終バスまでに下れ【両神山】

自販機

17:04
おや!登山口目の前に、自販機があるよ。おいでおいでをしているよ。

下山者ホイホイではないか、これでは。

ちょうど冷えた飲み物をぐいーっと一杯、やりたかったところだったんだ。これはもう、飲むしかあるまい!

ええと、財布財布。

山の中にいると、財布は落とさないように・ぬらさないようにとザックの奥にしまってしまう。なにせ、取り出しやすいところにあっても使い道がないからだ。なので、いざ財布を使おうとするとゴソゴソとしなくちゃいけなくなる。

自販機アップ

自動販売機の飲み物たち。

ペットボトルが160円なので、一般的な価格からしたらやや高くなっている。需要と供給、というのはこういうことなのだよ!高くても、買う人は買うッ!

炭酸がきいたヤツが欲しかったので、一発ここはCCレモンで。

いくつかの飲み物で売り切れランプが点灯していたけど、全てが缶コーヒーだった。缶コーヒー、そんなに人気なのだろうか?このあたりで作業をする、肉体労働者が買っていったのだろうか?人それぞれだとは思うが、少なくとも僕においては「下山してのどを潤すのにコーヒー」というのは思いつかない。

CCレモンがぶ飲み

そんなわけで、CCレモンを飲んでご満悦なおかでん。うひゃーッ、と思わず声を上げてしまった。しかも高らかに。ちょっと恥ずかしい。

でも、後から下山してきた女性の登山客も、ここでジュースを買って「あー!」と声を発していた。やっぱりみんなそうなるんだよ、きっと。

日向大谷バス停

17:02
バス停には、数名の人が列を作っていた。駐車場には車が一台だけ。その車も、今まさに撤収準備の真っ最中で、もうじきこの地を去るのだろう。逆に、ここに車が停まりっぱなしだったら、遭難を心配しなくちゃいけなくなる事案だ。

それにしても静かなもんだ、バス停に行列ができているといってもこの程度。1本前の15時の便にどれだけの人が乗ったのかは知らないけど、9月の土曜日でたったこれだけの人しかいない。東京から近い埼玉県の百名山だけど、案外やってくる人は少ないらしい。

ズボンが破れた

17:06
滑落した際に右腕を怪我したのだけど、あわせてカーゴパンツの右側も裂けてしまった。右太もものポケットにはスマホが入っていたのだけど、そのポケットがザックリ。中のスマホも、液晶画面にガッと傷が入っていた。

ありゃー、と頭を抱えてしまったが、保護フィルムを剥がしてみたら傷がついていたのはフィルム部分だけだった。良かった!命拾いした!

保護フィルムは100円ショップで買ったありあわせのものだったんだけど、張って損はないのだな。もしフィルムを貼っていなかったら、多分液晶が割れていたと思う。ありがとうダイソー。

靴

今頃になって気がついたんだが、登山靴の紐をちゃんと結んでいなかった。道理で歩きにくいわけだ。

登山靴はハイカットになっていて、足首をガッチリとロックしてくれる働きがある。しかしその分、平地で歩いたり、靴の着脱は苦手。だから、普段山に分け入る時以外は、足首の上までは紐を縛らず、もっと低い位置で縛るようにしている。しかも着脱しやすいように、ゆるめに縛っておく。

・・・そのまま山に登っていたわけだ。今更気がつくなよ、遅せーよ。

バスがやってきた

17:11
三峰口行きのバス到着。乗車したのは10人いたかいないかくらい。

出発時刻になってもしばらく待機し、「もうこれ以上下りてくる人はいないかな?」と登山道方面を運転手さんは気にしていた。この便を逃すと、もう今日中に都心に戻るのが難しくなってくるからだ。多分もう大丈夫、というのを確認した後、バスは出発した。

三峰口駅

18:12
バスは途中、薬師の湯でお客さんを大量に下ろしたのちに三峰口に到着。

大半のお客さんが薬師の湯で乗り継ぎ乗車券を受け取りつつ下車し、三峰口に向かったのは自分を入れて2名か3名くらいしかいなかった。どうやら、ちゃんとバス時刻表をチェックしていれば、薬師の湯経由で西武秩父駅行きにバスを乗り継いだ方が早くて安かったようだ。

秩父鉄道乗車券

都心に戻るには、西武秩父から西武秩父線・池袋線で池袋に出るのが最短だ。往路に使ったルートだ。しかし、行きと帰りで同じ道を使うのはなんだか悔しいので、今回は違うルートで帰ることにした。

寄居まで秩父鉄道で行って、そこから東武東上線に乗って川越経由で池袋に出る、という手がある。

ぐいーっと秩父鉄道を進み、熊谷まで行って、JR高崎線で上野を目指す、という手もある。

でもこうなったらやけくそだ、今ここが秩父鉄道の端っこ・三峰口なんだから、もう片方の端っこである羽生まで行って、そこから東武伊勢崎線で北千住を目指してしまえ。

きっぷ売り場で、「おう、この路線で一番高いチケットよこせや」と言いつつ(誇張表現含む)、入手したのが1,050円のチケット。これで端から端まで乗り通すことができる。

秩父鉄道・主な駅の所要時間

わおう、羽生まで110分だって。約2時間じゃないか。トイレ、我慢できるだろうか?

なにせ、バスの到着から電車の発車まで時間が全然なかった。トイレに立ち寄る暇なんてないので、電車に飛び乗る有様。もし漏らしてしまったら、ごめん秩父鉄道。

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