、だぼだぼした布きれみたいな服」。 その印象はちょっと乱暴だけど、こんな服はさすがに町で着て歩けないだろ?という服のオンパレード。 むしろ清々しくて面白い。 会場内で展示されている作品を網羅的に紹介し... -
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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展@国立新美術館
ルノワールの絵というのは、いろいろな印象派の画家の中に紛れていてこそはっとさせられるのではないか?と思った。 ルノワール三昧なこの展覧会、とても癒やされる絵の数々でほっこりしたが、正直お腹いっぱいになった。 中には、「あれ?つい最近、別の... -
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原安三郎コレクション 広重ビビッド@サントリー美術館
歌川広重の作品は、以前太田記念美術館で「広重ブルー」というタイトルで見た気がする。 とにかく、独特の深い青色が美しい。だからこそ、色が付いていない余白が映える。 それにしても広重のアングルの面白いことよ。 「船に乗っている芸妓さんが手前に描... -
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ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞@Bunkamuraザ・ミュージアム
歌舞伎役者や芸妓を描いた浮世絵多数。 歌舞伎で「見得を切る」ときに寄り目にする、という技術があるが、浮世絵で描かれている男性たちはみな右の黒目と左の黒目が別々の方向を向いている。ぱっと見、不気味なのだが、これが当時とてもクールだったんだろ... -
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雑貨展@21_21 DESIGN SIGHT
21_21 DESIGN SIGHTはエッジが立ったデザイン系展覧会をよくやっているが、その分自分にはしっくりこない展覧会、というのも結構出てくる。これはもう、人それぞれの好みなのでどうしようもないことだ。 雑貨展。いわゆる「荒物屋」で売っていたような品物... -
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特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」@東京国立博物館
アフガニスタン、という国に対してはあまり印象がない。「ランボー 怒りのアフガン」か、タリバンに石仏が爆破された国、というくらいだ。 しかし、昔はかなり東西交易などで栄えたようで、2000年以上前の装飾品なのにかなり精巧で驚かされる。 当時どうや... -
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人造乙女美術館 オリエント工業×日本美術@バニラ画廊
以前バニラ画廊では、オリエント工業のラブドールを展示していたことがあり、僕はそれに衝撃を受けたものだ。 すげえ!と。欲しい!とはさすがに思わなかったけど。 今回、またラブドール展示があるということだったので、行ってみた。 場所が銀座とはいえ... -
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REVALUE NIPPON PROJECT 中田英寿が出会った日本工芸@ パナソニック汐留ミュージアム
サッカー日本代表として有名だった中田英寿の名前を冠した展覧会。 彼はサッカー引退後、一体何をやってる人なのかよくわからない。なのである種の胡散臭さを感じさせるのだが、実際はこんなクリエイティブな事をやっていたとは。 しかし、展覧会名に「中... -
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ハラドキュメンツ10 佐藤雅晴―東京尾行@原美術館
何気ない風景の映像の一部分をきっちりアニメーションでトレースして置き換えた作品群。 これ、なにげにすごい。 たとえば、渋谷の交差点を行き交う人の動画なんだけど、その数多くの人の一人だけがアニメーションに置き換わっている。 そのキャラクターは...