まるでお寺!神秘的な宿に泊まる【新鹿沢温泉】

2016年07月17日(日) 2日目

朝

7:33
夜が明けた。老舗感たっぷりの宿に、我々だけ?の宿泊で、ちょっとだけ緊張感ある一晩だった。

外を見ると、相変わらず霧が出ている。

外を見ると、なにやら街灯のようなものが見える。今となっては草に覆われてしまっているけど、昔は何かがあったらしい。テニスコートでもあったのだろうか。明らかに整地された気配がある。畑・・・じゃないよな?作物が育ちすぎて、今じゃこんなに自然豊かになりました、ってそんなバカな。

食堂の電気が点いていた

08:02
昨晩はついたてで仕切られ、近寄ることができなかった食堂。今朝は、ついたてが撤去され、食堂の看板に明かりがついていた。

この明かりが、「あっ、人の気配だ!」ということで何やらほっとさせられた。

鹿澤館食堂

さすがに食堂は、二階の大広間でどうぞ!というわけにはいかないよな。

あの大広間で、僕らだけで食事・・・って、面白いシチュエーションだけどちょっと嫌だ。そもそも、宿の人だって、料理を二階に運び上げるのが大変だ。厨房は一階にあるんだから。

鹿澤館食堂

食堂は、畳敷きというわけではなく、机と椅子だった。

椅子のデザインからして、レトロ感を強く感じる。

食堂の奥に、意味深な?白い布がカーテンのようにかかっている。何だろう、と思って隙間から向こうを覗いてみたら、単なる空間だった。

どうも、元々は広い食堂だったらしい。でも、そんな広さはいらないので、布で食堂をしきり、狭くしたということのようだった。

夏はともかく、冬の場合、だだっ広いとひたすら寒い。

見ろ、夏でもストーブが出しっぱなしだ。これは単に片付けるのがおっくうだから、というわけではなさそうだ。7月だというのに、朝夕はずいぶんと涼しい。この調子だと、一年の大半はストーブが活躍することになりそうだ。

鹿澤館の朝食

鹿澤館の朝食。

一泊朝食付き5,500円の宿なので、これだけの皿数が出てくるとむしろ恐縮してしまう。

派手な旅館料理といったものは全くなく、家庭料理っぽい・・・いや、バカを言うな。どこの家庭で、朝ご飯に「目玉焼きと、焼き鮭」の両方が出てくる?これは、プロレスで言うところの「ダブルメインイベント」興業というやつで、大変にありがたいことだ。

鹿澤館食堂の卓上調味料

もちろん、嬬恋ということもあって目玉焼きの皿には新鮮なキャベツの千切りが添えられている。

昨日、あれだけ広大なキャベツ畑を見たので、当分は一日三食キャベツの千切りでもいいくらい、キャベツに肩入れをしている状態。

そんな僕らの心境を察してか、卓上の調味料置きには、ソースや醤油、爪楊枝と並んでサラダ用のごまドレッシングが置いてあった。

キャベツ1玉のお土産付き

それだけじゃない。

食堂の出入り口には、意味深なキャベツが入ったビニール袋が。

宿の方から、「お土産にどうぞ」と言われた。うわあ、本当ですか。ありがたいなあ。

まさか、温泉旅館に泊まったら、無料でキャベツ1玉のお土産がついてくるとは。

この宿、怖いとかほこりっぽいとか僕はあれこれ書いたけど、スゲエ建物だし、温泉はガチだし、一泊素泊まりだと4,500円、朝食付きで5,500円だ。こんないい宿はなかなか無いぞ。女性受けはあまりよくないかもしれないけど、ぜひどうぞ。お薦めだ。(こうでも書いてないと、廃業してしまいそうなので、ちょっとは宿を盛り上げたい)

(つづく)

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