まるでお寺!神秘的な宿に泊まる【新鹿沢温泉】

見れば見るほど惚れ惚れする鹿澤館外観

18:30
夕食を食べに出かけることにする。

宿は夕食の用意がないので、食べにいかないといけない。車でしばらく行ったところにある入浴施設に食堂が併設されていて、そこで食べるのがよさそうだった。ちょっと車でお出かけだ。

夕方になると、外は霧が立ちこめてきた。

館内を探検したあと、改めてこうやって建物の外観を見ると、その迫力を改めて実感する。

建物の内部構造は理解出来ているので、「ああ、あそこがこれか」と館内図と対比できる。

正面玄関から見上げた二階部分は、大広間と「信じられないくらいに狭い廊下」を通り抜けた先にある部屋だ。部屋はカーテンが閉まっている。やはり人は利用していないらしい。

大広間は、窓際ギリギリまで畳敷きになっているわけではない。障子があって、その外側に廊下部分がある。はるか昔は、ガラス窓なんてなくて、開放的な外廊下の作りだったのかな?などとあれこれ想像する。

窓枠の作りが独特な建物だけど、そのほかにもあちこちに意匠が凝らされている。

1階のひさしを支える柱のデザインが独特だし、1階には丸窓がある。

この建物が建てられたのがいつなのかは不明だけど、かなり栄華を誇っていたはずだ。

鹿澤館角部屋

大広間を外から見上げる。

広間をぐるっと取り囲むように、廊下がある様子がうかがえる。

大広間の舞台裏にも客室がある、というのが避難経路図に書き込まれていたけど、その部屋にも通じているのだろうか?

鹿澤館の半地下

地下室もある。物置として使っているようだ。

霧煙る新鹿沢温泉

そもそも、通りに面した正門から建物までに広大な敷地がある。

他の宿も同じような作りだったら、「なるほどこのあたりはそういう文化なのだな」と納得するのだけど、この宿だけが特殊だ。

そりゃあ、団体なら200名まで収容可能、という宿だ。大型バスでやってくるお客様にも対応できるように大きな駐車場スペースを確保しなくちゃいけない。その名残・・・なのか?よくわからない。2016年時点では、「名残」と呼べるものは特に残っていないようだ。

立ち寄り湯もある

我々が泊まっている宿「鹿澤館」にほど近いところに、「とべの湯」という日帰り入浴施設があった。鹿沢温泉のお湯を楽しみたければ、こちらにどうぞ。露天風呂、貸し切り風呂もあるようだ。

(つづく)

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