13:43
「ふるさとの草笛」というお店でお昼ご飯を食べた。
本来なら、「蕎麦喰い人種行動観察」にレポートが載っていないといけないんだけど、うっかり書き漏らしてしまったようだ。記録が残っていない。
くるみ蕎麦。これがノーマルサイズ(930円)なのか、中盛(+300円)なのかは覚えていない。大盛(+450円)は頼んでいないはずだ。
草笛、といえば小諸にあるお店が有名だけど、ここはどうなのだろう?蕎麦が盛られている桶のような器は、小諸の草笛と似ている。
このお店の特徴は、雷電為右衛門のふるさと・東御市ということもあって、「為右衛門そば」という大盛りメニューが存在することだ。肉やら天ぷらやらがてんこ盛りの蕎麦で、横綱が3,000円、サイズ違いで大関、小結というのがある(2015年当時の価格。現在は値上がりしている)。
草笛のお店のすぐ隣に、「蜂天国」というのがあった。
入館料、無料・・・と書いてあって、駐車場入口には巨大な蜂の像が立っている。正直、気持ち悪い。
無料だし、どうしようかな・・・と思って立ち尽くしていたら、通りすがりの見知らぬおっちゃんが「ここはやめたほうがいいよ!」と一言僕らに告げて、立ち去っていった。
なんだなんだ?
単なる「昼からお酒を飲んで酔っ払ったおっちゃん」なのか、それとも本当にここはやめたほうがいいのか、よくわからない。
でも、その一言がきっかけで、僕らは中に入るのをやめた。
熱さでぐったりするレトリバー犬。
ご主人様が草笛で蕎麦を手繰って涼を得ている間、この犬は車に繋がれてひたすら待機だ。なにしろ、黒い毛の色なので直射日光は相当こたえるだろう。日陰の地べたに横たわり、ひたすら耐え忍んでいた。
15:18
この旅最後の立ち寄り地は、「ハローアニマル」という施設。
名前は動物園のようだ。まあ、間違ってはいないのだけど、正式名称は「長野県動物愛護センター」。
トイレが猫型でかわいい。
つまりは、保護された犬や猫を中心とした施設。
野良だったり、飼い主による虐待による保護だったり、飼い主がいなくなったり、いろいろな事情で保護せざるをえなかった動物がここにいる。
観光ガイドにも載っている場所で、ガイドにはさも「ふれあい動物園」であるかのような書き方がされているものもあるが、そこまで愉快なバックボーンではない。
施設の趣旨としては、動物とふれあうことで動物愛護精神を養って欲しい、というものだ。保護されている猫の譲渡も、行われている。
結構立派な施設。
檻の中に犬がいたりする。
猫もいる。
気のせいかもしれないが、保護された動物たちは心なしか顔つきが怖い気がする。どういう経緯でここに連れてこられたのだろう?
オチがないけれど、そんなわけでこの旅は終わり。
それにしても、鹿澤館の神秘的な空間は圧倒的だった。すごいものを見た、という記憶がしっかりと植え付けられた。ああいう宿が、まだまだ日本にはあちこちにあるのだろう。いずれ、そういうのを巡ってみたいものだ。
(この項おわり)
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